【パドヴァ】スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画を見に、パドヴァに行く(丸1日と8時間)
2017年10月。ジョットのフレスコ画が有名なスクロヴェーニ礼拝堂を見たくて、パドヴァに行くことにしました。
目次
スクロヴェーニ礼拝堂とジョット
今回行くのは、ヴェネツィアに近い北イタリアの都市、パドヴァです。観光の目玉はスクロヴェーニ礼拝堂です。
スクロヴェーニ礼拝堂を知ったのは、昔本屋で何気なく立ち読みしたCREA Traveller 2014年秋号。この誌面の見開きに、ドーンと青色の印象的なスクロヴェーニ礼拝堂の写真があり、これに目を奪われたのがきっかけです。
なんというか・・・青い!この礼拝堂を生で見てみたい。美しい青いフレスコ画はジョットの手によるもの。
それまで自分の中でジョットと言えば、アッシジのサンフランチェスコ聖堂にある「サン・フランチェスコの生涯」を描いた画家であって、正直、色あせた古いフレスコ画、のイメージしかなかったのです。
でもこのスクロヴェーニ礼拝堂は、色鮮やか。登場人物は中世っぽく、堅苦しい姿勢ですが、にぎやかです。
パドヴァの見どころ
スクロヴェーニ礼拝堂以外の、パドヴァの主な観光地を調べました。
エレミターニ博物館(市立博物館)
Pala del Romanino esposta ai Musei Civici di Padova
1階の博物館と2階の絵画館に分かれています。絵画館にはヴェネツィア派の作品が多くて、見ごたえありそう。
Museo d'Arte Medievale e Moderna | Padova Cultura
エレミターニ教会
損傷が激しいですが、マンテーニャのフレスコ画が残っているそう。
ラジョーネ宮
パドヴァ大学
Teatro anatomico dell'università di Padova - Blog
ボローニャ大学に次いで世界に2番目に古い大学。解剖学教室が有名。見学はガイドツアーのみとのこと。
ドゥオーモと洗礼堂
Didier Descouens - Opera propria, CC BY-SA 4.0, Collegamento
パドヴァのドゥオーモと洗礼堂。洗礼堂内部は1300年代のフレスコ画で覆われています。
Padua’s Baptistery of Saint John: Giusto de’ Menabuoi’s masterpiece | Italian Ways
サンタントニオ聖堂
別名バジリカ・デル・サントとも言います。聖アントニオという聖人の墓の上に建てられた大聖堂。説教が大変上手だったとのことで、聖アントニオの舌という聖遺物が残されているそうです。巡礼地のひとつ。
サン・ジョルジョ礼拝堂とサンタントニオ同信組合
Oratorio di San Giorgio | Basilica di sant'Antonio di Padova
サンタントニオ聖堂の横にある礼拝堂。2階にはティツィアーノやティエポロのフレスコ画があります。
Scuola del Santo | Basilica di sant'Antonio di Padova
植物園
パドヴァ大学の薬草園で、ヨーロッパ最古の植物園。世界遺産に登録されています。
・・・と、こんな感じで見どころが盛沢山です。街歩きを楽しみながら、一つ一つ観光したいところ。
パドヴァの行き方
北イタリアの各都市の中で、パドヴァの位置関係はこのような感じ。
ヴェネツィアが一番近い大都市で、その次がミラノです。ミラノからだと特急に乗ってぎりぎり2時間。ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅からは、特急で30分です。ということで、今回はヴェネツィアから行くことにしました。
パドヴァの観光時間と宿泊地、スクロヴェーニ礼拝堂の予約方法については、次の記事で。
(続く)
≪パドヴァ旅行計画≫
- 思わずため息が出る、スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画
- パドヴァ観光初日は、巨大でゴージャスなサンタントニオ聖堂が終点。
- 日曜のパドヴァはアンティーク市から。植物園とサンタントニオ聖堂付属博物館
- ポルティコと運河、街歩きのパドヴァ
≪パドヴァ街歩きTips≫