パルマ、モデナ、フェラーラ旅行記の続きです。パルマ日帰り観光を終えてモデナに戻った後とその翌日午前中、モデナを観光しました。
目次
エステンセ美術館
エステンセ美術館は、街外れのパラッツォ・ムゼイという博物館複合施設の中にあります。同じ建物内に、図書館や考古学博物館も入っています。
コスメ・トゥーラの描いたパドヴァの聖アントニオ。ガイドブックにも解説のあるものです。
画家の名前とその絵を一発で覚えてしまうくらい、顔に特徴があります。
この美術館では、絵画だけではなく彫刻や楽器など、エステ家のさまざまなコレクションを展示しています。
これらの陶器はヴェネツィアのものだとのこと。
聖母子像。
ティントレットの連作のうち一部。人間の躍動感がすごい。
ヴィオラとヴァイオリン。
鞭を打つ天使。
夜19時30分まで開いていたので、18時頃に行っても余裕で見られました。
夜のモデナ大聖堂
夜と言っても18時くらい。たくさん人が出ていて賑わっています。
モデナ大聖堂は閉まってました。翌日午前中も見る予定なので、とりあえずファサードだけ見ておきました。
アダムから取り出されるイブ。
禁断の果実を食べるアダム。なんか可愛い。
この日はここで終了。残りは翌日に観光します。
冬の夜のドゥカーレ宮殿。
朝の大聖堂・ロマネスク装飾を探そう
朝です。大聖堂を見に、再びやってきました。ロマネスク様式の建築物として、後ろのギルランディーナの塔と一緒に世界遺産に登録されています。
内部では、明らかに何かのミサ的なものの用意をしていて、どんどん集まってくる住民たち・・・。
見るだけであまり写真が撮れませんでしたが、主祭壇前のロマネスク的彫刻だけ撮ってきました。
大聖堂の側面です。
こちら側には二つの入口があって、正面ファサードに近い方の扉は細かいレリーフが彫られています。
真ん中を拡大すると、こう。
モデナ司教でモデナの守護聖人でもあるサン・ジェミニアーノの生涯だそうです。
少し後ろに下がって、全体を見てみたところ。
ここで、柱一つ一つの柱頭彫刻がすごくロマネスクなことに気が付きます。屋根の上にちょっとずつ飛び出しているところとか。
拡大すると、これです。
後ろにまわると美しい後陣部。
ここでも部分部分にロマネスクな彫刻があります。
さらに回り込んで、ギルランディーナの塔とつながっている、裏路地みたいなところ。こっちの側面にも入り口があります。
ここにもレリーフ。
中世の鎧をまとった騎士と馬。
こんな感じで、ロマネスク特有の変な動物や、等身の低いコミカルな人物像がたくさん発見できる素敵な大聖堂でした。
ギルランディーナの塔
・・・は、登りませんでした。
グランデ広場と大聖堂前の広場。
モデナのホテルはここ
モデナは、トレニタリアのモデナ駅と、市の中心部が少し離れています。なるべく駅に近いところでHotel Principeというホテルを取りましたが、結果的に駅から10分、市街地からも10分みたいな微妙な距離感になってしまいました。
部屋は狭いけどシンプルで、湯沸かし器もあります。バスタブはなし。
フェラーラへ
カプチーノとフォカッチャを食べて、次の目的地フェラーラへ向かいます。フェラーラへはボローニャ乗り換えで、ボローニャまで30分、ボローニャから30分です。
(続く)
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