2015年8月のアルメニア旅行最終日。
目次
帰路便がDelay×繰り返し、の後のキャンセル
一番最初の記事にも書いたとおり、本当は旅行記4のゲガルド修道院を見たあとに、その日の深夜便でウィーンに飛ぶはずでした。
それが、ずっとボーディングにならない。
案内版の無慈悲なDelayの文字を見続け、その時間が更新されること複数回。絶望のCancel の文字が出ました。
当然その日の宿泊場所は飛んだ先のウィーンにホテルを取っていて、エレバンに宿はありません。
航空会社はオーストリア航空。
その後の、航空会社の説明に対しての怒号の飛びっぷりがすさまじかったのを覚えてます。
ウィーンに行くはずだったアルメニア人たちが大量のスーツケースとともに団子になって社員を取り囲み、みんなが何かしら怒鳴るので、職員の人の声が聞こえない。
聞こえないからあちこちからシャラップ!とかの怒鳴り声が飛び交ってそれもまた収集が付かない。
やっと静まって職員がアルメニア語の後に英語で説明を繰り返してると「シュプレッヒェンジードイチュ!」とかの声が聞こえて、それに対して黙れ!シャラップ!とか言われてたのもなんかすごい記憶に残ってます。
いやー、オーストリア航空だしウィーン行きだし、ドイツ語説明あっても良かったんじゃないの?と今でもちょっと思う。
とにかくその日はもう飛ばないので、乗客にホテルのバウチャーが配られました。
なんとかバウチャーを手にして、(列に並ぶなどのお行儀良いことをした記憶がないので、誰も並ばなかったんだと思う。)手配されたバスに乗って指定ホテルへ移動。ホテルで撮った写真のデータを見ると朝の10時頃でした。
一晩空港にいたようです。へとへとでした。
エレバンのマテナダラン
仮眠をとって15時頃、せっかく空いた1日を使ってエレバンのマテナダランへ行ってみました。
当初行く予定はなかったところですが、ここはすごく面白かったです!
聖書の写本のみならず法令や歴史、医学や数学・天文学をはじめとする学術研究などの古文書を収蔵・展示しているところですが、絵がたくさん見られるのが良い。
カラフルな絵は10世紀以降のものが多いですが、描かれた人物がどれも個性的。ところどころアジア、インドとか中国っぽいものもあって興味がつきません。
下のものは戦争の絵のようです。
メディカルブックとありますが、とてもインドっぽい。
何の図かさっぱりわかりませんが、地図らしい。
こちら(下の写真)が英語訳。
聖書の一部の絵。顔のインパクトがすごい。
これはすごく聖書っぽい聖書の絵。蛇が生き生きしていて良いです。
エチミアジンの修道士の集合写真。
これはやる気なさげなイラストがカワイイ。
中国の陶器に描かれてそうなタッチの絵。
最後の晩餐でしょうか・・・顔が並ぶ。
大満足古文書館でした。
アルメニア絨毯というものがある
アルメニア絨毯というものがあるらしい。
↑ armenian carpet 検索例。
絨毯は高額商品なので買うつもりはなかったけど、街の高級そうなお店のウインドウを見ていたら、店主に声をかけられたので中に入って商品を見せてもらいました。お店にはアルメニア絨毯のほかにペルシャ絨毯や他の国生産の絨毯製品も置いてありました。
アルメニア絨毯は色や柄がトルコのキリムっぽかったので「トルコ絨毯みたいなものかな」とうっかり口に出してしまったところ、日本語発音の「トルコ」をしっかり聞き取られて、「No Turk!No Turk!」とすごい勢いで言われました。
アルメニアは過去のトルコ人によるアルメニア人大虐殺などが原因で、今も外交関係がありません。トルコへの並々ならぬ思いを抱えているアルメニア人に、トルコ絨毯と同じかと言ってしまってごめんなさい。。。
うどん屋さんがあった
日本人がやっている櫻田といううどん屋さんがあったので入って、日本人の店主と少し喋りました。
内装がマンガだったのを覚えてます。地元のマンガ好きアルメニア人に描いてもらったみたい。
今も営業してるみたいです。
さらにおまけ・ウィーンのカフェ
この日の深夜、ちゃんと振替便が飛んで1日遅れでウィーンに行けました。
本当は1日かけてウィーンのカフェめぐりをする予定だったわけですが、どうしても諦めきれなくてトランジットのわずかな時間を利用して1軒だけカフェへ。
朝のカフェ。
ケーキがほんとに美味しかった・・・!です。
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