超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ウズベキスタン旅行記】9:新市街や絨毯工房、街ブラ旅行記。サマルカンド3日目&4日目

サマルカンドブルーを見たくてやってきたウズベキスタン旅行。サマルカンドの名所を見つくした後、サマルカンド最終日まで過ごした観光記です。

 

目次

 

 

 

普通の街のサマルカンド

サマルカンド3日目。観光名所は見てしまったので、3日目は新市街の方に行ってみようと思います。まずはサマルカンド料理を食べに、観光地ではない普通の街を通り抜けるルートを歩く。

このあたりは大き目の道路と商店街の風景。

羊肉とひよこ豆の煮込み料理

サマルカンドの料理で、Nohat shorak(ノハットシュラック)というひよこ豆と羊肉の煮込み料理があるそうです。

ひよこ豆は大好物。(自分用にひよこ豆の缶詰を買ってきてスプーンをつっこんで直で食べるくらい。)それから羊肉も大好物。(ビーフかラムか選べたら必ずラムを選ぶくらい。)

この大好物2つを使った煮込み料理がサマルカンド名物だそう。そんなの、美味しくないわけがない。

まずはサラダと緑茶。緑茶はどこで飲んでもほんと美味しい。野菜も新鮮で美味しいです!

それからこちらがNohat shorak 汁なし煮込みバージョン、スープ付き。

美味しいです!スプーンでほろほろに骨から外れる肉。肉のうま味がしみ込んだひよこ豆。油をさっぱりさせてくれるしゃきしゃき生玉ねぎとハーブ。食べる手が止まりません。

そしてこっちがスープタイプ。

これも染みる味!美味しいです!汁物は疲れたときや食欲があまりないときにありがたいですよね・・・ほろほろのお肉、ほくほくの豆と熱々のスープ。うまい。

どっちもすごく美味しかったです。身近に店があれば通いたい。。。

ちなみに同行者(羊そこまで得意ではない)によると、汁なしはかなりいけるがスープタイプは匂いがちょっと厳しいかもというコメントをいただきました。個人的にはサマルカンドのベスト料理でした。

maps.app.goo.gl

郷土史博物館・ジュイッシュ博物館

食後はYandexタクシーを使って、新市街にある郷土史博物館へ行きました。

サマルカンド旧市街の一大観光地エリアと比べると、けっこう老朽化が激しくて古い感じの博物館でした。

英語の説明はあったりなかったりしました。

これは19世紀のサマルカンドの門の錠前と鍵。

郷土史博物館、なので昔の民家の一室の再現なんかもありました。

それからここの博物館は同じ敷地内にウズベクJewish博物館というのがあります。

そっちの方はたぶんアメリカのユダヤ人財団とかがお金を供出しているのでしょう・・・展示の説明やパネルなど、お金のかけられっぷりが郷土史博物館とギャップがあって印象的でした。

シナゴーグだった建物でしょうか。

2階席と、2階席から見下ろすホール。装飾が美しいです。

サマルカンドユダヤコミュニティの新聞。

封蝋の上から押すやつと、新生児割礼用のナイフなど。

新市街とカフェ

サマルカンドの新市街は帝政ロシア時代の街並み。街の作りが完全にヨーロッパでした。

ショッピングセンターの向かいに現代的なカフェがあったので入ってみました。

中もおしゃれカフェの雰囲気出てます。

コーヒーで一息。

コーヒー美味しかったです。けどやっぱりこの国で出される緑茶の美味しさにはかなわない気がする。

 

セントラルパークとティムール像

広いセントラルパークを歩いて、ホテルまでの道を戻ります。

この背中はアミール・ティムールの巨大像の後ろ姿。

横姿。

正面お姿です!

威厳ありますね。

顔はやっぱりあの肖像画。↓ あの肖像画

 

サマルカンド絨毯工房に行こう

4日目最終日は夕方18:32の電車に乗るので、10時に活動を開始しても8時間の観光時間があります。

昼までゆっくりして、午後はブハラ・サマルカンド・シルクカーペットという名前のカーペット工房に行ってみることにしました。場所は観光地から少し外れた川沿いです。



イスラム・カリモフ通りを右折

観光客で賑わうレギスタン広場を通り過ぎ、イスラム・カリモフ通りの右側の、こんなドアがあるところを右折しました。グーグルマップの示すとおりに歩きます。

中に入ると住宅街。

電柱に電線、ガス管か水道管が縦横に走る、住宅街っぽい住宅街です。歩くこと20分~30分くらいで、到着しました。

ブハラ・サマルカンド・シルクカーペット

特に予約とかせずにふらっと入ったんですけど、創業者の孫だという人が声をかけてくれて、最初から最後までガイドしてくれました。他の観光客はみな団体ツアーで、必ずガイドがついてました。

入った中庭では染められた糸が天日干しされていて、壮観です。染料は工房の庭に植えられている天然の植物材料しか使わないのだ、という説明。

この創業者一族はアフガニスタンに住んでいたトルクメニスタン人で、祖父の代(20世紀の始めごろ)にサマルカンドに移住してきたのだそう。それまでウズベキスタンではシルクカーペットは作られていなかったが、この一族が製作を始めて、今ではほかの業者も真似して作っている。。。ということでした。

ブハラのカーペット店で、ブハラの伝統パターンのカーペットを見たが?と聞くと、ブハラの伝統パターンはもともとトルクメニスタンのものだ、という。

どうもウズベキスタン発祥の絨毯というものはないみたいです。

工房も見せてもらいました。

実際の作業も自ら再現してくれました。たくさんの縦糸の隙間に、シルクの色糸を通して固く結び、結び目の先をカット。平面のように見えるカーペットはすべてが短くカットされた結び目の糸の先で構成されている。絨毯の構造を初めて知りました。

これは時間がかかるわけです。

ほかにも手織りと機械織りの見分け方、イランのシルクカーペット(いわゆるペルシャ絨毯)は手織りのものは国内から出さない、ウズベキスタンで売られているペルシャ絨毯は全部機械織りだ、とかそういう細かい情報も教えてくれました。

最後の方の壁に、ここを訪れた世界の国家元首や有名人の写真コーナーがあって、日本人は小泉元総理大臣の写真がありました。

最後にお土産コーナーもあります。工房の人としてはむしろここからが本番なのかもしれませんが。なかなか面白い体験ができて楽しかったです。

 

サマルカンドの街並み

印象に残ったサマルカンドの街並み写真です。

サマルカンドの住宅は、壁に模様が描いてある。

サマルカンドだけなのでしょうか。ブハラでは見たことなかったものです。かわいいし、目印になる。

中国のお下がりらしいバス

下の写真は新市街のバス。

なんでこれを撮ったかというと、写真にはうまく写りませんでしたが、後ろの電光掲示板に漢字が表示されてたからです。確か「右折」とかそんな漢字が書いてあった。中国のおさがりか!と思って撮りました。

カラー鳩

これはレギスタン広場の近くで売られていた(?)カラーひよこ、ではなくカラー鳩。商品なのかどうかわかりませんが。。。鳩だと思うけどどうでしょう。多分人為的に色付けてる鳥、ですよね。

ウズベキの野鳥

これはウズベキスタン各所で見た、街の野鳥。名前がわからない。

雀より人慣れしてるけど、群れずに2匹とかのつがいっぽいペアで行動してて、鳩よりも頭良さそうでした。ショブバザールですばしっこくドライフルーツをつまみ食いしてたヤツです。


タシケント

そんなこんなで、ほぼ4日間、サマルカンドをたっぷり堪能して、タシケントに移動します。次が最後の街。アフラシヨブ号で向かいます。

 

 

(続く)