超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカーやキャンプなどはしません(できません)・・・。公共交通機関ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【フェラーラ旅行記】修復中、あるいは修復前夜のフェラーラ。世界遺産のルネッサンスの街を観光・街歩き

パルマ、モデナ、フェラーラ旅行記の続きです。フェラーラに1泊して観光・街歩きの旅行記です。

 

目次

 

エステンセ城

f:id:tabikichi:20180923073839j:plain

フェラーラに着きました!ホテルに荷物を置いたら、まずエステンセ城から観光スタートです。

フェラーラの駅から旧市街に向かう大通り沿いにあります。

f:id:tabikichi:20180923074009j:plain

大きい!要塞っぽくて堅実感あふれる城です。機能重視?の感じ。平野の街なので、これだけ大きいと周りが見渡せるのでしょう。

城の周りはお濠で囲まれてます。

f:id:tabikichi:20180923075333j:plain
f:id:tabikichi:20180923075330j:plain

早速中に入ります。入口は中庭に入ったところ。

f:id:tabikichi:20180923075415j:plain

エステンセ城内の見学コースの最初は牢獄。城と言ったら牢獄です。落書きがありました。

f:id:tabikichi:20180923074125j:plain
f:id:tabikichi:20180923074128j:plain

途中、オレンジの鉢植えがたくさん置いてあるテラスに出ます。鉢植えは温室に置かれてましたが、夏は外に出すのかな。

f:id:tabikichi:20180923075745j:plain

f:id:tabikichi:20180923075750j:plain
f:id:tabikichi:20180923075444j:plain

城の中のエステ家の部屋です。天井画が美しい部屋。

f:id:tabikichi:20180923074229j:plain

白い四角いものは、和紙。地震でひび割れなどの被害が出たところの修復に使っているのだそうです。

f:id:tabikichi:20180923074325j:plain

ここで塔に登ります。塔に登る場合はプラス料金が必要。狭い階段のためか人数調整を行っていて、しばらく並びました。

塔から見たフェラーラの街。今にも雨が降りそうな天気。向こう側に白いカバーのかかった大きな建物が見えます。少し嫌な予感。方角的にカテドラーレの方向にあるのですが・・・

f:id:tabikichi:20180923080034j:plain

塔から戻って、大広間を見学。天井を見上げて首が痛くならないように、鏡が置いてあります。

f:id:tabikichi:20180923080414j:plain

この部屋の天井画は古代のいろいろな遊戯をテーマにした絵で、楽しかったです。

水遊び。

f:id:tabikichi:20180923080907j:plain

相撲。

f:id:tabikichi:20180923080911j:plain

お手玉・・・?大道芸っぽい。

f:id:tabikichi:20180923080944j:plain

謎の競技。知恵の環みたいな、たくさん何かが付いた円環を持って、競争しているように見えます。

f:id:tabikichi:20180923081007j:plain

こんなところでエステンセ城の見学は終了です。

f:id:tabikichi:20180923081411j:plain

内部も面白いけど、やっぱり外観が素敵な城でした。

 

カテドラーレ、修復中・・・

カテドラーレに来ました!

f:id:tabikichi:20180923084039j:plain

どーん。嫌な予感、的中。

このファサード↓を見たくてフェラーラに来た(と言っても過言ではない)のに、全部見えないとはどういうこと?!

・・・落書きされてるし。

f:id:tabikichi:20180923084119j:plain

かなりがっかりしながら、とりあえず中を見ます。入口ドアのところ。これ、外にあったやつかなあ。

f:id:tabikichi:20180923084221j:plain
f:id:tabikichi:20180923084224j:plain

内部も絶賛工事中。蜘蛛の巣みたいなネットが天井を覆ってます。

f:id:tabikichi:20180923084430j:plain

とはいえ、修復中でもわかるゴージャスな装飾。

f:id:tabikichi:20180923084521j:plain
f:id:tabikichi:20180923084524j:plain

槍で龍を殺す、キリスト教界の人気聖人&有名人、サン・ジョルジョ。この街の守護聖人なのだそうです。

f:id:tabikichi:20180923084617j:plain

カテドラーレの隣の広場では、クリスマスマーケットが出ていました。ところで、カテドラーレの建物の側面が壁ではなく、ロッジアを作っていて、その中は全部商店になってます。

f:id:tabikichi:20180923092926j:plain

f:id:tabikichi:20180923100540j:plain

教会の建物に商店街ってあんまり聞かない・・・

f:id:tabikichi:20180923100721j:plain

カテドラーレ側面の柱廊の様子。細い柱のデザインが面白いです。

 

サヴォナローラ

f:id:tabikichi:20180923154202j:plain

フィレンツェで処刑されたドミニコ会の修道士サヴォナローラは、この街の出身です。エステンセ城の前に彫像がありました。説教中みたいな大げさなポーズが良いですね。

サヴォナローラ像の前はマーケットが出てました。天気は悪いけど、買い物客と観光客で賑わってます。

f:id:tabikichi:20180923100951j:plain

 

ディアマンテ宮、修復中・・・

ここも、フェラーラで見たかった建物のひとつです。しかし!

f:id:tabikichi:20180923101844j:plain

建物全体が三角形模様の布で覆われてます。まさかの修復中。それでも、模様がある分カテドラーレのカバーと比べればマシなのかも。

内部は国立絵画館になっています。

f:id:tabikichi:20180923152920j:plain

コスメ・トゥーラの作品が2点。

f:id:tabikichi:20180923152949j:plain
f:id:tabikichi:20180923152953j:plain

これは作者は忘れましたが、帽子のボリューム感、腰に下げているどでかい財布みたいなバッグが気になる。

f:id:tabikichi:20180923153210j:plain

どこかの教会の壁画かな。ポーズが面白い。

f:id:tabikichi:20180923153017j:plain

宮殿らしく、天井の豪華な部屋もあります。

f:id:tabikichi:20180923153044j:plain

これはカルパッチョのもの。

f:id:tabikichi:20180923153327j:plain

絵画館を楽しんだ後、中庭っぽいところに出てみました。もう暗いです。

f:id:tabikichi:20180923153430j:plain

ディアマンテ宮に来たのに、カバーのおかげでディアマンテ感を感じられない・・・。

悔しいので、工事中のカバーの途切れ目から覗く外壁を探しました。この大理石の四角錘が全面を覆う宮殿、見たかった。

f:id:tabikichi:20180923153531j:plain

 

フェラーラの美味しいレストラン

夕食は il Mandolinoというお店に行きました。

il Mandolino

f:id:tabikichi:20180923155624j:plain

パスタや肉料理がすごく美味しい、アットホームなレストランでした。

そんなに高くもないのがまた良し。お店の人は少しだけ英語が喋れるという感じですが、聞いたらメニューを簡単に説明してくれます。

f:id:tabikichi:20180923162917j:plain
f:id:tabikichi:20180923162922j:plain
f:id:tabikichi:20180923162943j:plain
f:id:tabikichi:20180923162929j:plain

特に肉料理が良かったです。チキンのグリルと、ウサギ肉の煮込み。

f:id:tabikichi:20180923163010j:plain
f:id:tabikichi:20180923165359j:plain

チーズも美味しかった。もちろんワインも。

 

レストランのドア前放置事件

何があったのかというと、このお店の予約なしで、開店前に行ったときの話です。オープン15分前に入り口前に到着しましたが、まずその時点で既に二人組のイタリア人が立っている。その後も、住民らしいグループや家族が来て、大人気レストランです。

ところが。明らかにオープンの時間が過ぎたのに、ドアが開かない。

なぜだろう・・・オープンから10分くらい過ぎたのですが、やっぱり開かない。ドアは防寒のためか二重扉になっていて、叩いたり、店内のスタッフに合図したり目くばせしたりが伝わらない。

ただし、2枚のガラス越しに、店内に客が入っているっぽいのが見えるのです。

え、どこから・・・?もしかして今晩は事前の予約で満席で、中にいる客は予約客なのかも?今我々と一緒に待たされているイタリア人たちもそれを知らない、予約していない客なのでは??

と、その晩ディナー難民になることを踏まえ、状況のわからなさに、だんだん不安に。

 

さて、いつまでも開かないレストランをあきらめて別のお店に行こう、と、入口を離れて裏通りを通ったとき。

なんと!このレストランは表通りと裏通りに面した入り口が二つあって、裏通りの方は開いてたんです。

試しに入ってみたらものすごくにこやかに、どうぞどうぞ、おはいりください、といとも簡単にテーブルに案内されました。

表のドアが開かなかったのは、まさかのレストランスタッフの開け忘れ。

表の入口ではおそらくイタリア人たちがまだ待っている。これをスタッフに知らせた方が良いのではないか。

と思っていたら、ようやっとスタッフが何か気づいたらしく、表の入口の鍵を開け、先ほど一緒に待っていたイタリア人がどどど、と店内になだれ込んできました。(全員座れる十分なテーブル数があった)

さて、これらのイタリア人たちは、待たされた怒りも疲れも見えず、むしろ大爆笑、みたいなテンション。そして、雰囲気からおそらく「も~早く開けてよ~!」「おかげでお腹すいたわー!」的なノリノリの会話をスタッフとしてるんですよね。

なんていうか・・・イタリア人、待つのが苦ではない?慣れてる?くたびれた様子や苛立ちの苦い顔などが全く見えない、イタリア人のテンションにカルチャーショック。その時点で開店時刻から15分以上経っていて、です。

ということで、このレストランはすごく美味しいのですが、入り口が二つあるので気を付けてください。

f:id:tabikichi:20180923165513j:plain

 

ヴォルテ通り

レストランのもうひとつの入り口がある裏通りは、単なる裏通りではなく、中世からその姿を変えずにいるヴォルテ通りでした。

f:id:tabikichi:20180924023722j:plain

なんてことない細い道ですが、アーチがかかっていたり、趣があります。

f:id:tabikichi:20180924023748j:plain

夜のエステンセ城。

f:id:tabikichi:20180924024636j:plain

翌日午前中、スキファノイア宮殿に行く途中にもう一度ヴォルテ通りを通ってみました。夜の方が怪しげな雰囲気があって素敵ですが、暗いし怖くて歩けない。朝なら安心して観光できます。

f:id:tabikichi:20180924023827j:plain

猫。

f:id:tabikichi:20180924023831j:plain

 

 

スキファノイア宮殿、修復のため閉鎖・・・の直前に滑り込み

f:id:tabikichi:20180924030539j:plain

スキファノイア宮殿は、フェラーラの街はずれにあります。外見は横長の、地味な建物。エステ家の別荘だったそうです。

f:id:tabikichi:20180924030733j:plain

なんとこの日を最後に、長期間の修復に入るため閉鎖するとのこと。ほんとですか!滑り込みセーフ。

見学できるのは12カ月の間と呼ばれる、有名な部屋とその奥の一室のみ。たくさんの観光客やガイドツアーで混雑してました。

f:id:tabikichi:20180924030946j:plain

損傷も激しいけれど、色鮮やかで生き生きした人物などを見てうっとり。

f:id:tabikichi:20180924101251j:plain

f:id:tabikichi:20180924101253j:plain

f:id:tabikichi:20180924101302j:plain

f:id:tabikichi:20180924101317j:plain

1月から12月までのそれぞれ、一番上が神の国、真ん中が星座、一番下が人間界を描いているとのこと。

f:id:tabikichi:20180924101349j:plain

f:id:tabikichi:20180924101608j:plain
f:id:tabikichi:20180924101612j:plain

ほとんど色が残っていないような壁面もあって、完全に残っているのは少しだけでした。

f:id:tabikichi:20180924101754j:plain

もしここも修復中で中に入れなかったら、ショックが大きすぎました。滑り込みで見られて本当に良かった。

 

ランチやチョコレートショップなど

スキファノイア宮殿を出たら、もう12時半頃。この近辺のレストランで、かつ開いているところでランチにしました。

フェラーラだけじゃないですが、イタリアの小さな街の日曜のお昼というのは、地元住民の予約でいっぱいということが多いです。家族や親しい人たちでちょっと外食でも、というニーズが多いのかも。

この時も特に予約はしていなくて、2軒ほど断られた後、「13時半までなら」みたいな条件付きで入れたレストラン。簡単にパスタとリゾットを頂きました。

f:id:tabikichi:20180924103933j:plain

f:id:tabikichi:20180924103805j:plain
f:id:tabikichi:20180924103801j:plain

食べ終わったあとは、観光する余力が残っていなかったので、フェラーラの旧市街を街歩き。ルネサンス時代に理想都市として整備されたのは、ディアマンテ宮の辺りなのだそうです。

f:id:tabikichi:20180924104355j:plain

なので、ヴォルテ通り近辺は都市計画で整備される前の旧市街・・・という理解で合ってるかな。

市庁舎前にアイスクリームの看板のあるチョコレートショップがありました。

f:id:tabikichi:20180924104507j:plain

アイスはさすがに寒いので、色々聞いてチョコレートケーキみたいなものを買いました。なかなか美味しいです。

 

ボローニャまでのエアポートバス

本数は1~2時間に1本と少な目だけど、乗り換えずに直接空港に行けるお手軽な空港バスです。

f:id:tabikichi:20180924105043j:plain

エステンセ城の本当にすぐ近くから出発しました。

f:id:tabikichi:20180924105108j:plain


これで、パルマ・モデナ・フェラーラ旅行は終わり。フェラーラのカテドラーレやディアマンテ宮は残念だったけど、これらを見るためだけにもう一回フェラーラに・・・来ることはないだろうな。

滑り込みで見学できたスキファノイア宮殿のフレスコ画は、すごく良かったです。完全に修復が終わったら、いつになるのかわからないけれど、どんなことになっているのか少し興味があります。

 

(続く)

パルマ・モデナ・フェラーラ旅行計画≫

  1. フェラーラとエミリア・ロマーニャ州の都市めぐり 
  2. 3都市+マントヴァの旅行日程と観光ルート 

パルマ・モデナ・フェラーラ旅行期≫

  1. 芸術と美食の街、パルマ。美味しいものも見どころも堪能する日帰り街歩き 
  2. モデナのエステンセ美術館、ロマネスク彫刻の大聖堂を観光 
  3. 修復中、あるいは修復前夜のフェラーラ。世界遺産のルネッサンスの街を観光・街歩き ⇐今ココ
  4. 番外編:マントヴァのドゥカーレ宮殿リベンジ