超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【プロヴディフ旅行記】4:所要4時間で!旧市街のお屋敷+ローマ時代のモザイクをたっぷり観光

ブルガリア旅行記5日目。プロヴディフのオスマン様式のお屋敷が立ち並ぶ旧市街と、休憩を挟んでローマ時代のモザイクをそのまま保存している博物館を観光。13:10~17:10の実録4時間でした。

 

目次

 

プロヴディフ観光ルート

プロヴディフはローマ時代の遺跡だらけの街です。

この日はそんなプロヴディフを一日観光しました。

下のマップのように、紫→ピンク→緑(カフェ休憩)→黒、の順に見て回って4時間でした。半日観光でも十分行けるとおもいます。

プロヴディフの観光の中心は間違いなく「ローマの円形競技場」近辺でしょう。歩行者天国の南北に走る大通りがあって、観光客であふれています。

それでは行ってみます!

 

ローマ競技場跡からローマ劇場へ

歩行者天国のメインストリート、knyaz Alexander Ⅰ(クニャズアレクサンデル1世)通り。たくさんお店やカフェが並ぶ通りです。

 

朝ごはん

まず腹ごしらえしました。

メキッツァのお店。このとき13時前後です。昼ですが、午前中寝てたので朝ごはん。

 

ローマ劇場跡へ向かう途中の教会

街なかの「ローマ劇場はこちら」案内に沿って歩くと、途中坂道になります。

この近辺でいくつか教会を観光しました。入れるところと入れないところがあります。建物の外観は古びていてどれもいい感じ。

 

ローマ劇場跡(有料)

チケットを買わないと中に入れません。どうやら、この後訪れるお屋敷街とかの共通チケットがあったらしい。。。お屋敷なんかも結果的にほぼ全部見たので、共通チケットを買っておくとお得に済んだかもしれない。

イベントの準備をしていました。舞台後ろの柱あたりが、古代ローマっぽくてかっこいいです。

 

オスマントルコ風お屋敷街

ローマ劇場から坂を下りて北側の丘へ行くと、古い(19世紀頃)お屋敷街があって、どれも入場料を取って中に入れるようになってます。

これは古代の門。こういう古い遺跡の跡地に、当時の貴族階級?富裕層が家を建てたのですね。

こちらもローマ時代のラウンドタワーの遺跡。石積みの感じが好き。

カラフルな家は壁に模様が描かれてたり、屋根がうねった曲線を描いてたり、ブルガリア民族調を感じられてかわいいです。どれもかなりの大きさです。

それぞれの家に色や装飾なんかの特徴があって、見飽きない。当時の富裕層がお互い張り合ったりしてたんでしょうか。

ただ、内部の間取りはどこも似てました。石と木で作られたお屋敷の中は、やっぱりオスマントルコ風です。美しい天井や壁の装飾、トルコ絨毯や壁際のベンチ、西欧家具との組み合わせ、など。

外壁装飾がひときわ目立つこの家は、民族学博物館です。

こちらはなかなか展示が充実してて面白い家でした。

道路を渡って、バラバノフの家。

そこの出口の裏庭からつながっている、ヒンドリヤンの家。

なんだかんだで主要な家には全部入ったと思います。やっぱり共通券を買っておけば良かった。。。

丘の上の旧市街の入り組んだ道を歩く。雰囲気いいです!

細い小道やいきなりメイン道路に通じる階段などがあって、楽しいです。

 

カフェ休憩

いったん新市街に戻って、カフェ休憩しました。

この時点で2時間半が経過してました。

このあと少し遠いところにある博物館まで歩くので、英気を養う。

 

ローマ時代の床モザイクを見に行く

もともとは「小さなバシリカ」という博物館だけ行く予定だったんですが、そこで、Bishop’s Basilica of Philippopolis(フィリポポリスの司教座バシリカ、または司教区大聖堂)という博物館の共通チケットを勧められました。

この博物館を知らなかったんですが、なんかモザイクがすごそうだったので、共通チケットで2つ見に行くことにしました!

(後者の博物館は2021年にオープンした新しい博物館です。持っている地球の歩き方が古くて掲載されてなかった)

 

旧市街経由で「小さなバシリカ」のある大通りまで

旧市街の入り組んだ通りが楽しかったので、わざわざ旧市街経由でバシリカに行くことにしました。

楽しいです。

石段の階段や道をぐるぐる迷う。楽しい。

丘を越えて降りていく最中、小さい教会を発見しました。

ちらっと入らせてもらうと、中にはとてもブルガリアっぽいカラフルなイコノスタシスが。とても良い。良いですね。

平地に出てもまだ石畳。まっすぐ行くと大通りに出ます。

 

Small Basilika(小さなバシリカ

しばらく歩いて到着。赤い建物です。

中はかなり近代的で新しい建物でした。スモールバシリカというだけあって、小さい。

モザイクの真ん中には入れません。

ありました!見たかった、シカ。

輪郭線が黒いテッセラではっきり描いてあるのが可愛いですよね。ちょっとマンガっぽいこの感じ。

それから、2羽の鳥。配置が可愛い。

この二つのモザイクは十字架型に彫られた洗礼槽のまわりに、くっきりはっきり描かれてます。

 

Bishop’s Basilica of Philippopolis(フィリポポリス司教大聖堂)

スモールバシリカの前の通りを、新市街の方向に進むと次の博物館がありました。

クジャクのモザイクが有名らしい。なおフィリポポリスというのはローマ時代のプロヴディフのことです。

入口は反対側でした。

ここは先ほどのバシリカよりかなり巨大な建物です。そもそものモザイクも面積が広大。

館内の説明パネルもあちこちに設置されており、気合が入っていました。ちゃんと説明を読んでじっくり観光したらけっこう時間がかかりそう。

入ってすぐのところにある、こちらが有名なクジャクの床モザイク。

聖堂のナルテックス部分に該当するそうです。

強化ガラスっぽい渡り廊下の上からモザイクを見学するスタイル。

とにかく広いです。

モザイクの一部を拡大。

2階フロアにもモザイク展示がありました。各種鳥類のモザイク。かわいい。

・・・鳥類図鑑?謎に檻の中の閉じ込められた鳥がいたりして面白かったです。

下のモザイクは、噴水の左右にクジャクがいるという構図だったのが、左側のクジャク部分だけいつの間にかなくなっていたというもの。

最後に、ここのシンボルのナルテックス部分のクジャクを拡大して撮ってみました。

全体的にすごく見ごたえがあって面白い博物館でした!観光客も多かったです。

 

夕ご飯

モザイク博物館から、レストランの多い通りまで移動。せっかくなので遺跡部分を歩く。

ちゃんと階段や手すりが整備されていて、観光客が中を歩けるようになってます。

夕ご飯の様子。

プロヴディフ観光はこれでおしまい。プロヴディフの観光名所、見るべきところはなんだかんだでほぼ見たかもしれない。充実してました。

翌日はヴェリコ・タルノヴォに移動します。

(続く)

 

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