超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【カルス旅行記】1:アニ遺跡の歩き方前半。ダイナミックな渓谷とアルメニア教会建築遺跡を堪能しよう

アルメニア教会の遺跡を歩いて回れるアニ遺跡。興味の赴くままに存分に見て歩いて3時間45分の、ルートと記録など。

 

目次

 

カルスからアニ遺跡までの行き方

アルメニア教会の遺跡がたくさん集まる世界遺産のアニ遺跡。まずは拠点となる街カルスからの行き方を簡単に。

カルス中心部からは47キロ地点、車やバスで45分。カルスから1日1往復、バスが出ています。

バスの時刻は、口コミなどにあるように、
 カルス発 9:00 → アニ着 9:45 → アニ発 12:45。
です。

つまり、滞在時間はきっちり3時間。

ただし、我々はこのバスを利用しませんでした。理由は3時間で見終わるかどうかがわからなかったから。ホテルに依頼して、9時発でタクシーチャーターしました。

結果、到着9:45、見終わったのが13:30。バスだったら普通にアウトでした。お金は高く(往復で2500リラ)ついたけれども、急かされることなく存分に堪能できたので満足です。

とりあえず世界遺産を見たいという方はバス利用の3時間でも全然時間あるかと思います!遺跡好き、アルメニア好きなどマニアックさを自覚している人は、たっぷり時間を取れるタクシーの方が安全でしょう。

アニ遺跡(夏)の持ち物

アニ遺跡は切り込んだ渓谷に囲まれた高台のような位置にあります。日陰ゼロ。ということで、遺跡に行く場合はそれなりの対策が必要です。

  • 帽子
  • 日焼け止め(顔&体)
  • 水のペットボトル
  • 山も歩けるシューズ
  • あまりに日差しが厳しい時の長袖
  • Aniアプリ

遺跡内で遊歩道として整備されているのは一部だけ。場合によって斜面を登ったり降りたりするので、足元はトレッキングシューズが便利でした。道が整備されているところだけなら、有料の電動カートを使うのもアリです。

それからAniアプリを用意していきましょう。

アニ遺跡全図はAniアプリが便利

グーグルマップでもそれなりに主要遺跡の位置はわかります。遺跡内にも矢印付きの看板も出てたりするので、それを頼りに見て回るのも良いです。

でも、せっかく来たからには見逃しのないように見て回りたい・・・ということで、「Ani Mobile App」をダウンロードしていきました。

これがすごく便利でした!GPSと連動して、おすすめルートや今いる位置を教えてくれるのです。

play.google.com

iphone.apkpure.com

見て回るときにはルートやGPSを利用するだけでいっぱいいっぱいですが、このアプリ情報量がすごく多いのです・・・各遺跡の解説が(全文英語ですが)盛りだくさん。4世紀から始まる時系列のタイムラインあり、クイズありのまるで教科書。手軽に利用したい人も、じっくり勉強したい人にもすごくおすすめ。

ちなみに、アプリに表示があっても、明らかに道がない、徒歩では絶対無理!な場所にも遺跡がありました。。全部が全部行ける場所にはないということです。

アニ遺跡観光記録

では満を持して、アニ遺跡旅行記です!

Lion Gate(ライオンゲート)

入口の城壁をくぐるだけでもうわくわくします。

こちらが、入口のライオンゲートと呼ばれる所以の、ライオンレリーフ。

ここをくぐると・・・

こうです!

 

Church with a Voluted Capital

出て右の方に歩いて行ったらあった、遺跡。

Aniアプリによると10世紀~11世紀の教会跡らしい。

 

Igadzor Valley

わかりにくいけど、なんかすごい景色。

この遠目に見える崖に空いている穴、かつて人が住んでいた洞窟らしいです。

ホテルに帰ったあと、置いてあった分厚いAni遺跡の写真付きの本で知りました。どうもまだ発掘中のようです。

Seljuk Palace(セルジューク宮殿)

急にちゃんとした建物が出てきます。

セルジュークという名前が付けられているとおり、11世紀~12世紀のセルジューク王朝時代のものだろうとのこと。

入口の装飾、かわいい。

中の方にあった装飾。

高台の縁に、渓谷を臨むように建っている大きな建物でした。

それにしても景色が・・・すごいです!

この写真中央あたり、牛っぽい動物が放牧されてるんです。拡大。

カルスの街ではチーズがすごく美味しかったんですが、なるほどこういうことか・・・と思いました。

(行ってない)Rock-Cut Church

で、次ですが、この上の地図の右下に見える円形の教会跡に行ったんですが、白いマーキングのあたりが、Rock carved structures in the valley below &Rock-Cut Churchという遺跡があってですね。。。

歩いて行けるのか、果たして道はあるのか、素人が行って大丈夫な場所なのか全然不明ですが、Aniアプリによると非常に美しい洞窟構造物と教会壁画が見られるようなので、お暇な方にはぜひ訪れてみてほしいです。

Gagik Church(ガギク教会)

こちらは安全な場所にあるガギク教会。

ここはグーグルマップ上で見ると円形に敷地がとられている教会です。

解説板にも航空写真がある。そしてこの形。アルメニアのエレバン近郊にある、ズヴァルトノッツ聖堂遺跡とほぼ同じプランを取っていますね。。。四葉型の相当巨大な建物だったのではないでしょうか。

tabikichi.hatenadiary.com

内部も見ることができます。

アルメニアっぽい渦巻き模様などの柱頭が落ちていました。

次はそこに見えている、あの教会へ行きます。

St.Gregory  (Abughamrents) Church(アフガムレンツ教会)

かなり修復したのかも・・・ドームも屋根も残されている、小さいけれどもいい感じの教会遺跡です!

Aniアプリによると10世紀のバグラティ王朝時代のもの。

入口にはアルメニア語。

中にも入れます。

壁画はさすがに残されておらず。中央ドームを6つのアーチが取り囲むロトンダ型です。

ロトンダ型でも、外側にはアルメニア・ジョージア建築特有の切り込み型装飾もあり。美しい教会でした。

House No3

通りすがりに撮った写真ですが、AniアプリがHouse No3だと教えてくれた。アニ遺跡には教会建築の他、民家跡地みたいなのもあります。

Ebul Manuchihr Mosque(エブル・マヌーチェフル・ジャーミイ)

整備された道沿いにある八角柱のミナレットと建物。これは名前のとおりモスクでした。

現役っぽい。靴を脱いで上がれるようになっている。

お祈りの時間ではなかったですが、もしかしてアザーンも流れるのかもしれない。ミナレットは11世紀にムスリム勢力がAniを侵攻した以降に建てられたもの、とのことです。

ちなみにこのモスクのある通り沿いがSeljuk Bazarとなっており、12世紀頃の商店街だった模様。

それからこの、こっち側の景色がすごいです!

川の向こう側はアルメニア。

あっ橋がある。

橋の遺跡がありました。もともとは10世紀頃に作られたものだそう。今再建されたらアルメニアとトルコの国境を行き来できる橋になってしまう。

【追記】

と、当時は思ってましたが、まさか本当に再建されることになるとは。

アルメニア、トルコ、歴史的なアニ橋の修復に同意【2026/5月】

www.al-monitor.com

caucasuswatch.de

国交がない国同士と思ってましたが、2国とも国交正常化に向けた地道な活動が行われているようですね。。。

実際に再現されると、ここでパスポートを見せたらアルメニアに入国できたりするんでしょうか?

再建後が気になります。

 

Kalimadin Church

遠目にも遺跡のこれは、Aniアプリによると10世紀~11世紀の教会でした。

長くなったので、後半に続きます。

 

 

(続く)

≪トラブゾンとカルス旅行計画≫

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  1. 崖に張り付く奇跡の修道院!トラブゾンからスメラ修道院を訪問  
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