2017年10月。ジョットのフレスコ画が有名なスクロヴェーニ礼拝堂を見たくて、パドヴァに行くことにしました。
目次
プラート・デッラ・ヴァッレは日曜のアンティーク市
パドヴァの超有名見どころは見てしまったので、この日はのんびり散策を楽しむ日。
まずは前日に市場の白いテントだらけだったプラート・デッラ・ヴァッレに来ました。前日に引き続き、やっぱり市場が開かれてました。
でもよく見ると、この日はアンティークマーケット。これは面白そう。
気が付いたら観光も忘れてぐるりと一周してました。
サンタ・ジュスティーナ教会
アンティークマーケットを見た後は、すぐ近くにある、サンタ・ジュスティーナ教会に行ってみました。この教会も大きくて広いです。
植物園
そのまま歩いてパドヴァ大学の植物園に来ました。
緑に癒されます。ここは天気のいい日に来たいですね。
日本の柿がありました。
春頃に行ったら、花がきれいなのかも。
ゲーテが絶賛したという棕櫚の木は、温室で保護されてます。
ランチ Osteria Ai Scarponi
日曜のランチ。日曜でも開いている店を調べておいたので、開店と同時に行ったけれど、席はほぼ全部予約で埋まっていました。食事を終えて出る頃には満席で、外にも待っている人がいました。
美味しかったです!混雑も納得の味。
サンタントニオ聖堂博物館
再び、サンタントニオ聖堂まで来ました。目的は、前日に入れなかった大聖堂の付属博物館です。
入り口に大聖堂の模型を発見。やっぱり、半球型、というか逆さにしたお椀を集めたようなドームが目を引きます。広いと思ったら中庭が二つもある敷地でした。
中庭にある像。聖アントニオスさんということで良いのでしょうか。何をしているところなのでしょうか。
博物館内部はそんなに広くなく、宗教画や木象嵌(タルシア)をまったりと見学。
美術品のエリアから、サンタントニオ聖堂への寄付品などの展示エリアに入りました。教会や大聖堂の付属の博物館では、寄付・寄贈品の展示ゾーンというのをたまに見かけます。
ここでは、洗礼の時に着た子供のドレスとか、その時の子供の髪の毛とか、寄贈された古い、さび付いた宝飾品とか、大量にところ狭しと並べられていて、生々しい。特段美しいわけでもないし、正直、過去の人々の信仰心に当てられて、少し気持ち悪いです。
(個人的には、記念の落書きだらけの壁とか、南京錠でびっしり覆われている橋なども気持ち悪いポイントです。)
でも見るのが好きなものもあります。
それがこれ。「Per Grazia Ricevuta」、あるいは「P.G.R」とだけ書かれている絵です。
詳しいことはわからないけれど、何かの危機的な状況で助かったということを、その人の信じる聖人や教会のおかげだということで、感謝のしるしに奉納したものっぽい。・・・と勝手に解釈してますが、違うかもしれません。
昔のイタリア人の様々な危機的状況や熱心な信仰が想像できて、生々しいけど、興味深いのです。
(続く)
≪パドヴァ旅行計画≫
- 思わずため息が出る、スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画
- パドヴァ観光初日は、巨大でゴージャスなサンタントニオ聖堂が終点。
- 日曜のパドヴァはアンティーク市から。植物園とサンタントニオ聖堂付属博物館 ⇐今ココ
- ポルティコと運河、街歩きのパドヴァ
≪パドヴァ街歩きTips≫