ギリシャのパトモス島、ロードス島、メテオラ旅行記、最終日。アテネの異なるエリアにある博物館をはしごして、エリアごとの雰囲気の違いを感じます。
目次
アテネに帰る
メテオラ観光を終えて、バスと列車でアテネに戻ってきました。
治安が悪いと言われるオモニア広場を通り、最後のホテルにチェックイン。
ホテルはこちら。アテネでも治安が最も良くないと言われるデンジャラスゾーン・オモニア広場近辺のホテルです。でもきれいなホテルで過ごしやすかった。
博物館めぐりの一日プラン
アテネにはたくさん博物館がありますが、アクロポリスとか遺跡系を除くと、オモニア広場とシンタグマ広場の東側からコロナキエリアにかけて、いくつかの博物館が集まってます。
今回は今まで行ったことのなかった考古学博物館とベナキ博物館の2カ所を徒歩で行ってみます。
アテネの街並み・下町感
まずは国立考古学博物館へ。朝、歩き出したアテネの街並み。
アテネは古代文明が強すぎて、ほかのヨーロッパの都市みたいに「美しいヨーロッパの街並み」とかでは全然語られませんが、確かに美しくないです。
こういう普通の治安悪げな落書きだらけのごちゃっとした感じがバルカンの下町感が出ていてリアル。
街角には至る所に小さいカフェがあって、コーヒー補給には事欠かないです。
いろんな個性的な小さなカフェスタンドがたくさんありました。「アテネのなんてことないカフェめぐり」とかやってみたいな~
国立考古学博物館
国立考古学博物館へ到着しました。敷地が広いです!展示物も非常に見ごたえがあって、すごかったです。
なお、冬は展示エリアが一部制限されていて全部は見られません。そのためか、入場料はかなり控えめの6ユーロでした。
展示物のひとつひとつが大物。文明が強すぎる。
古代文明の彫刻をたくさん見られました。ミケーネ文明とか、この辺勉強している人にとっては大興奮の博物館なのだと思います。
前知識なしで見に行っても全然退屈しませんでした。大満足です。
中庭のカフェも素敵。
アテネの街並み・下町から高級エリアへ
そのままもう一つ行ってみたかったベナキ博物館へ行きます。
ベナキ博物館はアテネの中でも落ち着いた高級エリア、コロナキエリアにあります。ということで、デンジャラスゾーン・オモニア広場近辺を通過してコロナキエリアまで抜ける、ソロノス通りを歩くことにしました。
ここはまだ治安悪いエリア。
途中で見かけた巨大なグラフィティ。
Athens is the new Berlin、と書いてある。
調べてみると、どうもグラフィティなどの現代アートシーンを活発化させる?スローガンみたいなふうに言われているらしい。。ベルリンはアートシーンのお手本ということなんですかね。
そしてアテネのこういうグラフィティアートを歩いてめぐる街歩きツアーなんかもあるみたいでした。へぇー。
途中、大学の近くのエリアでは書店・古書店が増えてきます。
書店や古本屋がたくさんある街を見るとなんか安心する。
そして、ここら辺からはアンティークとか少し高そうなインテリアショップの集まるエリア。
街並みから落書きが減っていき、そこはかとない高級感が出てきたのがわかりますでしょうか。
ベナキ博物館のすぐ近く。ここら辺までくると、もうコロナキエリアです。いわゆる高級ショッピングエリア。
そんなこんなで立派な邸宅博物館、ベナキ博物館に到着です。
ベナキ博物館
ここは凄い良かったです!個人蔵の博物館って、その人の趣味と情熱がうんとつぎ込まれていて、たまにものすごくセンスの良い空間になってたりしますが、まさにここがそう。
大人ひとり12ユーロでした。収蔵品も個人でよくここまで集められたな・・・と驚くばかりです。
展示物は、先史時代からギリシャ、ローマ、ビザンティン、オスマン帝国統治下から近代のものまで。
個人的におもしろかったのは19世紀のアテネを描いた絵。
完全トルコですね・・・後ろにアクロポリスが見えますけど。めちゃくちゃトルコですね。。。よくこの状況から今の地位、「西洋文明の礎の国」まで持ち直したなあ。ギリシャ独立に係わったギリシャ人やその他ヨーロッパ諸国の執念を感じます。
最上階にあるカフェ。
リカヴィトスの丘が見えます。
向かいのアテネ国立庭園の道路では、ちょうど衛兵交代を見れました。
良き博物館でした。
オモニア広場近くのシーフード料理店
ギリシャホリデー旅行、最後のディナーです。
5~6年前に訪れたことがあって、美味しかったのでまた来ました。
すべての料理が超絶美味しかったです。オモニア広場のすぐ近くです。次にアテネに行くときにまた来てしまいそうだ。
これでギリシャホリデー旅行全日程終了。いろんなところに行けて、のんびりもできたし観光もたっぷりしたし、大満足旅行でした。
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