【ウズベキスタン旅行記】7:シャーヒ・ズィンダ廟群でサマルカンドブルーを浴びる。サマルカンド2日目前半
サマルカンドブルーを見たくてやってきたウズベキスタン。歩いて行けるとこまで行ってみた2日目は、ハズラティヒズルモスクからスタート。
目次
サマルカンド2日目
サマルカンド2日目の朝です!
ホテルの屋上からはアミール・ティムール廟の巨大ドームが見えます。
1日目はビビハニムモスクまで歩いたので、2日目はハズラティ・ヒズル・モスクまでまずYandexで移動して、そこから右上に向かって歩いていこうと思います。
ハズラティ・ヒズル・モスク
少し高台になってるところに立つ、淡い色合いが素敵なモスク。
この手前にあるのはウズベキスタンの初代大統領イスラム・カリモフのお墓なのだそうです。2016年に急死したそうなので、まだ新しいですね。
イスラム・カリモフのお墓に手を合わせるウズベク人。モスクから見たビビハニムモスク。今日も暑いです。
シャーヒ・ズィンダ廟群
ここから歩いてシャーヒ・ズィンダ廟群へ行く。
この街は観光客のための動線の整備が徹底しています。
階段を上ろう
料金を払って門をくぐったら、お墓までの階段をのぼる。アミール・ティムールゆかりの王族のお墓なのだそう。
観光客が階段を登っていく様子。。。墓所への階段というのは、巡礼地の雰囲気がよく出てて良いと思います。
青・・・青い!サマルカンドブルーを堪能できるのはここだ!
レギスタン広場で感動してたけど、サマルカンドブルー具合が足りないなあ。。。と思ってたのが、ここで青い装飾タイルの大洪水。
狭い一本道の両側に色んな青味の装飾タイルの壁が聳え立つ。
内部も美しい・・・!!
ティムール廟とかレギスタン広場のメドレセとか、金をこれでもかと使った金ピカゴージャス装飾もいいけれど、やっぱりサマルカンドといえば青!
少し古くて年季を感じさせる青いタイルも、歴史を感じられてとても良い。
一番奥にあるクサム・イブン・アッバースの廟は預言者ムハンマドの従兄で、布教しにサマルカンドにやってきて、ここで殺されたとガイドブックに書いてありました。
誰もが知る宗教創始者と近い人のストーリーは、歴史に触れたようでちょっと興奮します。
どの部分を切り取っても美しくて、でも観光客がすごい多くて、あちこちで自撮り他撮りしてるし、それを避けるのも大変だし。
みんないい角度を狙って順番に場所を譲り合うので、一カ所にじっといられなくて、写真撮るのも難しくて、でも壁も天井もすごい綺麗だしよく見たいしで、なんだか大忙しでした。
手近なところで、装飾タイルをアップで撮ったもの。
左の星形タイルの中のお花は手描きですかね。修復された20世紀のものかもしれないけど、14~15世紀の時代も同じ模様のタイルを一枚一枚手描きしていたと想像すると、楽しいです。
大満足!青い都を体現する総本山。サマルカンドブルーを見たかった自分としては、レギスタン広場よりも感動しました。冬とかのオフシーズンに行ったら、もう少しゆっくり堪能できるかもしれない。
アフラシャブの丘周辺
次、アフラシヤブ博物館を目指して、やっぱり歩きます。
綺麗な道だなあ。。。道を歩くたびにサマルカンドの観光への力の入れ具合に関心してしまう。
左側がアフラシヤブの丘の麓らへんだと思うんですが、学生が遠足か課外学習っぽいことをしてました。
アフラシヤブ博物館
博物館に到着。
ここの博物館の目玉はアフラシヤブの丘で発掘された宮殿の壁画です。
えっすごい・・・!カラフル。
7世紀のイスラム教がまだ伝わる前、ゾロアスター教の時代のものだそうです。壁画の欠けた部分がどういうものだったかの復元イラストや解説もあって、良かった。
壁画の解説によると、韓国人、中国人、インド人、モンゴル人などが描かれているらしい。壁画に描かれた服装や髪型などから、どこの何人かが推定できるのでしょうか。すごい。さすがシルクロードの国、集まる人種が多様です。
この博物館はこの展示がインパクトの9割くらいを持っていきます。
これはゾグド人の用いるパターンの布。
発掘された骸骨も展示されてました。あとは暗い部屋で発掘調査関連のビデオとかも流していました。
博物館を出て進行方向に行ったところにある、キャラバンの銅像。
乗りかけなのか降りようとしてるのか、一番最後のラクダの動きがリアル~。
ダニエル廟
博物館の先の方に、ダニエル廟という巡礼地があるので行ってみました。アフラシヤブの丘をまわったところ。
良い景色です。川とか流れてて雰囲気も良い。
ここは旧約聖書のダニエル書の予言者ダニエルのお墓です。イスラム教でも預言者として扱われているそう。
14世紀にティムールがイランから遺骨を持ち帰ったということらしいですが、現在の建物は20世紀に再建されたものです。
あとここにも聖水が湧いてて、誰でも飲んだり持ち帰ったりできます。
廟は丘の上の方にあります。
建物はこれ。そして棺。
骨が成長するという伝説のため、すごい長い棺が作られているという。。。長すぎておもしろい。
ダニエル廟のさらに上に行く階段がありましたが、その先は墓地になってました。
墓地と反対側に広がる、アフラシヤブの丘の景色。
街角のサモサのお店
この後はグーグルマップを見ながらウルグベク天文台跡を目指して、住宅街を歩きました。
サマルカンドの住宅街。
サマルカンドの住宅は、壁にこういう大き目の模様というか装飾がある家がたくさんありました。ブハラでは見かけなかったもの。
幹線道路沿いに出たところで、タンドーリのお店の人に声をかけられました。
中から西洋人バックパッカーのカップルが出てきて、ランチするならここ美味しかったよ!と言ってくれたので入ってみた。
サモサは焼き鳥みたいな串刺し状態で出てきました。サマルカンドのサモサは、生地がヒヴァやブハラのと比べるとクロワッサンみたいなパイ生地みたいな感じで美味しかった。そして熱々の緑茶が合います。
(続く)