ブルガリア旅行記4日目、午後。プロヴディフから出発するバチコヴォ修道院+アセン要塞は、タクシーで行ったら14:00~17:30、実録3時間30分の行程で、90レヴァとツアーより安かった。
目次
ツーリストインフォメーションで聞く
バチコヴォ修道院までタクシーで行くことを決め、まずはタクシー探しです。以前の記事に書いたとおり、プロヴディフの駅前や街なかではタクシーを拾えませんでした。なので、タクシー情報を求めてインフォメーションに行ってみました。
ツーリストインフォメーション・・・観光地のど真ん中にあります。
タクシーでバチコヴォ修道院まで行きたいが、いくらくらいかかるか?聞いてみます。
バチコヴォ修道院までタクシーで行く?!本当に?!と信じられない、という反応が返ってきた。タクシーで行く人あまりいないのだろうか。
窓口のお兄さんはタクシー料金はわからないとのことだったので、タクシーが拾えそうな場所を教えてもらいました。やっと乗車拒否しないタクシーと出会えました。
ちなみに乗車場所は ↑ この辺です。
タクシーで行くバチコヴォ修道院とアセン要塞
行先・料金交渉
タクシーの運転手さんは、バチコヴォとアセンフォートレスという単語で、行先はすぐにわかってくれたようです。それぞれ観光中に待機しててほしいこと、最後はアパートメントまで送ってほしいことを伝えたうえで、大体いくらになるか確認しました。
運転手さん曰く、
メーターを回すのでわからない、メーター価格は社内に貼ってある料金表(1キロ1.09レヴァくらいだった。うろ覚え。)のとおり。
とのこと。
バチコヴォ修道院まで約30キロ、そこからアセン要塞まで大体10キロ、そこからプロヴディフまで20キロの合計およそ60キロ。プラス待機中のメーター料金・・・とざっと計算し、行っても100、と計算して乗車しました。
タクシーに乗り込んだのが、14時過ぎくらいのことです。
バチコヴォ修道院
お土産屋さんが軒を連ねる狭い参道をタクシーでゆっくり登っていき、駐車場に到着したのが14:30頃です。門が立派。
中に入ります。
見えました・・・
いい!いい感じの教会です。
手前の石がゴロゴロしてる壁の方が12世紀創建の教会、奥に見えるのが17世紀創建のもの。だそうです。だいぶ修復の手が加えられている感じもしますけれども。
ところで、「11世紀後半の創建」と本に書いてあったバチコヴォ修道院ですが、一番古い11世紀後半の建物は、この修道院コンプレックスの敷地から300メートルほど離れたところにある納骨堂のことでした。このときの訪問ではそのことを知らず、見に行きませんでした。
ただ、どう考えてもここの2つの聖堂が対観光客向けのメイン施設、となっています。
だって。
こんなことになっているんですもの。すんごい。金!
途中、小学生の社会科見学らしい集団がこれでもかと現れ、小学生と引率の先生とその他観光客にまみれながらの観光となりました。。
描かれた時代が複数年代あるため、絵のタッチが微妙に違ってたりしてなかなか楽しめました。
それから外壁のこれも、新しいものかと思われますが、緻密で面白かったです。
他の団体の観光客に混ざって、食堂部分も見学できました。(写真撮影禁止。)内部のフレスコ画をじっくり見ていたら、カギ閉めるから出て、と身振りで示されて外に出されてしまいました。
あとは、新しい方の聖堂にある聖母マリアのイコン(長蛇の列)を遠目から見て拝んでみたりしました。
駐車場で待っていたタクシーに乗り込み、アセン要塞に移動します。車内から見たバチコヴォ修道院の参道。
駐車場までタクシー移動だったので歩けなかったのですが、ツアーやバスで来たらゆったり散策したりお土産を見たりできそう。
アセン要塞と聖母教会
アセノヴグラドへ戻る道の途中で、アセン要塞方面の分岐点から先、傾斜のすごい坂道をぐんぐん登って到着。
こちら、アセン要塞の駐車場です。
概要を示した看板。
教会はこちら、の小さな矢印。景色がすごい。
ここで入場料金を払います。
しばらく道なりに歩いていくと、見えました。
いい感じにひなびてて好きなタイプです。
まず1階。
それから2階。
ああ。。。壁画が少し残っている。綺麗に修復されています。
バチコヴォ修道院の壁画よりもこっちに親近感がわいてしまう。オーソドックス教会のこれらの絵、もはやお馴染みの、懐かしさを感じる宗教画。
教会の過去の姿を示した図。
すごく良かった。ちゃんと手入れされ、観光客を迎える状態に修復してくれて、ありがとうと言いたい。
山の上の景色も良くて、本当に来れて良かったです。
最後、アパートメントの前で降ろしてもらいました。
料金合計は90レヴァでした。ユーロ換算で45ユーロ。ツアーが1人70ユーロだったから、ガイドがない分だいぶ安く済みました。
夕ご飯と散歩
アパートメントは、新しくて綺麗で清潔で、居心地よく便利な部屋でした。
バスルームの濡れた床が速攻で乾くのに驚きました。
夕ご飯を求めてぶらぶら歩く。
住宅街で見た家。
それから、大きい公園を通り抜けました。
なぜか桃太郎がいた。。。
プロヴディフは岡山市と姉妹都市なのだそうで、友好20年記念、とかいうプレートが付いてました。
まさかこんなところで日本語を見ようとは。
この日の夕ご飯は、ソフィアからの移動とタクシーツアーで疲れていたので、簡単生パスタにしました。
紙パックにパスタとソースを入れたものを店内で食べれます。
うまい。パスタの量はけっこうあるので、これでかなりおなかいっぱいになります。
気取らない店内。簡単な食事ができてよいお店でした。
(続く)
≪ブルガリア旅行計画≫
1.ソフィア旅行記
- ソフィアからバスでの行き方・プロヴディフ駅前バスターミナルの模様
- バチコヴォ修道院+アセン要塞の行き方比較・タクシーがお得
- タクシーで行くバチコヴォ修道院とアセン要塞 ⇐今ココ
- 所要4時間で!旧市街のお屋敷+ローマ時代のモザイクをたっぷり観光
4.ルセ旅行記
5.ネセバル旅行記