超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【コソヴォ】バルカン半島内陸のコソヴォに、世界遺産のセルビア正教建築を見に行く(3日間)

2015年5月、バルカン半島コソヴォの教会めぐり旅行の記録です。

 

目次

 

 

コソヴォに行こう

2015年の古い旅行について、備忘録がてら書きます。

長いこと紛争地だったコソヴォですが、2008年に独立して、2015年当時ではどうやらけっこう安全らしいと聞いたので、コソヴォにある世界遺産の教会建築を見に行くことにしました。どれも中世セルビア王国時代、13世紀~の教会建築です。

このブログ筆者はビザンティン教会大好き人間ですが、当時はキリスト教や初期キリスト教史に興味があるというだけで、教会建築の違いもあんまりわかっていなければ、セルビア正教がどういうものかもよく知りませんでした。

しかしこの旅行で見たグラチャニツァ修道院の姿に強い感動を覚えてから、ビザンティン教会建築に取り憑かれたので、今となっては記念すべき旅行です。

 

コソヴォの中世教会建築群

かつての中世セルビア王国の領土だったことから、中世セルビア正教の素晴らしい教会建築群が世界遺産になっているコソヴォ世界遺産の教会は以下です。

 

ペーチ総主教修道院

かつて中世セルビアの総主教座のあった街、ペーチ。赤い色はキリストが磔刑で流した血の色を信者がいつも思い出すため、とかそんな理由だった気がします。

 

デチャニ修道院

セルビア王国を繁栄させた、ステファン・ウロシュ3世デチャンスキが建てた、セルビア正教建築(ラシュカ様式)の後期の最高傑作です。

(参考)セルビア正教建築分類についてはこちら。

tabikichi.hatenadiary.com

 

リェヴィシャの生神女教会

コソヴォの古都、オスマン帝国時代の街並みが残るプリズレンにあります。セルビアビザンティン様式セルビア正教会建築です。

 

グラチャニツァ修道院

首都プリシュティナの郊外にあるグラチャニツァ修道院。こちらも中世セルビア王国を大繁栄させたときの王、ステファン・ウロシュ2世ミルティンが建てたもの。内部のフレスコ画とともに、セルビアビザンティン様式の最高傑作だと思っています。

 

コソヴォ滞在日程と3日間の観光ルート

コソヴォ自体は日本の岐阜県と同じくらいの大きさ・・・ということで、教会めぐりも長距離の移動はありません。

1日目:深夜プリシュティナ国際空港着 
    プリシュティナ
2日目:移動 to ペヤ(ペーチ)
    ペーチ総主教修道院デチャニ修道院観光 
3日目:移動 to プリズレン
    リェヴィシャの生神女教会、プリズレン観光
4日目:移動 to プリシュティナ
    グラチャニツァ修道院観光
5日目:プリシュティナ国際空港発

観光時間は2~4日目の丸3日間でした。移動はホテルなどに依頼したチャータータクシーです。どの都市も、午前に移動して午後に観光というスタイルでした。

 

観光ルート

場所は3か所。1都市1日という回り方でした。

 

ホテル

ペヤはこちら。

www.booking.com

プリズレンは、こちら。

www.booking.com

プリシュティナはここでした。

www.booking.com

 

 

(続く)