超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【パドヴァ旅行記】2:パドヴァ観光初日は、巨大でゴージャスなサンタントニオ聖堂が終点。

スクロヴェーニ礼拝堂を見た後のパドヴァ観光では、サンタントニオ聖堂とその隣の礼拝堂などを見学します。

 

目次

 

 

ホテルを目指してパドヴァを歩く

スクロヴェーニ礼拝堂やエレミターニ教会を見学した後は、お昼ご飯を食べて、ホテル方面へ徒歩で移動。

 

ラジョーネ宮は食料品の商店街

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中心部に向かって歩いていたら、市場が見えてきました。奥にあるのがラジョーネ宮です。市場、賑わってます。

ラジョーネ宮は、1階のロッジア部分がそのまま商店街になってました。ハムとかチーズとかを売る店が多くて、匂いもけっこうすごい。

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ラジョーネ宮を後にして、にぎやかな通りを歩きます。パドヴァも運河の街。

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パドヴァビール

途中で見つけたビールショップです。

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 パドヴァビールを買いました。7~8種類くらいあって、どれもラベルが可愛くて迷いました。最終的にこの2本をラベル買い。

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プラート・デッラ・ヴァッレ

道なりに歩くとプラート・デッラ・ヴァッレという広場に出ました。ガイドブックによると、楕円形の緑地とそれを囲む水路と、白い彫像が素敵な場所です。

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土曜日はこの楕円形の外縁をぐるっと市場の白いテントが取り囲んでいて、広場の風光明媚具合はあんまりわかりませんでした。

 

ホテル Hotel Belludi 37

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ホテルの入り口は、サンタントニオ聖堂が見える路地のポルティコの奥にひっそりとあって、目立ちません。最初通り過ぎてしまいました。

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ここのホテル、すごく良かったです。部屋も清潔で使いやすいし立地もいいし、何よりスタッフがすごく親切でフレンドリー。パドヴァの見どころについて地図を使って説明してくれました。

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www.booking.com

あと、ビールを飲むときのおつまみ用に、ポテトチップとか買えますか?とたずねたら、「このホテルの中ではお客は宿泊料以外のお金を払う必要はないの」と、スナックを器に入れて持ってきてくれました。細やかな心遣いが素敵です。

f:id:tabikichi:20180531053658j:plainホテルの窓から見えるサンタントニオ聖堂。

 

サン・ジョルジョ礼拝堂 

テルチェックインの後は、サンタントニオ聖堂付近を観光します。

閉まる時間の関係から、先にサン・ジョルジョ礼拝堂とサンタントニオ同信組合を見学。ここはパドヴァカードで入れないので、入場料を現金で支払いました。

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サン・ジョルジョ礼拝堂の内部です。

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一面のフレスコ画。礼拝堂の内部は青色にするのが流行してたのでしょうか。

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人物像がこれでもかと描き込まれています。

・・・けれど、スクロヴェーニ礼拝堂と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。いろんなフレスコ画を眺めながら、スクロヴェーニ礼拝堂の青色と比較し、ジョットはすごいんだなー、などと思ってました。

礼拝堂内部の壁の一面は、聖ジョルジョの伝説。車輪の刑の場面です。

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こっち側の壁は聖カタリナの伝説。上の方に車輪の拷問にかけられる直前のカタリナの姿が見えます。

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サンタントニオ同信組合

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横の建物の二階部分です。ここのフレスコ画も、たぶん何かのテーマだと思うのですが、面白い絵がたくさんありました。

治療?でしょうか。f:id:tabikichi:20180531064001j:plain

子供を差し出す。f:id:tabikichi:20180531064039j:plain

額縁で左右に分かれてますが、何かのストーリーだと思われます。子供を熱湯に落とした(事故?)のでしょうか。f:id:tabikichi:20180531064119j:plain

なかなか見ない絵です。

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この建物の2階に上がる階段が、外からは見えないのですが、白くて優雅なデザインで素敵でした。

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これは踊り場から撮ったところ。美しいです。f:id:tabikichi:20180531065603j:plain

 

サンタントニオ聖堂

日が暮れかけたところで、サンタントニオ聖堂へ行きます。

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ここは内部が撮影禁止でした。高い天井ときらびやかな装飾だったのですが、写真が撮れなかったのは残念。

もちろん、聖アントニオスの舌という聖遺物も見ました!これは観光客にも人気ゾーンで、ぞろぞろ行列しながらの参拝となりました。

魚に説教をする聖アントニオス。

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この逸話、アッシジの聖フランチェスコの「小鳥に説教する」の逸話と対になるものと、自分の中で勝手に位置付けてます。

聖アントニオスは、リスボン生まれで、フランチェスコ会の修道士となったあと、ここパドヴァで説教士として活躍したそうです。色々な奇跡も起こしたとか。今ではパドヴァ守護聖人です。

それにしても、巨大な建物です。アッシジのサンフランチェスコ聖堂などよりもだいぶ大きく、豪華な高い天井が威圧感たっぷりでした。

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夕方のミサと観光客とで、中庭やキオストロにも人がたくさんいました。

いつの間にか夜です。巡礼地らしく、広場には教会グッズを売る屋台がたくさん出ていました。f:id:tabikichi:20180531070711j:plain

夜のサンタントニオ聖堂。完全な半球のように見えるドームがみっしり集まってます。そういう積み木ブロックを置いたみたいな形が面白いです。

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(続く)

パドヴァ旅行計画≫

  1. スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画を見に、パドヴァに行く 
  2. スクロヴェーニ礼拝堂の予約方法と、パドヴァ想定観光ルート

パドヴァ旅行記

  1. 思わずため息が出る、スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画 
  2. パドヴァ観光初日は、巨大でゴージャスなサンタントニオ聖堂が終点。 ⇐今ココ
  3. 日曜のパドヴァはアンティーク市から。植物園とサンタントニオ聖堂付属博物館
  4. ポルティコと運河、街歩きのパドヴァ

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