超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【パトモス島旅行記】2:オフシーズンのパトモス島で聖ヨハネの洞窟と修道院を見る

ギリシャ欲張り旅行、4日目。パトモス島の聖ヨハネにまつわる世界遺産を見に行きます。

 

目次

 

 

パトモス島のアパートメント

スカラ港のすぐ近くにあるアパートメント。こんな部屋で、居心地良い部屋でした。

ただし、トイレはやっぱり紙を流せないトイレです。

 

ヨハネの洞窟と聖ヨハネ修道院に行こう

パトモス島の唯一(と言い切っていいと思う)の観光は、ヨハネの黙示録の著者聖ヨハネがまさに啓示を受けたという聖ヨハネの洞窟と、その少し先の山の上に11世紀になってから建てられたという聖ヨハネ修道院です。

タクシーで行く

港の前のタクシーステーション。無人です。さすがオフシーズン。

しばらく待ってたら、カフェのあたりから人が走ってきました。2箇所寄ってここまで戻るので定額40€とのこと。

ヨハネの洞窟

スカラの街からもよく見える、要塞化された聖ヨハネ修道院とchoraの街。まずは坂の途中にある洞窟を観光します。

事前に読んだガイドブックやネット情報では「歩いても行ける」とあったんですが、見たところ歩道はなかったです。かなりくねくね曲がった車道の脇を登ることになり、けっこう辛いのではと思う。これくらいの高さまで登る。

洞窟は5階建て?らしい。中を通り抜けると、掃除業者がお喋りしながら脚立を運んだりなんだりの作業していて、明らかにオフシーズンの緩さ。
アウェイ感もそうだけど、適当さというか、宗教施設っぽくなさに拍子抜けしました。もちろん観光客は我々だけ。

ここが入口です。洞窟。

伝説によると啓示を受けたときに3つに割れたという岩。天井部分のこれかな。。

恐らくここを観光した大抵の観光客がそうだと思いますけど、特に何も感じず外に出ました。信心深さと感受性が不足している。

実際の啓示の様子は後世の人たちの想像図を頼りにするしかない。

 

要塞化されている聖ヨハネ修道院

洞窟の次は、さらに山の上まで登って、そこに建てられた修道院と街を観光します。

ホラ(chora)と呼ばれる街は近隣のどの島にもある街の名前で、キャピタルシティという意味らしい。

要塞感がすごい。そして案の定、観光客は我々だけです。

入口の外装のフレスコ画

ところでここ、修道院の内部には入れませんでした。ここも工事業者とか掃除当番みたいなおじさんが談笑しながら行き来してるけど、修道士の姿は見えず。

これはセバステと40人の殉教の絵ですね。

脚立を担ぐおじさんに中に入れないのか?と聞いてみたら、一度奥に引っ込んでからまた出てきて、クローズだと言う。

うーんまぁ。。。しょうが無いですけど。

しょうがないので、迷路みたいな要塞修道院の階段を登ったり降りたりトンネルをくぐったり、自由にうろうろさせていただいた。

洗濯物干し広場に出たり、立体感を楽しみました。

ちょっとしたアイテム探索系のアドベンチャーゲームの舞台っぽくて楽しかった。ここに隠し通路あった!あっ、ここ行けるみたい〜行ってみよ〜えっさっきのところじゃん。みたいな。

聖堂への入り口にあたる広場。

新しそうなモザイクを発見。正教会には必ずどこかに記されている、教会を手に持って神にささげるの図。このモチーフ好きです。

ロッジアの内側から。

外側にたくさん絵があって楽しめたけど、中も見てみたかったなあ。

オールクローズのCHORAの街

この時期のホラの街は、タクシー運転手が言うには「オールクローズド」だそうです。確かに・・・!

どこも綺麗に開いてなーい!!

ただゴーストタウンというわけでもなくて、ヨーロッパの地方都市ならお馴染みの、日曜日の繁華街(スーパー、薬局、デパートその他商店街のお店が問答無用で全店舗閉まる)の雰囲気なのです。住民はちらほら見かけました。山の上の街だからか、生鮮食品トラックみたいなのが売りに来ていました。

唯一開いているのを発見できたのがパン屋でした。ブリオッシュとアイスココアを買って休憩。

天気も良くて、風もなくて。。。ときどき車が通るほかは人もいなくて。

のどかです。猫も観光客がいなくて暇なのか、人を見たら寄ってくる。

のどかです。。。

ホラの街から見下ろすパトモス島。

 

(続く)

≪パトモス島・ロードス島・メテオラ・アテネ旅行計画≫

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