超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ソフィア旅行記】1:所要2時間で!市内の主な教会観光、街歩きルート

ブルガリア旅行記、1日目です。到着した日の午後に有名どころの教会を歩いて回ったルートとかです。16:30~18:30の実録2時間。

 

目次

 

ソフィアの有名観光地街歩きルート

ソフィアに無事到着。ホテルはこちらです。

www.booking.com

ソフィア市内のど真ん中。古いホテルっぽいのですが、外観は現代的。

とにかく観光にめちゃ便利な立地でした。

ソフィアはトラムとかが走っていて、なかなか都会です。

それで、まずはケーキの美味しそうなカフェに入って、甘いものを補給しながら街歩きルートを考える。

ケーキ・・・全く読めないので指差し注文しました。

味?とかは完全にジャケ買い。美味しかったです。

糖分を補給した頭で導き出されたルートがこちら。

カフェを出たのが16:30、最後にニコライ聖堂を出たのが18:30だったので2時間の行程です。今回は間に合いましたが、教会の多くは18時頃閉まるところが多いので、本当はもっと早めにスタートすればよかったかもです。

それでは行ってみます!

 

聖ゲオルギ教会

良いですね・・・4世紀のローマ時代の初期キリスト教会です。ローマ人がつくったやつです。中にも入れますが、狭い聖堂内はほぼほぼお土産屋さんとなっていました。分厚い壁の、何度も塗りが更新されたフレスコ画が歴史を感じさせます。

 

聖ソフィアの像

大通りに出たときに見ました。体分部がゴールド、衣服部分が黒という、なかなかのインパクト。

 

聖ネデリャ教会

おお・・・巨大です。まるでオスマン帝国のモスク風の建築を土台にして、その上に正教国家としての自負、ビザンティン様式を出現させて、さらにブルガリア独自風味を足したような、とってもブルガリアらしい美しい建物です。内部も荘厳でした。

 

聖ペトカ教会

17時くらいだったのですが、入口の人に入れない、と言われて引き返しました。オスマン朝時代に建てられたということで、大きさを制限されたのだとか。とても小さいです。

 

セルディカ駅

聖ペトカ教会のすぐそばが、地下鉄セルディカ駅なのですが、その周辺がふつうに遺跡になってました。ローマ時代の遺跡がある街に来ると、なんというか・・・文化的資本の豊かさというか余裕みたいなものを感じます。

 

バーニャ・バシ・ジャーミヤ

オスマン朝時代の16世紀のモスクです。石造りのモスクはトルコとかでもたくさん見れますが、中央のドームとそれを支える四角形の石積みの土台、という様式が美しくて好きです。

 

ソフィア歴史博物館

モスクの広場の反対側にありました。黄色くて赤茶色で、とてもブルガリアっぽい。

外側の装飾の拡大写真。

 

聖パラスケヴァ教会

すごくブルガリアらしい建物がある、とグーグルマップで発見したので見に行きました。20世紀の建築だそうです。良いですね。とても良いです。形だけでいうと、聖ネデリャ教会より、アレクサンダル・ネフスキー聖堂よりも好きかもしれない。

この角度も良い。

 

アレクサンダル・ネフスキー聖堂

大本命、アレクサンダル・ネフスキー聖堂の手前(参道?)沿いにあった彫像。

まるで仁王像のように目ヂカラが強くて、写真を撮ってしまいました。おそらく第1次ブルガリア帝国の皇帝サムイルと思われる。

見てください。この目力を。

この人は第一次ブルガリア帝国の皇帝なのですが、ビザンツ帝国との戦争(1014年)で敗れています。

サムイルは助かったそうですが、そのときビザンツ帝国側の捕虜となった1万4千人のブルガリア人兵士たちは、ビザンツ皇帝バシレイオス2世によって、両目を潰された状態で徒歩でブルガリアに帰らされたそう。(全員の両目を潰したのではなく、徒歩の先導役となるよう、100人に1人は片目のみ潰した)

それを見たサムイルは卒倒し、その2日後に死んだとのこと。

そういう背景を鑑みると・・・この像であえて目力つよつよにした意味があるような気がしてきます。

聖堂の正面ファサード

この建物は横や後ろから見た方が美しい。
ちなみに内部の壁画も、サムイルの彫像のような目ヂカラ強めの人物がたくさんあって面白かったです。

 

聖ソフィア教会

ソフィアの街の由来となったという、聖ソフィア教会です。

6世紀の初期キリスト教教会で、20世紀に復元したとのこと。

復元されたときの石使い?天井のこの辺の感じが面白い。

 

聖ニコライ聖堂

公園の敷地内にあり、思わずみなカメラを構えてしまう美しい建物。

ロシア正教会です。18時過ぎに入ったのですが、少人数で典礼のコーラスが歌われていて、静かに鑑賞&見学しました。

正教会典礼の際の音楽・コーラスはこれまでアルメニア正教会ギリシャ正教会ジョージア正教会などで聴いたことあるんですが、これってそれぞれの正教会によって共通だったり、逆に全然違ったりするんだろうか・・・。

カトリックプロテスタントのミサ曲はクラシック音楽の文脈でだいぶ一般的なのだが、正教会典礼音楽ってどうなってるんでしょう。誰か博識な研究者が書いた論文を、さらに誰かが一般人向けに読みやすい新書にまとめたやつを読んでみたい。

 

夕ご飯 Skarabar

近くで美味しそうなレストランを探してここにしました。ちなみに最後に観光した聖ニコライ聖堂の通りの向いにはロシア料理レストランがありました。

キョフテケバブ。肉~。うまかったです。

 

(続く)

ブルガリア旅行計画≫

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