ブルガリア旅行記、2日目です。世界遺産のリラの修道院とボヤナ教会を1日で両方見るツアーに参加しました。コスパ・タイパ的にお得です!
目次
ソフィアから行く世界遺産2カ所のデイツアー
ブルガリアの有名世界遺産といえばリラの修道院。それから、ソフィアに観光に行く人ならば調べて知っているであろう、ボヤナ教会。
・リラの修道院はソフィアから120キロ。
・ボヤナ教会はソフィア中心部から9キロ、バスやトラムでアクセス可能。
もともと1日ずつ分けて観光を考えていたのですが、2つの世界遺産を1日で案内してくれるツアーがけっこうあるようです。ネットで探してみるとこんな感じ。
Tripadvisor | リラ修道院とボヤナ教会のシャトルツアー、提供元:V Travel | ソフィア, ブルガリア
ホテルのフロントにも複数のパンフが置いてあったので、こちらに申し込んでみました!
ホテルはここ。
ツアー会社のウェブサイト。
Zelanos Tours – We know Bulgaria!
当日、ミニバンでホテルにピックアップに来てくれました。運転手と感じの良いガイドのお姉さんです。ガイドは英語。参加者は我々夫婦のほかにイタリア人夫婦と赤ちゃんという少人数のツアーでした。お昼ご飯や各修道院の入場料などはそれぞれ自腹です。
リラの修道院
山奥の宗教施設なんですが、世界遺産のネームバリューによる観光客と、ブルガリア風のカラフルペインティングで、どことなくファンタジーなわくわく感を醸し出しています。
聖母教会
門のところで服装チェック(肩出しNG)があり、門をくぐるとこれです。
カラフルです!
周りを取り囲む宿坊の建物もテイストそろってます。
近くによって見上げてみる。独特のデザイン感がたまりません。
たまーに、人里離れた修道院なんかで、「絶景シーナリー!おこもりステイ・修道院&ウェルネスリゾート&スパ 一日○組限定」みたいなキャッチコピーが思い浮かぶところがあるんですが、ここもそうでした。
まあ・・・若干人が多すぎで、おこもりステイには向かないかもしれない。
入口正面外側の描き込み。
色がすごい。
横の壁。
ブルガリア正教に基づく「~べからず」集とのこと。
この後教会内に入って、説明があって、自由時間になります。
教会後ろ側。美しい。
偉い人のお墓。この壁をよく見るとわかると思うんですが、
このストライプ、レンガ模様に見せかけたペイントでした。
すごい!全面手描きかな?定規とか使ったのかな・・・。
19世紀に建てられたものということですが、わざわざこのレンガ模様ペイントにしたということは、本来であればここはレンガを積むべきところだったということですかね・・・?
ネオ・ビザンティンとかポスト・ビザンティン様式とか、ブルガリア民族調とかいうもののようですが、やっぱり本来は12世紀頃から残るレンガ造りのオーソドックス教会のようにしたかったのかも。
ブルガリアオーソドックス教会として、ここはカラフルなレンガ模様にすべきだろう。そして、それを一から作るのは現実的ではない(?)から、ここは全ペイントで行こう。そういう判断があったのかも~。
パン屋
入口と反対側の門から出たところにある、メキッツァというパンを食べたくて並びました。
混んでます。
そしてこれが食べたかったメキッツァ。飲み物はアイラン。
テーブルの上に置かれている粉砂糖をぞんぶんに振りかけて食べます。ふわふわ熱々の少し塩気のある揚げパンに粉砂糖の甘さがおいしい。
じつはこの旅行に来る前、北マケドニアでおそらくおんなじものを食べたのですが、ここのが数倍美味しかったです。
フレリョの塔
入場料を払うと、上まで登れるので登ってみました。
途中途中で、窓から見下ろす景色が楽しいです。
教会の二つのドームを見る。
最上階の部屋には天井と壁にフレスコ画がうっすら残っていて、ライトアップされていました。
博物館
修道院博物館。よくある、修道院に寄付されたお宝とかタペストリーとか十字架とかの展示です。ブルガリア語の文法の本とかが面白かった。
この博物館を出てパシャパシャ写真を撮っていたら、集合時間になりました。
ランチ
リラの修道院を出てから車で5分くらいのところにあるレストラン。
先ほどメキッツァを食べたばかりなので、簡単なものにしたいと思っていたら、ガイドさんがブルガリアの冷製スープをおすすめしてくれました。
タラトゥルというヨーグルトベースのスープ。冷たくて塩気があって、中に刻んだキュウリが入っている。美味しかったです。この後のレストランでも何度か注文しました。暑い夏にぴったり。
ボヤナ教会
ミニバンでソフィアまで戻って、郊外の山っぽいところで降ります。入口。
チケットを購入する。
この窓口の手前左奥にトイレがあります。
道なりに進んでいくと・・・
ありました!ここから見えている部分は19世紀の増築部分。
早速中へ。すっごく狭いので、一度に入れる人数が限られます。
撮影禁止なので中の写真はないですが、13世紀のフレスコ画を見ることができました。リラの修道院も良かったけど、ビザンティン教会好きとしては、やはりこの辺りの年代のフレスコ画がしみじみ、良い・・・。
外です。ビザンティン教会です!やはりこれくらいの地味なやつが、良い・・・。
良いです。
この真ん中から左の2階部分があるところが13世紀の増築部分、右側が11世紀の本来部分だそうです。やっぱ見ていてしっくり来る。
こう、角度をつけてね、眺めるのがいいんですよね。こういう教会は。
後陣。驚くほどシンプル。
とてもよい形の教会です。
それからこの教会を取り囲む公園には、アメリカから寄贈されたセコイアの木が何本も植わってました。
なかなか良いです。
教会の周りが背の高い木で囲まれて・・・って、それまるっきり日本の神社の立地ですね。どうにも落ち着くと思ったらそれかぁ。
最後は市内のそれぞれのホテルまで送ってもらって、ツアー終了。大充実でした。
夕ご飯 Manastirska Magernitsa Restaurant
夕ご飯は、ソフィア市内でブルガリア料理を出す一軒家風のお店へ行ってみました。
おすすめが英語で書いてあります。
2階のお部屋に通されました。民族調でかわいい。
お料理。
サラダとパン。
ウサギ肉のシチューとラムシチュー。
美味しかったです!
(続く)
≪ブルガリア旅行計画≫
1.ソフィア旅行記
- 所要2時間で!市内の主な教会観光、街歩きルート
- 世界遺産を1日で2つ見るツアーが便利!リラの修道院とボヤナ教会 ⇐今ココ
- 中心部の美術館・博物館めぐり(4時間)
- 1日乗車券とバスで行く、ヴィトシャ山の麓の国立歴史博物館
4.ルセ旅行記
5.ネセバル旅行記