超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ウズベキスタン旅行記】6:これがサマルカンド・・・!規模と装飾に圧倒される、壮大な建造物を見て歩く1日目

サマルカンドブルーとかの壮麗なイスラム装飾が見たくて、中央アジアウズベキスタンに行きました。ヒヴァ→ブハラ→と移動してきて、いよいよメインイベント、サマルカンド。歩いて行けるとこまで行ってみた1日目は、グーリ・アミール廟〜ビビハニム・モスクまで。

 

目次

 

 

 

サマルカンド到着

朝8時くらいにサマルカンドの駅に到着しました。思ってたより全然大きな駅。

なんか市内をトラムが走ってるし・・・道幅は広いし・・・街並みはヨーロッパ風だし・・・思ってたより全然都会でした!サマルカンド

ホテルにエクストラで料金を払ってアーリーチェックイン。アーリーチェックイン特典の朝食(オムレツなど)を食べたら、さっそく観光にでかけます。

www.booking.com

サマルカンドの歩き方

サマルカンドの有名観光地はこんな感じの位置関係。とりあえずホテル(★マーク)から、行けるところまで歩いてみようと思ったら、ビビハニムモスクのところで時間的・体力的に打ち止めになりました。

 

アミール・ティムール廟周辺

サマルカンドで見た建築物は、どれも間違いなくウズベキスタン旅行中で一番状態が良くて、豪華。うんちくとか能書きとかなしに、見ただけで感動できる圧倒的建築物でした。

アクサライ

いきなり上の地図に載ってない場所なんですが、ホテルのすぐ近く、住宅街の中に地味な感じで建ってました。

アミール廟にしてはずいぶん地味だな・・・?と思ったらやっぱり違かった。

中です。

お、おお・・・?! 中と外のギャップが凄くてびっくりしました。

万華鏡みたいな天井ドーム内側が凄かった。外側は地味なのに。

これは現存している15世紀のタイル部分、らしいです。鮮やかですね。

グーリ・アミール廟

ホテルからも見える、青いドームの巨大な建造物。すごい立派な門があって、この先に入るのに料金がかかります。

アミール・ティムールのお墓です。さすがサマルカンド・・・!今までヒヴァやブハラで見てきたものに比べると、すごく丁寧に修復すべきところが修復され、装飾もちゃんと残っている。

埋葬されているアミール・ティムールの肖像画。この絵をウズベキスタン各所で見かけました。顔がかなり彫りの深いコーカソイドよりに描かれてます。ティムールってモンゴル人だったのでは?(チャガタイ・ハン国の人だったと、ウィキペディアで読んだ気がする。)

そしてこれがメインルーム、石棺の並ぶ部屋。

凄い空間です。

金が重くて天井が落ちてこないか、心配になるレベルの金具合でした。

私の好きなムカルナス装飾もこの豪華さ。

壁の幾何学模様も、近くで見てみるとかなり立体的。手が込んでます。

誰が何の前知識なく入っても、この金ぴか具合には圧倒され、感動することでしょう。修復前はだいぶ荒廃してたようで、昔の白黒写真も興味深く見ました。すごいお金かかったんだろうなあ。

でもやっぱり、開いたスペースにちょこちょこお土産屋があるのはウズベキスタン全国共通みたいです。

ルハバッド廟

アミール廟からレギスタン広場まで行く途中の公園内にある、地味な建物。中に入らなくても良かったんですが、なんとなく料金払って中まで見ました。

内部の石棺の写真。

このあと、一大観光地レギスタン広場まで広い道路や整備された公園内を歩きました。かなり都会的です。途中のライオン像。

途中の道。この辺はバルカン半島あたりのヨーロッパに似ている。



レギスタン広場

だんだん人が多くなってきて、そしてここがレギスタン広場です!

広い!建物も綺麗!!これがレギスタン広場。ウズベキスタンの一大メイン観光地です。

ウルグベク・メドレセ。ブハラにある同名のメドレセとは気合が違います。装飾の細かさに修復され具合もほぼ完ぺきに行われている。

シェルドール・メドレセ。これは人間の顔が付いたトラ柄で有名です。

ティラカリ・メドレセ。3つの中で一番奥に建っている。

この広場の真ん中で、壮麗な建物に囲まれてるのもすごくいいんですが、それぞれ中もちゃんとすごいのが、さすがサマルカンド

ウルグベク・メドレセ

ウルグベク・メドレセの内部は、メドレセとはどういうものでどう発展したかに加え、ウルグベクやティムールの功績についてのかなりまともな展示がありました。(ヒヴァやブハラのメドレセ内部のなんちゃって具合とは別物・・・)

流し見程度でも、このウルグベクって人がどれだけ天才で先進的であったかを刷り込まれる仕組みになってます。

下の写真は、アミール・ティムールが学者たちから話を聞く、のミニアチュール(細密画)風のイラストです。

イスラム美術のミニアチュールって、人物の顔はあまり描きこまれず、中国風にシンプルに描かれるのが多いと思うんですけど、このイラストではアミール・ティムールがあの肖像画そのまんまの顔・角度で鎮座しています。ちょっとおもしろい。

一番最初にあの肖像画を描いた人になにか権利があっても良いのではないか。とか思っちゃう。

中庭も装飾部分がきれいに修復されていて、2階にも登れて楽しかったです。でもやっぱり大半がお土産屋ですけどね。

 

シェルドール・メドレセ

やっぱりこのメドレセの一番の見どころは顔です。何とも言えない表情と、トラが羊だかヤギだかを食べようとしてるという構図も良い。

中庭からは、青い2つのドームがよく見えます。

中の壁もちゃんと青いタイル装飾で覆われている。
このメドレセは昔のサマルカンドの白黒写真とか、100年くらい前の民族衣装とかを展示していました。

観光地として整備される前のレギスタン広場は、どでかい面積を利用して?バザールが開かれる場所だったようです。

ティラカリ・メドレセ

最後に3つ目のメドレセへ。正面ファサードが美しいですね。。

中がすごい!青と金のコントラストが美しいです。

ムカルナス部分も美しい。。

金ぴかなのは入ったところの一部屋で、両脇はお土産屋さんと、あとはこのメドレセの模型などが展示されていました。

 

ビビハニム・モスク周辺

レギスタン広場を堪能したあとは、ビビハニムモスクの方まで足を延ばします。

イスラム・カリモフ通りのカフェ

レギスタン広場からビビハニムモスクまでの道がイスラム・カリモフ通り。電動カートが走る整備された遊歩道になってます。一般車両は侵入禁止。

こんな感じでしっかり整備されている。なんていうか、ヒヴァやブハラに比べても、観光都市としての観光客迎え慣れ感がすごいです。ベテラン観光地。

あと、この通り沿いにいろんなカフェやレストランやお土産屋さんが並んでいて楽しかったです。

グーグルマップで口コミが良かったので入ったカフェ。

ここはとっても美味しかったので滞在中何度か行きました。なんでも美味しかったけど特にマスタヴァとかショルパとかのスープ、あとサマルカンドプロフが美味しかったです。

ビールも何種類か飲めます。

ビビハニム廟

ビビハニム廟は小さな建物であまり観光客はいませんでした。向かいのビビハニムモスクが巨大で派手なので。。

シンプルだけど繊細な装飾が優し気な雰囲気でよかった。

 

ビビハニム・モスク

ビビハニム廟の向かい側に建つビビハニム・モスク。とにかく巨大です。

中庭も広くて、中庭を取り囲む建造物も巨大。

青い巨大ドームは2つあります。

敷地内も広くて、ところどころ廃墟のままの部分もありますが、それもまた遺跡っぽさみたいないい感じを出してます。

サマルカンド1日目はこの巨大モスクを見て終わりにしました。

とにかく大きい!装飾もすごい。サマルカンド、すごい観光都市です。


(続く)