ブルガリア旅行記8日目、午後です。ルセからイワノヴォ岩窟教会までは手っ取り早くタクシーを使いました。タクシーを使うことに決めた理由はこちら。ホテルの人に勧められたバサルボヴォの岩窟教会も観光して、全行程2時間30分でした。
目次
ルセのホテルでタクシーを呼んでもらう
ルセのバスステーションに着いたのが13時。ホテルに入れたのが13:30でした。
こちらのホテルは部屋が新しくてとても綺麗。それにオーナーがすごくホスピタリティに溢れた女性で、すっごく快適でした!
1階の部屋だったんですが、共通の庭に面してて椅子とテーブルが使えるようになってます。
ここのオーナー女性に、イワノヴォのロックモナステリーに行きたい・・・というと、パンフレットを取り出してきて、チェルベンとバサルボヴォも行けばよい、という。
チェルベン。↓バサルボヴォ。↓
自分の興味は「教会」なので、要塞の遺跡・・・教会はあっても遺跡だけと思われるチェルベンは行かないことにして、バサルボヴォのロックモナステリーは見てみることにしました。
バサルボヴォはイワノヴォまでの道の途中にあるので、行きやすそう。
この2つを回って、最後ホテルまで送ってもらえる段取りでタクシーを呼んでもらいました。
ホテルのロビーにたくさん置いてあったキャラメルみたいなお菓子。お昼ご飯を食べる時間がなかったので、このキャラメルを何個か持って行って、イワノヴォ登山時の糖分にしました。
タクシーはすぐに来ました。2カ所回って50ユーロ(100レヴァ)で行ってくれるとのことです。
バサルボヴォの岩窟教会
最初にバサルボヴォです。
ほほう・・・なるほど、崖です!崖の横穴に聖堂があるやつですね。
さっそく入場料を支払い、崖の外側の階段を登る。
登り切ったところにある聖堂。イコノスタシスなどで普通の教会のように使われていました。
ろうそくを立てるところ。
聖人の絵が彫られている。
バサルボヴォの岩窟教会では、壁画はないようでした。
やっぱりこの、崖や洞窟と一体化した教会建築というのはそそりますね。教会建築好きの自分の中でも大好物シリーズです。
バサルボヴォで見るところは正直これだけです。
あとは、地上にある新しい教会なんかを見て、裏側をぐるっと見たりして終わりにしました。
普通に地面に接している崖にも横穴がたくさんあって、イコンや十字架がかけられています。
イワノヴォの岩窟教会
いよいよ本命のイワノヴォ。崖のふもとの駐車場にタクシーを止めてもらいます。
駐車場から岩窟教会まで
営業時間とチケット料金の案内。いったいどこで料金を払うんだ。
奥に見えていたカフェの人にどこでチケットを買うのか?聞いてみたら、崖の上にある教会の入り口横で買え、とのことでした。
全体図はこちら。
さっそく上ります!
教会までは手すり付き階段が整備されています。
そこまで大変な道のりではなかった。
聖母教会
この岩の割れ目が入口です。かっこよい。入ってすぐ左にパンフレットなどを置いているテーブルにて、チケットを購入します。
おお・・・。これは、かっこよい!!低い天井一面のフレスコ画。良いです。
これまでも各種洞窟系教会の壁画を見てきましたが、一面をフレーム分けして丁寧に聖書の場面を描いたものが、こんなに保存状態よく残っているのってあんまりないのでは、と思います。
天井の絵の一部、最後の晩餐。
イエスの変容。
ユダの裏切り。
ユダの自殺。
それから、この手の絵で自分が注目してしまうのが、出資者の肖像画。この洞窟教会は第2次ブルガリア帝国の皇帝イヴァン・アレクサンデルがお金を出したということで、岩を抱える皇帝が描かれています。
ふつうの教会だとこの場合腕に抱えられてるのが教会なんですけど、岩ってところが面白い。もっと鮮明に岩を描いた状態を見たかった。
その他のチャペルの壁画。エルサレム入城の絵だそう。
本来使われていた入口はバルコニーとなっていて、このような景色が見えます。
絶景!修道士など、修行者としてのロケーションもばっちりですね。
イワノヴォで見学できる教会は一つだけ
教会を出てから道なりに進むと、イワノヴォの景色を臨むハイキングコースを歩くことになります。
景色が良くて気持ちいいです。
ところで、「イワノヴォの岩窟教会群」っていう名称だから当然複数の教会や聖堂を見られると思ってたのですが、壁画が見られるのは先ほどの聖母教会のみということでした。(聖母教会内の係の人に聞いた。)
ちょっと拍子抜けですが、でもフレスコ画はすごかったので良かったです。
2カ所観光して、14時頃出発して16時30分に戻ってきました。
ドナウ川で食べる夕ご飯
戻ってからルセを散策。
ドナウ川のレストランで夕ご飯にしました。
せっかくドナウ川なので、トラウトとか食べてみました。
向こう側がルーマニア。
ルセ中心部
食後に、ルセ中心部を通ってホテルまで戻ってみる。
食後のコーヒー。
中心部はとてもヨーロッパらしい雰囲気です。
ルセ(Русе)モニュメント。
奥に見える横長の無骨な建物に惹かれる。
劇場と、噴水。
東欧っぽい雰囲気の建物。カワイイ。
考える人みたいな彫刻。
街なかで気になったビル。
これは落書き・・・?それともデザインなのか?
ルセの滞在は一泊のみ。
翌日の早朝に、バスでネセバルに向かいます。
(続く)
≪ブルガリア旅行計画≫
1.ソフィア旅行記
4.ルセ旅行記
5.ネセバル旅行記