2019年2月。ナショナルギャラリーに行きたくて、ロンドンに行くことにしました。また、せっかくのロンドンなので、夜はロイヤルオペラハウスでバレエを観ました。
目次
ホテル
ロンドンロイヤルオペラハウスは、コヴェント・ガーデンにあります。この辺りで手頃な価格で泊まれるホテルを探して、ストランドにあるWaldorf Hiltonに泊まりました。
公演前の過ごし方
公演日当日の13時過ぎにロンドン・ガトウィック空港に到着。セントパンクラス行きの電車に乗って、ロンドンの中心部を目指します。
ランチ
最近、都会に旅行に行くと、美味しい日本食レストランを探すようになりました。特にパリとかロンドンみたいな大都会には、日本人もたくさんいるし、(お金を惜しまなければ)美味しい日本食のお店が選び放題です。
事前に調べていったのは、ホテルにも近く、土曜のランチも営業している和食店、Yen London。このお店を目指し、シティテムズリンクで下車。暫く歩いて、入店しました。
お寿司とお蕎麦。美味しかった~。お値段はけっこうしました。 マグロとサーモン以外のお寿司食べたの、ほんと久しぶり。
お昼寝
慌ただしく昼寝。
バレエ ドン・キホーテ
数々のバレエ漫画などで憧れの舞台として名前が出てくる、ロンドンのロイヤルバレエ団のバレエを見てみたくて、チケットを取りました。(自分のバレエ知識はすべて漫画由来なのです。)
ロンドンのロイヤルオペラハウスがあるコヴェントガーデン周辺は、たくさん劇場があって、あちこちに行列や人だまりができている、凄く賑わってる場所でした。
ロイヤルオペラハウスの中も大盛況。この日、日本人のプリンシパルダンサーが主役として出演することもあってか、観客席は日本人が多めでした。
主役が日本人って、それだけで見てて楽しいです。主役の日本人ダンサーも素敵でしたが、なんていうか全体としてレベルが高くて、華やかでコミカルで素晴らしかったです。
観客一人ひとりがめいっぱい楽しんでる感を出してて、良い雰囲気でした。
こういう場所でパフォーマンスを続けていくのは、演者としても刺激的だろうな、と思います。
夜食を食べそびれる
公演後は、コヴェントガーデンの中にあるシェイクシャックバーガーに行こう!(まだ食べたことなくて。)と思ってたのですが、改装中?で閉まってました・・・。
お腹を空かせたまま就寝。
公演日翌日
イギリスで食べるものといえば、ローストビーフかインドカレーという思い込みがありまして。空腹を抱えた前日夜からどっちにしようか散々迷って、カレーにしてみました。
ディシューム
コヴェントガーデン近くの人気カレー店に来てみました。
12時ちょっと過ぎに行ったのですが、すでに行列。15分くらい待って、入れました。
チキンカレーとエビカレー。チキンカレーはトマト風味の濃厚なヨーロッパ風のインドカレーで、エビカレーはココナツミルクベースのアジア風でした。なかなか美味しいです!
でも、イギリスはインドからカレーを輸入した国だから、すごくスパイス感の強いインドっぽいものが出てくると思っていて、ちょっと拍子抜け。
ヨーロッパでインドカレー屋に入るとだいたいトマトベースの味です。スーパーマーケットで売っているインドカレーペースト、みたいなのも、トマトとパプリカの味がすごい主張してくる。
もしかすると日本で食べ慣れてる「インドカレー」が日本ナイズドされてるもので、こういうトマトシチューっぽい味が本場のインドカレーに近いのかもしれない?インドに行ったことないからわからないです。
ナショナルギャラリー
日曜のトラファルガー広場は人がすごい。
コヴェントカーデンの周りをうろうろしただけですが、ロンドンは道幅が狭いわりに建物が密集してたり、広場もだだっ広さがあんまりなかったり、東京っぽい街だなと思いました。
お目当てはナショナルギャラリーです。
入口は別棟から。
入場無料の美術館ですが、ロッカーやフロアマップは有料でした。マップを購入して、早速鑑賞。
14世紀のボローニャの画家のもの。聖母マリアの夢というタイトルです。十字架の先から、アダムとイブを救う手が伸びてて面白い。
祭壇画の一部。傷を自慢げに見せるキリスト。
作者不明のもの。聖母マリアの服の鮮やかな青色がきれい。
大好きな洗礼シリーズ。ジョヴァンニ・ディ・パオロ、15世紀のもの。
作品数の少ないピサネロ。繊細さがたまりません。
聖アントニオと聖ジョルジョ。
もう一つ、ピサネロ。ピサネロの描く馬が好きなのですが、この絵のほかの動物の描写も面白いです。
カルロ・クリヴェッリのド派手な受胎告知。すごく大きな絵画でした。
ベランダにかかるペルシャ絨毯と、クジャク。建物には豪華な浮き彫り。
聖母マリアの家、どれだけ豪華な家にしたかったのか。当時考えられ得る、理想郷の欲張りセットかな。面白いです。
ボッティチェリ。ボッティチェリはやっぱり神話モチーフの絵が良いです。
愛と純潔の戦い。大袈裟なポーズが古い演劇みたいで面白い。
このラファエロは小さい作品ですが、とても良かったです。
ピエロ・デッラ・フランチェスカの洗礼。見たかったやつだから嬉しい。
ヒエロニムス・ボス。キリストにいばらの冠をかぶせようとする人間たちの、知性の無い、愚鈍かつ狡猾そうな表情に釘付け。実際の人間を見て観察してたんでしょうか。
ファン・エイクの有名な絵。後ろの鏡に、画家自身が描き込まれているというやつです。
印象的だった肖像画2点。
たまたま展示されていたリオタール。これはすごく素敵な絵でした。個人コレクションから借りているものだそうです。小さい子は朝の身支度で髪の毛を巻いてる最中で、その間に朝ごはん。
カフェオレの入ったカップは中国陶器っぽい感じ。
同じ室内に、フェルメールの作品が二つありました。でもこのフェルメールなら、上のリオタールの方が魅力的。
虫とか植物の絵、植物と果物、ホタテ貝、生ガキ。
こどもの楽器演奏。真ん中で鎧兜を叩いてる子が、末っ子が無理やり参加してきた感があってかわいい。
こちらは大人によるコンサート。
ベラスケス。イエスが家に来た時、接待の準備で忙しいマルタと、何もしないでイエスの話を聞くマリアの図。マルタの不満っぷりが顔に出てます。
カラバッジョ。これはいつぞやのカラバッジョ展でも見たことがあります。
聖十字架を見つける夢を見る聖ヘレナ。
有名なハンスホルバインの絵。足元にどくろがあって、斜め方向から見るとわかるってやつです。
さすが名高いナショナルギャラリーだけあって、ほぼ全部良かったです!ただ、ダヴィンチの岩窟の聖母、それからブリューゲルの東方三博士の絵は展示されてませんでした。残念。鑑賞時間は全部で2時間半でした。
和菓子を買って帰る
大都会は街なかに和菓子屋さんがある!空港に向かう帰り際に、自分へのお土産で大福とか買いました。
写真を撮り忘れましたが、ここです。
店員も日本人の方でした。さすが大都会は違うなー。
ロンドンロイヤルオペラハウス・旅行マップ
♪♪ロンドンロイヤルオペラハウスについてはこちら♪♪