超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカーやキャンプなどはしません(できません)・・・。公共交通機関ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【イスラエル旅行記】1:ベツレヘムでキリスト聖誕の地を観光

イースターイスラエル旅行の1日目。安息日の土曜日は、アラブの街、ベツレヘムに日帰りしました。

 

目次

 

朝からベツレヘム

イスラエルに来て初めての観光はベツレヘム。朝からバスに乗ってベツレヘムの聖誕教会を目指します。観光初日は安息日のため、エルサレム新市街は静まり返っています。

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しーん。

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ダマスカス門近くのバスステーションで、21番バスを見つけて、乗車。

ベツレヘム到着。8時過ぎです。バス停から聖誕教会まではアラブ人商店街を抜けて歩いていきます。まだ出店準備をしているような状態。

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この広場の奥にあるのが、聖誕教会です!キリストが生まれた場所。

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ベツレヘムの聖誕教会

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まだ9時前ですが、けっこう団体観光客がいました。

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かがんで入らないといけない、小さい入口。

中です。

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あちこち修理中でした。5身廊のバシリカ型。もともとは4世紀のコンスタンティヌス帝が建て、その後6世紀のユスティニアヌス帝が改築したもののようです。

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この派手派手しいギリシャ正教仕様のイコノスタシスのある祭壇の真下が、キリストの生まれたという洞窟。

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朝の時間帯で人がいなくてすぐ見れる!と思ったのですが、アルメニア正教会典礼が行われていました。

正教会の修道士たちは黒ずくめの長い服が基本。アルメニア正教の場合、たまに三角の黒頭巾をかぶっているのと、女性信者がムスリムのようにスカーフで頭を覆っているのが、これまでの経験をもとにした見分け方。

横を見ると正装した聖職者が待っています。どうも、アルメニア正教の典礼が終わった後に典礼を控えているギリシャ正教会の聖職者のようです。

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宗派の違う典礼の入れ替えの一瞬のすきに、我々含めた数人の観光客が見学を許されました。

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本当に一瞬でした!ここがキリストが生まれた、聖誕の場所。

 

ギリシャ正教会アルメニア正教会カトリックの共同管理

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どうも出口から入ってしまったようです。出てみると、祭壇右の入口には大量の観光客が待機してました。

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天井下の輝くモザイクは十字軍時代のものだそう。

床に見える素朴なモザイクは、コンスタンティヌス帝時代の聖堂の床モザイクなのだそうです。

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この教会、2011年にアルメニア正教聖職者 vs ギリシャ正教聖職者で、箒を振り上げての大喧嘩が起きていることでも記憶に新しいです。

ちなみにこの2宗派は、2008年にもエルサレム聖墳墓教会で喧嘩をして、ニュースになってます。仲が悪いんですね・・・。宗派の違いなどにそれぞれ主張があるんでしょう。

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アルメニア正教会エリアへの扉は閉まってました。ハチュカル(アルメニア正教で使われる十字架)とアルメニア語、久しぶりに見た。

ちなみにローマ・カトリックの聖堂、カテリーナ教会はすぐとなりに隣接していて、中のドアから行けます。フランシスコ会修道院もあります。

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フランシスコ会修道士の見分け方は、黒い長い服を腰のところで白いロープで縛っているところ。

 

ミルク・グロット

カトリック側の教会を見て、外にでて歩いていたら、ミルクグロットという観光地にぶつかりました。

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ガイドブックに記載があるので、一応見てみる。

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聖母マリアの乳で染まった?とかいう、白い岩。

 

聖誕の洞窟、2回目

朝に見せてもらったときは本当に一瞬だったので、時間はたっぷりあるし、大混雑の観光客の列に並んで、もう一度入ることにしました。

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狭い入口に押し寄せる観光客。

イスラム教の聖地メッカでは、巡礼のたびに数千人単位で人が死んでます。たぶんこういう感じで押し寄せるんだろうなーとか思ってました。(待ち時間が長くて暇だった。)

2度目の洞窟内部は大混雑。

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聖誕の場所、再び激写。

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聖誕の場所の上に祭壇があります。

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どうもその奥にモザイクの装飾があるようです。降誕の絵だと思いますが・・・見たい!しかしそれは叶わない。

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このかまぼこ型の枠にピッタリはまるように、いくつかの祭壇画が外の壁にかけられてます。朝見た感じだと、典礼の宗派や内容によって、ここに設置する祭壇画を交換してるみたいでした。

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奥行きがあります。

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奥から見た祭壇。聖誕の場所に飾られた銀の星形のところでは、ひれ伏し、額を付ける信心深い人たちもたくさんいました。

そういえば、一般的にキリストは馬小屋で産まれたってことになってるけど、東方正教会の絵だと、キリスト降誕の場面は全部ちゃんと洞窟なんですよね。

オシオス・ルカス修道院ギリシャ)のスクィンチ部分のモザイク。f:id:tabikichi:20190522002557j:plain

ミストラ(ギリシャ)の修道院の壁画。f:id:tabikichi:20190522002636j:plain

パレルモ(イタリア、シチリア島)のサン・マルトラーナ教会のモザイク。f:id:tabikichi:20190522002715j:plain

こういう感じで、洞窟です。一応、どの絵も馬がのぞき込んでいる。

馬小屋説はどこから・・・?ルカ福音書には「飼い葉桶の中に寝かせた」という記述があるので、そこから馬小屋になったっぽい。カトリックの国の場合こんなかんじ。

デューラーの聖誕。馬小屋です。f:id:tabikichi:20190522003155j:plain

オーストリアの画家のもの。馬小屋です。f:id:tabikichi:20190522003247j:plain

ジョットのフレスコ画。洞窟ではなく、岩の上で出産。惜しい!手前に馬小屋。f:id:tabikichi:20190522004429j:plain

カトリックの画家たちが、自分たちの生活の中で見られる馬小屋を描いているのに対し、正教会の方は、ベツレヘムに忠実であるってことがわかります。

CREA Traveller Winter 2019 世界美術館の旅 (NO.56)

 

(続く)

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