ロンドンロイヤルオペラハウスは、ロンドンの中心部、コヴェント・ガーデンに位置する劇場です。
ロイヤル・オペラ・オーケストラとロイヤルバレエ団の本拠地で、今ある建物は1990年代の改装後のもので、かなり近代的。とはいっても、観客席は1800年代のものが残っており、クラシックな雰囲気は十分堪能できる歌劇場です。
実際にチケットを取って、行って観てきた感想です。
1.場所
ロンドンロイヤルオペラハウスは、ショッピングセンターと劇場が集まるエリア、コヴェント・ガーデンにあります。正面入口はBow Street に面していて、地下鉄だとCovent Gardenが最寄り駅ですが、ほかにLeicester Square、Holborn、Charing Crossなどの地下鉄駅からも歩いて行ける距離です。
2.チケット購入
ロンドンロイヤルオペラハウスのホームページをチェック。
トップページのFind an event をクリックして、イベントごとのページへ進めます。ここでバレエ、オペラほか音楽などのイベント別に、現在の演目の一覧を見ることができます。
こんな画面です。左上のSee allですべてのイベントを見ることもできます。
なお、演目によって、上演される劇場が異なります。これぞオペラハウス、といったクラシックな観客席があるのはMAIN STAGEです。LINBURY THEATREというのもありますが、こちらは同じ建物内にある、小規模な劇場を指します。
気になる演目をクリックすると、詳しいスケジュールや出演者の名前などが表示されます。また、横のカレンダーから、日付を選んでその日に上演される演目を調べることもできます。
売り出されているチケットは、日時の横にBUYマークがあるのでこれをクリック。
最初に座席エリアを選び、それからシートを選ぶという方法になっています。
エリアをクリックすると、エリアごとの空席が表示されます。例えば、一番上のAmphitheatre だとこのような画面。
色のついている座席が購入可能な座席です。価格は色別になります。座席図は下のズームコントロールで、拡大縮小可能。
また、希望の座席をクリックすると、座席とステージビューの写真を見ることができます。
例えば、左がAmphitheatreのLower Slips。スタンディング席です。右はおなじAmphiteatre のUpper Slips 。
上の左は、Donald Gordon Grand Tier のボックス席です。右はBalcony の通路側の席。手すりが邪魔ですね。
ビューを確認しながら好きな座席を選んだら、左側に表示される緑色のSelect をクリックして、そのあと表示されるAdd to Basket に進みます。
そうすると、シャンパン、プログラム、アイスクリームのバウチャーの購入画面になります。必要だったらこれらも追加します。
それから、デフォルトでドネーション(寄付)も追加されています。不要だったら、右上のRemoveマークをクリックして消します。
Proceed to Checkout から決済手続きに入ります。ここから、会員登録が必要です。
チケットの郵送は、イギリス国内に住所がある場合のみ可能です。イギリスに住所がない場合は、Receive as e-ticket をクリック。
クレジットカードは、Amex、Visa、Masterが選べました。ペイパルでの支払も可能です。
3.座席
購入手続きまで行かずに歌劇場内の座席を見る場合は、トップページ横のMenu→ About を開き、ページの一番下にある黒い帯のところにあるBooking から Seating plan を選択。次のページに出てくる Royal Opera House Main Auditorium Seating Plan (PNG) で確認できます。
この画面から、
↓この画面へ。
URLはこちら。
ステージから見た座席表です。サイトに行くと拡大が出来ます。
座席エリアの名前
上から順に、
- Amphitheatre アンフィシアター。最上階です。両サイドの席は、Lower SlipsとUpper Slips に分かれています。
- Balcony バルコニー。上から2番目の席です。
- Donald Gordon Grand Tier ドナルドゴードン・グランドティア。ど真ん中真正面の一番良い席を含むエリアです。
- Stalls Circle ストールズ・サークル。1階席。
- Orchestra Stalls オーケストラ・ストールズ。平土間席。
ボックス席は、3.Donald Gordon Grand Tier と 2.Balcony の両サイドにあります。
実際の座席
ステージ側から見上げてみた写真です。
手前に並んでいるのがOrchestra Stallsです。見えにくいですが、この奥にStalls Circle があります。Orchestra Stallsの上に見えるのがDonald Gordon Grand Tier。さらにその上がBalcony。その上がAmphitheatre です。
ステージから見て左サイドの写真です。一番下の地味な帯がStalls Circle です。その上にDonald Gordon Grand Tierのボックス席、さらにその上にBalconyのボックス席。その上、二段構えに見えるのがAmphitheatre の座席で、手前がLower Slips、奥がUpper Slipsです。
Orchestra Stallsは緩い傾斜があって、一番後ろから入る場合は階段を登る必要があります。
4.チケットとパンフレット
チケットとパンフレットです。
チケットはプリンタで印刷したものなので、折り目付きのA4サイズです。パンフレットはホワイエのカウンターで買いました。このために英ポンドを用意してきたのですが、クレジットカードが使えました。
これは便利。他の歌劇場も使えるようにしてほしいものです。
5.クローク
ロイヤルオペラハウスの正面入口の隣にある、ガラス張りの建物の方に、広いクロークとカフェスペースがありました。この部分は2018年の秋、2年間の改装工事を終えてリニューアルした場所だそうです。
6.休憩時間
クロークと同じエリアに簡単なカフェエリアがあります。ここの上の階もバーがあるようでした。
また、パンフレット売り場になぜかアイスクリームが売っています。種類はバニラ、チョコレート、ストロベリーとかだったような。
このときの座席がStalls Circle (1階席)だったので、地上階しかうろうろしなかったのですが、Amphitheatreと同じレベル(5階)に、バーカウンターやレストランがあったようです。エレベーターや階段のところに表示がありました。Amphitheatreに座席を取った場合でも、あまり移動せずに幕間の時間を楽しめそうです。
7.その他
劇場がたくさんあるエリアにあって、観客がエンターテイメント慣れしているというか、観劇に積極的な雰囲気をすごく感じた歌劇場でした。
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