ブルガリア旅行記6日目、午後です。風光明媚な街ヴェリコ・タルノヴォを観光。
目次
- ヴェリコ・タルノヴォは高低差のある街
- カフェでルートを検討
- 風光明媚な街の、上から下まで観光ルート
- 夕ご飯 Mehana Tihiyat kut
- 半日観光からはみ出たヴェリコ・タルノヴォ観光(2日目)
- 猫写真
ヴェリコ・タルノヴォは高低差のある街
ヴェリコ・タルノヴォは高低差が大きい、自分好みの街でした。
ホテルは旧市街のところ(高い方)にしたので、その辺の景色が抜群なのです。
カフェでルートを検討
お昼に到着したところで、ホテルから近くにあったカフェで軽めのお昼を取ります。
サムライコーヒー。
テラス席がありました。
我々を見た地元の人?っぽい若者が、ここはこの町で一番美味しいコーヒーショップだぜ、と陽気な感じで話しかけてくれました。たしかにコーヒーが美味しいです。パンも美味しいです。
なおこのカフェにはヴェリコ・タルノヴォ滞在中に何度も行きました。
風光明媚な街の、上から下まで観光ルート
ここで食べながら検討して、実際行ってみた観光ルートがこちら。
それでは行ってみます!
サラフキナ・ハウス
石畳の雰囲気ある坂道を下る。
ここです。各都市に一つはある、昔のお屋敷ミュージアム。
例によってオスマントルコ風の内装と、民族関係の展示物があるのですが、
このお屋敷で一番良かったのは窓からの眺めでした。
贅沢・・・!
トンネルから出てくる線路を上から見下ろせる。ちょうどいいタイミングで列車が来ないかなと思ったんですが、来ませんでした。いや~、これはうらやましい立地です。
Nativity of Mary Cathedral
次の教会に行くまでの道中見た、旧市街の階段。
図書館?博物館?の建物前の広場。
それで、旧市街で一番目立つ、高いところにある立派な教会がこちら。Nativity of Mary Cathedralです。
残念ながら開いていなかった。でもここから眺める要塞の景色が最高です。
同じような写真を何枚も撮ってしまうくらい、風光明媚具合がすごい。やっぱり高低差がある立体的な街が好きです。
教会手前の広場にあった胸像。右手のピストルがなんだか存在感があったので、撮りました。
Multimedia visitor centre
教会から一本北側の道路まで階段で降りる。道路一本渡っただけでこの高低差。
たまんないですね。
こちらのマルチメディアセンターに来ました。蝋人形館です。
ヴェリコ・タルノヴォは第二次ブルガリア帝国の首都だったところなので、この街だけでわりと重要なブルガリアの歴史を語ることができてしまう。ということで展示はいきなり、1204年のカロヤン皇帝の戴冠式から始まります。
街の金物職人の様子。いかつい。
ラテン帝国との戦争の様子。臨場感ある。
街の人の買い物の様子。アクセサリーを試着する奥様とお金を出す夫が品定めする、の図。
という感じでなかなか面白いところでした!ブルガリアの歴史への理解も深まります。
川の方へ歩く
次の目的地はセバステの聖40人の殉教者教会です。下の図でいうと⑤。
ヴェリコ・タルノヴォの「上の方」から「下の方」への道筋です。マルチメディアセンター前の道路をまっすぐ進むとこうなります。
右側がツァレヴァッツ要塞の入り口、左側がヤントラ川沿いのエリアに出る道路。
後ろを振り返って見える絶景。
歩みを進めると、要塞のがけ沿いの道路を歩くことになります。
左手の川沿いに、綺麗に修復された大きな教会が見えてくる。これが聖40人殉教者教会です。
遠くに立派な橋・・・。
この教会への道順は、橋の向こう側の駐車場入り口から川沿いエリアまで降りて、さらに橋の下をくぐって戻ってくることになります。
駐車場入り口。ここでチケットを買いました。
ヤントラ川とボリス3世橋。
聖40人殉教者教会
到着です!
建物はかなり新しいです。
内部には部分部分で残っているフレスコ画が、当時あった場所に展示され保存されてました。
奥行きがあってけっこう広かったです。
最後に全体像。敷地が大きい。
聖ゲオルギ教会、聖ディミタル教会(クローズ)
次にヤントラ川を渡って対岸側にある教会を見に行きます。
橋の上から見た川。
聖ゲオルギ教会・・・門が閉まっていて入れなかったです。
塀越しに撮った教会後陣。ツアーじゃないと入れてもらえないのだろうか。
聖ディミタル教会。
第二次ブルガリア帝国時代のもので、今見えているところは最近の修復によるものらしいのですが、、、
鍵かけられて閉まっていました。残念です。
聖ペテロ・パウロ教会
素朴な古い住宅街という感じのヤントラ川沿いを、木造の橋を渡って再び要塞側に戻ります。
要塞の丘が良く見える。
写真には撮れなかったけど、ヤントラ川には鯉、フナ、ナマズ系のわりと巨大なサイズの魚(橋の上から見てわかるくらい大きい)がうようよいました。
橋を渡り切ったところ。鳩いすぎ、と思って撮ったもの。
次の聖ペテロ・パウロ教会です。開いてます!良かった。
かかりの人に入場料を支払う。先のふたつの教会を開けてもらえたりしないか・・・と言いかけたところで、その二つはクローズ、とすげなく言われました。クローズならしょうがない。
早速内部に入る。ここは・・・良いです!
良いです。
聖人たちの肖像画の背景は、深い緑と鮮やかな赤い花で彩られていて、ブルガリアっぽい。素敵。
外の壁にもフレスコ画。
建物は13世紀初頭、フレスコ画は14世紀、16世紀、17世紀のものがあるのだそう。すごく良いものが見れました。大満足です。
ツァレヴァッツ要塞
見たかった教会観光を終えて、(見れなかったのもあったけど)ようやっと、ヴェリコ・タルノヴォで一番目立つ観光地へレッツゴーです。
川沿いの「下の方」から一気に一番「上の方」まで登る。
門までの石畳の長い道が素敵。
門をくぐってしばらく歩くと、目指す大聖堂が見えてきます。
自販機で水とかが買えるようになってました。トイレの案内表示も見ました。
登るといっても緩やかな丘です。
それでも、振り返るとこの絶景。
大聖堂に到着しました。内部は現代的。
後ろから見た鐘楼と教会後陣がかっこいい。
ヤントラ川を見下ろす。
さっきまでいた川の向こうのエリアがすごく遠く小さく見える。
ヤントラ川の反対側にそびえる山を拡大して撮影してみました。
トラペジッツァ要塞というやつだと思います。今回行かないけど。
帰路です。
この要塞都市は、川があって丘があって山と谷の傾斜がすごくて、なんかとっても観光地らしい観光地。歩いてるだけでアトラクション気分です。楽しい。
降りてきた広場で、観光地でよく見るファンシートレインを見た。
どこを回ってくれるやつだったんだろう。上下移動が激しい街だから、乗ったら楽しかったかもしれない。時間がもう少しあったら乗ってみたかった。
夕ご飯 Mehana Tihiyat kut
夜ごはんは、旧市街の入り組んだ石畳の道沿いの、読み方のわからないこちらのレストランにしました。
庭先のテラス席。美味しかったです。
ホテルへ戻る途中のがけ沿いの道はこんな感じ。
そんでもって、川の方を見ると、こう。
どの場所からどの方向を見てもシーニックビュー。贅沢な街です!
半日観光からはみ出たヴェリコ・タルノヴォ観光(2日目)
↑ここまでの旅行記はヴェリコ・タルノヴォ到着日に旧市街を回った記録ですが、ここから先は、その翌日、アルバナシを観光した後に夕方の時間を使って観光したヴェリコ・タルノヴォ街歩きの模様です。
この日は前日に見られなかった職人街やら新市街やらを観光しました。
職人街(サモヴォドスカ・チャルシャ)
サモヴォドスカ・チャルシャと呼ばれる職人通りは、滞在2日間で計5回通ったコーヒーショップのちょうど裏通りです。
お土産屋さんの並ぶ雰囲気の良い通りです。
観光客向けベンチが楽しい。
廃墟教会
通り道からドームが見えていて、その全容が気になっていた教会に行ってみました。
廃墟でした。いい感じの建物なのですが、残念です。
アセン王モニュメント
旧市街の街歩き中に、何度も見下ろした巨大モニュメント。
拡大するとこれです。
これを近くから見たくて、ヤントラ川沿いにぐるっと回って行ってみた。
橋を渡って、中州みたいになったところにある。
駐車場の向こう側にありました。
でかいです。躍動感ある騎馬像。
新市街に下る途中の川沿いは、コロナの影響なのか、廃業したホテルみたいな建物がたくさんありました。この辺、川の様子もそうだし、なんだか鬼怒川温泉とかの日本の川沿い温泉街を彷彿とさせる風景です。
ブルガリアの母の像
この中央の人がブルガリアの母ということでしょうか。
四角柱の各面に配置された、ブルガリアにとって重要な戦争の年と、各年の兵士の服装を観察しました。
露土戦争の兵士。
バルカン戦争~第一次大戦?のときの兵士。
猫写真
ブルガリア旅行の中でも、ここヴェリコ・タルノヴォは猫がすごくたくさんいました。かわいくて写真をたくさん撮ってしまいました。
かわいかった。
同じように猫写真を真剣に撮影する観光客を何人か見かけました。
(続く)
≪ブルガリア旅行計画≫
1.ソフィア旅行記
- プロヴディフからの行き方・タクシー道中記
- 半日(+α)で!風光明媚な旧市街の、上から下まで味わい尽くしルート ⇐今ココ
- アクセス方法で迷うアルバナシ・・・実際の往復手段(タクシー)
- アルバナシ日帰り・静かな村に点在する、宝石みたいな教会めぐり
4.ルセ旅行記
5.ネセバル旅行記