超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカーやキャンプなどはしません(できません)・・・。公共交通機関ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【イスラエル】キリスト教の聖地だから行ってみたかった。イスラエルとパレスチナ自治区(9日間)

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2019年4月。イースターの休みを利用して、キリスト教発祥の地であるイスラエル、そしてパレスチナ自治区に行ってくることにしました。

 

目次

 

エルサレムと周辺のキリストゆかりの地

キリスト教キリスト教芸術、教会建築などが好きです。ヨーロッパ各地でいろんなタイプの教会建築を見たり、聖遺物を見たり、宗教画を見たりしてきました。

芸術はその土地の気候や自然や社会環境を踏まえて発展するもの。今ヨーロッパで見られる壮麗な宗教建築や宗教画の背景は、ヨーロッパの風土が土台となってます。でもキリスト教が生まれた中東の風土はヨーロッパとは大分異なるはずで、その土地や環境にすごく興味がありました。

ということで、いつか行ってみたいと思っていたキリスト教発祥の地、エルサレムとその周辺を見に行くことを決めました。

気になるのはイエス・キリストゆかりの土地。産まれてから死ぬまでの巡礼地を見てみたら、ざっと以下のような感じでした。

ナザレ(Nazareth)

f:id:tabikichi:20190501220555j:plainNazareth « See The Holy Land

イエス・キリストが生まれる前、聖母マリアが住んでいたところ。それから、絵画で有名な受胎告知があったところです。

聖母マリアが受胎告知を受けたと言われている洞窟の場所に、立派な受胎告知教会が建てられて、巡礼地となってます。

ベツレヘム(Bethlehem)

f:id:tabikichi:20190501220745j:plainBethlehem « See The Holy Land

イエス・キリストが生まれたところ。生まれた場所には、聖誕教会という立派な教会が建てられて、巡礼地となっています。ギリシャ正教会アルメニア正教会による共同管理。隣接してカトリック教会と、フランシスコ会修道院があります。

ヨルダン川(Jordan River)

f:id:tabikichi:20190501220341j:plainJordan River « See The Holy Land

イエス・キリストが洗礼者ヨハネから洗礼を受けた川。ヨルダン川は隣国ヨルダンとの国境でもあります。現在、イスラエル側のヨルダン川でも洗礼を受けられる場所がいくつかあるみたいですが、「イエスが洗礼を受けた場所」として世界遺産登録されているのは、イスラエルではなく、ヨルダン側にあります。

ジェリコ(Jericho)

f:id:tabikichi:20190501221030j:plainMount of Temptation « See The Holy Land

洗礼を受けた後のイエス・キリストが、40日間荒野で修行し、悪魔の誘惑を退けた場所。修行した場所には、誘惑の山修道院と呼ばれる修道院が建てられ、巡礼地となっています。ギリシャ正教会修道院です。

ガリラヤ湖畔(Sea of Galilee)

f:id:tabikichi:20190501221421j:plainSea of Galilee « See The Holy Land

ガリラヤ湖畔は、キリストが説教をして回ったところ。山上で説教したと言われる場所には山上の垂訓教会、パンと魚を増やしたという奇跡の場所には、その名もパンの奇跡の教会、が建てられ、巡礼地となっています。

マグダラのマリアで知られている村、ミグダルもこの湖畔沿いにあります。

エルサレム(Jerusalem)

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イエス・キリストの一生の中でもクライマックスがこの街に集中してます。

最後の晩餐・ゲッセマネの園での連行・判決からゴルゴダの丘までの道・処刑、そしてイエスの墓と復活の場所、さらに復活から40日後に昇天した場所など。

キリストの墓のある場所には聖墳墓教会という立派な教会が建てられ、特に有名な巡礼地となっています。ギリシャ正教会アルメニア正教会カトリックエチオピア正教会シリア正教会コプト正教会が共同管理しています。

 

聖地だけど、外側は新しい

事前に調べてみて思ったのは、これらキリストの聖地の場所に建てられている建造物が、必ずしも全部が全部、古くからあるものではないってことです。

全く由緒がないわけではなく、聖地とされた場所はだいたい、4~6世紀頃、ビザンティン教会が建てられています。

でもその後アラブの領土になった時代に破壊され、十字軍時代にいったん立て直され、その後再びアラブ領土となり・・・という風に、連続した管理がされておらず、建造物としては残っていないものが多いみたいなのです。

なので、比較的最近になってから修復されたり建て直されたりしたものが多いです。ものによっては20世紀になってから建てられたものも。

核となる聖地そのもの(洞窟や石棺、岩など)は古くからあるようですが、それを取り囲む「ガワ」が、新しい。

f:id:tabikichi:20190502050043j:plainChurch of the Annunciation « See The Holy Land

新しい教会の例:ナザレの受胎告知教会。1969年の完成。近代的な巨大なドームの真下にマリアが受胎告知を受けたという洞窟があり、その周りに5世紀の教会のモザイクも残っている。

とにかく古くて保存状態の良いものに感動するタイプの自分にとっては、スピリチュアル感度を全開にしておく必要がありそう。

「ここが・・・あの、イエスの生まれた場所!」とか思うようにしないと、見ただけじゃ「へー」で終わるものも多そうです。

そこで、イスラエル旅行前に以下の本を読んでから行きました。

イエスの生涯 (新潮文庫)

イエスの生涯 (新潮文庫)

 

これは面白かったです!イスラエルのいろんな地名が出てくるし、イエス・キリストという人物に親近感が沸いてくるので、是非ともおススメ。読みやすいし。

キリストの誕生 (新潮文庫)

キリストの誕生 (新潮文庫)

 

こっちは、イエス処刑後、弟子たちが頑張って宗教にした、という話。キリスト教のことを一部で「パウロ教」と揶揄されるのも納得の内容でした。 

 

イスラエルの自然遺産

キリスト教が好きなので、そっちに着目したイスラエルですが、ガイドブックやインターネットを見ると、自然遺産も面白そう。

ネゲブ砂漠

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イスラエル南部に広がる砂漠地帯。現地ツアーじゃないと行けない場所です。ひたすら荒野ってところにあこがれる。

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拠点となるベエル・シェバ(Beer Sheva)や、ミツペー・ラモーン(Mitzpe Ramon)から行けるようです。遺跡もあるみたい。

死海

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塩分濃度が高すぎて、体がぷかぷか浮く場所。エルサレムからもアクセスしやすいみたいです。20世紀になってから発見された、死海文書ともいわれるクムラン文書は、この死海の西北部にある街、クムランで発見されたもの。

 

観光日程と宿泊地

砂漠なんかも気になるけど、やっぱりキリスト教ゆかりの場所をじっくり回ることにしました。9日間の予定はこのような感じ。

1日目(金)18:25テルアビブ空港着
2日目(土)日帰りベツレヘム観光
3日目(日)エルサレム観光1
4日目(月)エルサレム観光2
5日目(火)ガリラヤ湖畔観光
6日目(水)ナザレ観光
7日目(木)日帰りジェリコ観光
8日目(金)エルサレム観光3
9日目(土)15:40テルアビブ空港発

途中、ティベリアに1泊して、ガリラヤ湖畔とナザレを観光します。ティベリアに行く日は天気予報を見て決めました。

エルサレムの宿泊地・前半はここ。旧市街にもバスステーションにも歩いて行ける好立地です。

この旅行で使ったホテルで一番良かったです!床が冷たいけど、広くて清潔で使いやすい。


ティベリアはアパートメントやB&Bの方が多かったのですが、すぐチェックインして観光に出発できるように、数少ないホテルにしました。


エルサレムの宿泊地・後半は、前半のホテルが満室だったため、イビスにしました。


ちなみにイスラエルユダヤ教の国。

金曜の日没から土曜の日没までは、安息日という厳格な休日があり、その日はバスも走らないし、お店も開いていません。

安息日の入出国の状況や、エルサレムから他の街への行き方などは、次の記事で。

 

(続く)

イスラエル ――民族復活の歴史



イスラエル旅行計画、出入国・移動体験記≫

  1. キリスト教の聖地だから行ってみたかった。イスラエルとパレスチナ自治区 ⇐今ココ
  2. テルアビブ空港、安息日の入出国体験記
  3. エルサレムからベツレヘム、ジェリコへの行き方
  4. エルサレムからティベリア、そこからナザレへの行き方

イスラエル旅行記

  1. ベツレヘムでキリスト聖誕の地を観光
  2. ベツレヘムで舌打ちされ、エルサレムでチップが足りないと言われるの巻
  3. 荒野のオアシスの街、ジェリコ
  4. カオス!エルサレム旧市街・・・癖の強い宗教人が集まる街
  5. エルサレム城壁とオリーブ山ウォーキング
  6. ヴィア・ドロローサを辿る。聖地巡礼はアイテム集めのゲーム感覚
  7. 程よい田舎感。ティベリアから行くガリラヤ湖畔の教会
  8. 受胎告知の地、ナザレ観光とカフェ
  9. 聖墳墓教会と神殿の丘。異なる宗教の同一の聖地をまざまざと体感
  10. 安息日の新市街観光・イスラエル博物館と十字架の教会