イスタンブール旅行記その5です。天気に恵まれたので、イズニクへ日帰り観光。
目次
イェニカピ(Yenikapi)フェリーターミナル
この日は晴れ予報だったので、朝早くからイズニクへ日帰り観光に出かけました!
イズニクへはフェリーで行きます。行き方はこちら。
イェニカピフェリーターミナルまでは、ホテルのすぐ近くのスィルケジ駅から、マルマライという鉄道に乗って一駅。スィルケジ駅のホームはすごく深いところにありました。切符は窓口で購入。
イェニカピ駅で降りたら、たくさんの「ido」の看板があるので、これを目印に歩くと迷いません。
でっかい駐車場みたいなのを横切る。
着きました。
切符売り場は整理券システム。番号が表示された窓口に行きます。
イェニカピからヤロワまでの往復で買いたいことを告げると、時間を聞かれます。全席指定のようで、帰りのフェリーも時間をばっちり決める必要があるみたい。
行きは9:45発、帰りは16:45発のフェリーを予約しました。
出発時間までカフェでお茶を飲む。
勝手に猫カフェ状態。
この船に乗ります。かなり大きい。
フェリーの中にもカフェテリアがあって、パンとかコーヒーとか買えます。
ヤロワに到着。11時でした。
降りて右方向に歩いていくと、ワゴン車みたいなのがたくさん集まってる駐車場があります。運転手が声をかけてくるので、行き先を告げればOK。それぞれバスに行き先が書いてあるから分かりやすいです。
アヤソフィア・ジャーミィ
イズニクまでのバスはヤロワから1時間。途中、大きな湖が見えてきたらすぐです。
この時計台みたいなのが見える道路で降りました。すぐそこがアヤソフィアジャーミィです。
これがそれです!ガイドブックなどによると、4世紀にローマ時代の神殿跡に建てられた教会で、787年に第7全地公会議が開かれた場所。第2ニカイア公会議、とも言います。
第7回というとイコノクラスム(聖像破壊運動)を否定した会議です。
世界初の全地公会議、325年の第1ニカイア公会議についての記述が、看板にも、ガイドブックにも書かれてません。
第1ニカイア公会議が行われた場所だと思ってわくわくしながら来たのですが、ここじゃないのかも。
できれば1回目の公会議が開かれたという教会を見てみたかった。湖に沈んでる教会がそれだったりするのかな。
内部です。その当時のものそのままではないにせよ、公会議をするには少し狭いように感じますがどうでしょう。
現役モスクなので、絨毯が敷いてあります。
3身廊のバシリカ式。
奥の方に2つのドームがあり、内側にうっすらとフレスコ画が見えました。
ドームの窓の周り。聖人らしきものがいます。
真ん中のアプスには何もなし。
もう一つのドーム内側。こっちはけっこうわかります。
11世紀の地震の後に建て直されたらしいので、フレスコ画はその時のものかもしれません。
奥には何か石棺がありました。
入口入ってすぐのところには、古そうなモザイクタイル。
一部を拡大。
外側を一周してみました。
ビザンティン風の屋根の瓦は、あとでそれっぽく付け足したんだろうなあ。
ちなみに昼過ぎに前を通ってみたら礼拝の時間だったようで、びっしり入口まで人がいるのが見えました。
こうしてみると、修復された屋根部分がくっきり。見るものはほとんど残ってなかったけど、なかなか興味深い場所でした。
ランチ
アヤソフィア・ジャーミィの目の前のトルコピザ屋さん。美味しくてお腹いっぱいになるのにずいぶんと値段が安かったです。
イズニクのんびり観光
アヤソフィア・ジャーミィの隣のインフォメーションで、ヤロワ行きのバスの乗り場と出発時刻を教えてもらい、イズニク観光を再開。あと2時間ほどあります。
久しぶりの天気の良い外の観光なので、楽しい。
観光と言っても、アヤソフィア・ジャーミィの横の通りを歩くだけ。主要な見どころがそこに集まってるので、らくちんです。
この通りにはイズニクタイルのお土産屋さんなどもたくさんあって、見てるだけでも退屈しない通りでした。
ハジュ・オズベク・ジャーミィ
緑色のドームとそれを乗せている多角形が美しいジャーミィ。イズニクで最も古いモスクだそうです。
イズニクタイルの美しい看板と、水飲み場。
ちょうど礼拝の時間で、中には入れませんでした。
後で正面に回ってみると、趣ある古い建物の前に新しい部分がくっついていて、あんまり見た目はよろしくない感じになってました。
イズニク博物館・・・閉館中
広い敷地内に、歴史的っぽい雰囲気の美しい建物があります。
イズニク博物館ですが、改修中のため閉鎖してました。2015年のガイドブックで「改修中」とあったので、さすがに2018年はもう入れるかと思ってたから、けっこう残念です。
イェシル・ジャーミィ
その向こう側に見える綺麗な建物が、グリーンモスクと言われるイェシル・ジャーミィです。
ミナレットのタイル模様が可愛い。
こちらも礼拝中で中には入っていません。礼拝終了後のタイミングで撮った、正面の写真。
白っぽい石の美しい建物です。
レフケ門
お土産屋さんの並ぶ通りの突き当りは、このレフケ門です。近づいてみると三重の門になってました。こういう遺跡っぽいものは好きです!
中に入ってみると、けっこう大きいのがわかります。
二番目の門。
ギリシャ語の銘を発見。
3番目の門を出て、外から見たところ。
外側にはレリーフっぽいものがありました。こういうレリーフとか彫刻の保存状態の良いやつが、イズニク博物館で見れる予定だったんですが・・・。
この門はなかなか見ごたえがありました。城壁で囲まれたイズニクには、こういう門が他にもあるらしい。やっぱり古い街は面白いです。
大幅に時間が余りましたが、元来た道を引き返します。
イズニクのバスターミナル
街の真ん中にあるバスターミナル。出発時間まで30分以上あります。
バスターミナルの横にあったローカルな売店でチャイを飲んで待ちました。
これで15時出発です。
イズニクは、イスタンブールよりのんびりしてて道が広いし、昔の城壁や古い建物が良い感じの街でした。フェリーで1時間半、バスで1時間と、片道2時間半くらいかかるけど、日帰りにもちょうど良くて楽しかったです!
こういうところが楽しいと、トルコの他の街もいろいろ行ってみたくなります。
(続く)
≪イスタンブール旅行計画≫