超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ウズベキスタン旅行記】4:ブハラ観光ハイライト!カラーン・ミナレットとモスク、サーマーニ廟などを徒歩で観光

サマルカンドブルーとかの壮麗なイスラム装飾が見たくて、中央アジアウズベキスタンに行きました。2都市目、ブハラの観光の続きです。ブハラ観光で一番有名なカラーン・ミナレットとモスクなど。

 

目次

 

 

 

ブハラの歩き方

ほぼほぼ一本道のブハラ観光の続きです。カラーン・モスクとミナレットから一番西側にあるイスマイール・サーマーニー廟まで。

カラーン・ミナレット周辺

ハキカット通りのレストランでお昼を取ってから、観光の続き。

ブハラで一番有名なカラーン・モスクとミナレットのある広場まで、幅広の道路わきにお土産屋さんが並びます。

ここです!逆光がすごい。そして暑かったです!

ミル・アラブ・メドレセ

カラーン・モスクの向かいにあるメドレセ。ここは施錠されてて、中には入れませんでした。

青いドームが二つ見えてるのが良い感じ。

カラーン・モスクとミナレット

そしてこれが、反対側に建つカラーン・モスクとミナレットです。

カラーン・モスクの方は有料で中にも入ってみました。

他のメドレセの建物と同じく、入ったら中庭。

広い、そして日影がない・・・。暑い!!

回廊の近くの、日陰エリアを歩いて移動。中庭の奥のほうから、カラーン・ミナレットを見たところ。

回廊の日陰になっているところはすごく涼しかったです。

モスクを出て、ミナレットを見上げてみました。

レンガでいろいろな模様が描かれてますが、色がないので地味です。この塔の上から死刑囚が落とされたとか、ガイドブックに書いてありました。

ここから次の観光地アルク城まで、何もない道を歩きます。

日影がないのがけっこう大変でした。

アルク城周辺その1

城壁付近になると電動カートや自転車などが目立ってきました。

ラクダもいました。公道はこれで移動してくれるのかしら。

アルク

城壁にそって歩いて、反対側にアルク城の入り口があります。

内部は結構起伏があって、いろんな部屋とか、応接の間とか、あと中にある展示品などをみることができます。ロシア人駐在公使か大使だかの部屋も城内にあって、支配されてた感が出てました。

何かを食べるアブドゥル・ハーンのミニアチュール(コピー)と、やっぱり出ているお土産屋。

ここで一番よかったのは、城壁の上から見たカラーン・ミナレットとモスクの全景です。

もこもこの屋根が見えるのです。

ボラハウズ・モスク

アルク城を出て、目の前の道路を渡って少し歩いたところにモスクがあります。

ハーン専用のモスク?だったそうで、毎週金曜日、アルク城からこのモスクまでお祈りに来ていたそうです。木造の細い柱が繊細で美しい。

たくさんのクラゲが天井を支えているように見える。

公園の木に溶け込んで見逃しがちですが、背が低いミナレットもありました。

サーマーニー公園周辺

ボラハウズモスクからさらに西方向に歩いて、サーマーニ公園の方へ行きます。

この先のエリアが、ブハラ観光の西の端っこになります。

チャシュマ・アイユブ

綺麗に整備された開けた広場に、教会のようなモスクのようななんだか不思議な形の建物が見えてくる。

けったいな形が面白いです。アイユブとは聖書のヨブ記のヨブのことで、聖者ヨブがここで杖を突いて水を出しという伝説のある場所。

正面から見てもけったいな形してます。

中に入るのは有料で、水に関するほんの少しの展示物があり、ブハラの他のメドレセなどのように博物館の体裁をとっています。

が、ここの入場料は聖なる水の水汲み代ということだと思う。

空のペットボトルにめっちゃ汲んでる。そしてめっちゃ飲んでる。茶碗は置きっぱなしの共有スタイル。

最初水の出がすごく悪くてほとんど出てなかったんですが、係の人がコンプレッサーかなんかを操作したら普通に出が良くなって、ちょっと面白かった。

これが聖なる井戸と思われる。なお、飲むのはちょっと怖かったので、手を洗うのみにしておきました。

イスマイール・サーマーニー廟

広場から緑の多い公園の方に向かって歩いていると、ものすごく趣のある建物が出てきました。

これがイスマイール・サーマーニー廟。これは・・・これは、良いです!自分の好きなタイプの建物。中央アジア最古のイスラム建築(9世紀~10世紀)なのだそう。ほほう・・・この時代のアラブ地域も、イスラム建築はこういう感じだったのでしょうか。

有料ですが、もちろん中に入ります。

あーっ中も良い!良いですね。この壁の模様。建設当時は色とかあったんでしょうか。壁がかなり凹凸があって、それだけで装飾として成り立っているので、もしかしたら色とかなくてこのままだったかも。

天井のドームの乗ってるところも良い。。。

正方形の角にスクィンチで8角形をとり、さらにその上に角を埋めるように16角形を描くレンガの細い層が見えます。

角のところのスクィンチのレンガ積みの構造と装飾。単純な形のレンガを向きや角度を変えて積み上げ、装飾したい!というこだわりを感じます。

壁の方も、とても良い。

全然イスラムっぽくないところもいいし、砂に埋まっててチンギス・ハーンに見つからず破壊を免れたという逸話もいいし、素朴なのに丁寧感・ゴージャス感が出てるのもすごく良いし。内部にお土産屋がないのも良かったし。

最後にすごく良いもの見れました。

 

アルク城周辺その2

ここからは元来た一本道を戻る帰路です。

途中、市場を通ったり、コーラを前面に出しているカフェでコーラを飲んで休憩したりしました。

アルク城の城壁はかっこよくて、通りかかるたびに写真を撮ってしまう。修復工事も行われてました。

Zindan

一本道を少し外れたところに寄り道。城壁とよく似た形の、古い刑務所を博物館にしたところです。

昔の囚人の写真とか、拘束具とかが展示されてました。

人形を使った、当時の囚人の様子の展示とかも面白かったです。

日没~夜、カラーン・ミナレット周辺

さんざん歩き回って、疲労もたまったところで夕ご飯です。

週末はディナー難民の可能性高し

ところが、この日はベストシーズン・4月の週末の夜。めぼしいレストランを2~3軒まわってみるも、どこも団体観光客の予約で満席。

歩き回った結果、ラビハウズの池の周りにテーブルを出しているレストランにて、テーブルが開いた瞬間に滑り込みに成功。あやうくディナー難民になるところでした。。。

もしどうしても行きたいレストランがあったら、ベストシーズン中(特に土日)は予約しておいた方が良いかもです。

だんだん暮れていく。

食事が終わるころにはとっぷり暮れてました。

カラーン・ミナレットとモスクのライトアップ

夜も人で賑わうブハラ。

涼しくなってむしろ昼間よりみんな生き生きしてる。

これがライトアップされたカラーン・ミナレットとモスクです!なんか・・・赤いですね?!

昼間は地味に思えたカラーン・ミナレットの装飾も、夜は模様部分の陰影が濃くていい感じです。

ミル・アラブ・メドレセの青いドームは青い色を際立たせるようにライトアップ。

月も出ていました。夜のライトアップは雰囲気が出てるし、涼しくて気持ちよくておすすめです。

 

(続く)