超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【カルス旅行記】3:アニ遺跡への拠点、アルメニアとロシアとオスマン文化が混ざったカルスという街。

トルコの世界遺産、アルメニア教会の遺跡を歩いて回れるアニ遺跡。・・・の観光拠点になるのがカルス。チーズとハチミツが特産品という街の街歩き旅行記。

 

目次

 

カルス空港から市内まで

トラブゾンから深夜にイスタンブールまで戻り、イスタンブールから昼の便でカルスに着いたのが15時頃でした。

空港からカルスの街まではバスが出ています。これ、と言われた大きいバスに乗り込んで待っていたのに、人数が思ったより少なかったためか、ミニバンみたいなのを身振り手振りで示されて、ほかの乗客たちと一緒に荷物を持って乗り直し。

あ~・・・この適当な感じ久しぶりかもしれません。前日までにいたトラブゾンは大都会だったのですが、田舎になった途端のこの感じ。旅行してるなあ、と思う瞬間です。

30分くらいで街なかへ。グーグルマップを見ながら、ホテルの近くに停まったところで降りました。

小さな街なのかもしれませんが、中心部は人も車も多くて賑わってました。道端にはATMのボックスもたくさんあり、ちゃんと使えました。

カルスホテル(Kars Otel)

カルスでのホテルは、中心部にある素敵なブティックホテルに泊まってみました。

Kar's Otel - Luxury Hotel

ここは建物も部屋も素敵ですが、何より朝食がとっても美味しかった!

各種チーズと各種ハチミツ、手作りらしいジャムとバター、ほかほかパンと野菜とチーズオムレツが出てきます。もちろんコーヒーも。チーズはそこまで得意な方ではないのですが、ここのホテルの(というかカルス全体で)チーズがどれも全部食べやすくて美味しくて、あとハチミツもものすごく美味でして、ちょっと自分でもびっくりするくらい食べました。

思い出してもまた食べたいくらい。

オーナーはぎりぎり英語が通じるくらいでしたが、すごく親切です。アニ遺跡までのタクシーも彼にお願いして手配してもらいました。

カルスの街歩き

トルコの中でもアルメニアの国境近くで、ロシアにも近く、街の中にもアルメニア人が作った意匠だとか、ロシア人統治時代の建物だとかがあって、いわゆるイスタンブール的なトルコの街とは雰囲気が全然違うのが面白いです。

これはホテルの涼しい中庭で休憩しているときにオーナーがわざわざ見せにきたもの。歴史あるものなんだそうですが、これ、ロシアのサモワールですよね?ロシア行ったことないので詳しくないですが、漫画で見た気がする。

西洋風の美しい建物もあるし、石積みのどっしりしたモスクもある。

道端にはストーブが設置されており、ヤカンのチャイが暖められている。

カルスの前に訪れていたトラブゾンは大都会で、食べものも街もイスタンブールとあまり変わらない感じだったので、こういう土着な文化を感じられるのはとても楽しいです。

道沿いにはチーズ屋とハチミツ屋が何軒も並んでました。

そのうちの一軒に入ってみました。英語は全く通じませんが、身振り手振りと電卓の数字で何とか小さいチーズを購入。お店の人たちは「観光客がきた!」という感じで店員総出で意思疎通に協力してくれて、親切な人たちでした。ホテルのチーズも美味しいし、お店のチーズも美味しかったです。

そういえば、この街では本当にだれからも「チャイナ」とか「ニイハオ」とか言われません。中国人はトルコのこの辺りには来ないのでしょうか。

(ちなみにカルス後、イスタンブールに行ったのですが、空港に着いた瞬間から携帯ショップやらタクシーなどからニーハオニーハオ言われまくりました。)

カルス観光

そんなカルスの街ですが、是非行ってほしいところがカルス城塞と、その麓にあるアルメニア教会です。



アルメニア教会

グーグルマップ上の表示は「Kars On Iki Havariler Kilisesi」、地球の歩き方では「キュンベットジャーミィ」とされているアルメニア教会。

こちらは保存状態の素晴らしい、典型的で美しいアルメニア教会建築です!

ドームの周りに彫られているレリーフは十二使徒で間違いないでしょう・・・。

この色味のない石積み、それから中央にドームを持つ十字型のプラン、典型的で美しいアルメニア教会建築です。素晴らしい。

中も入れます。モスクとして使われていたようです。

アルメニア教会にイコノスタシス(のような仕切り)があるのは珍しいなあ、しかもこの辺りでは取れないはずのローズ色の大理石っぽい優雅な石が使われている・・・と思っていたら、これはフランスから持ち込まれたものらしい。

いつの間にか近くにいたボランティアの観光ガイドっぽい少年が流暢な英語で教えてくれました。その後その場にいた観光客を連れて内部をいろいろ案内してくれました。

いやー、とても良き教会でした。

カルス城塞

アルメニア教会のすぐ近くに城塞に登れる入口があるので登りました。

観光客たちもみんな登っている。

なんか偉人の横顔とトルコ国旗。

そして上から見下ろすアルメニア教会も、とても美しいですね~

登れるところまで登ったら、降ります。ちなみに途中までは車でも行ける感じでした。

下から見上げる城塞。

オスマン帝国時代の橋

オスマン帝国時代に架けられた石橋。せっかくなのでこの石橋を渡って、市街地の方に戻りました。川は、汚いです。

何かの博物館の庭

ずらりと並ぶ胸像が面白かったので撮りました。

共産圏味を感じます。

 

カルスのレストラン

これまで書いてきたとおり、この街はチーズとハチミツが特産品なのですが、料理もロシアとかアルメニアっぽい雰囲気があって美味しかったです。

適当にグーグルマップを見て入ったカルス郷土料理のレストラン。

内装もどことなくアルメニア・ロシアっぽい。

カルスの名物料理だという鴨肉半身が入った炊き込みご飯。体が温まりそうな、寒い地方の料理って感じです。美味しかったです。

デザートのクレープみたいなパンケーキ。・・・これもどことなく、ロシアっぽい。

こちらは2日目に入ったレストラン。1日目よりも少しおしゃれ感漂う。

スープは、ボルシチっぽいやつとアイランの冷製のやつ。美味しかったです。

サラダ、ピロシキ、ペリメニ・・・鴨炊き込みご飯はワンプレートにおしゃれに盛り付けられてきました。やはりロシアっぽい。そして美味しかったです。

カルスは夏でも夜は気温が10℃以下になります。そういえばホテルにはエアコンはありませんでした。

 

(続く)

≪トラブゾンとカルス旅行計画≫

  1.  スメラ修道院とアニ遺跡を見たくて、トルコへ 
  2. スメラ修道院、アニ遺跡を見る!それぞれ拠点の街からの行き方  

≪トラブゾンとカルス旅行記≫

  1. 崖に張り付く奇跡の修道院!トラブゾンからスメラ修道院を訪問  
  2. 思ったより都会のトラブゾンで、上から下までビザンティン教会めぐり  
  3. アニ遺跡の歩き方前半。ダイナミックな渓谷とアルメニア教会建築遺跡を堪能しよう 
  4. アニ遺跡の歩き方後半。まだまだ終わらない、魅惑の遺跡めぐり~なんだかんだで4時間弱 
  5. アニ遺跡への拠点、アルメニアとロシアとオスマン文化が混ざったカルスという街。  ⇐今ココ
  6. ボスポラス海峡沿いのオルタキョイでのんびり過ごす1日半
  7. オルタキョイでのんびり過ごす。ボスポラス海峡クルーズに参加しよう!