【アルメニア旅行記】1:エチミアジン大聖堂、聖フリプシメ教会ほか。エレバン周辺観光
目次
ホテル到着@エレバン
エレバンのホテル。綺麗な部屋でした。
翌日にお昼ご飯を食べに行った、アルメニア伝統料理レストラン。
なんか伝統料理っぽいものを食べました。
エチミアジン大聖堂と聖遺物
ホテルに頼んで手配してもらったタクシーチャーターで、近郊の修道院めぐり開始です。
大聖堂は工事中でした。網の目のような足場がモザイクがかかったみたい。
宝物館
ここには、これを見に来ました!聖遺物、まずはロンギヌスの槍。
うわあ嘘くさい。。。こんな尖っていないものが人間の肉体に刺さるのでしょうか。これは槍のどの部分に当たるのか?疑念しかでてきません笑。でもこれが当時使われた本物であると信仰する、その心には敬意を払わねばならない。
次です。キリストが磔にされた聖十字架の破片。
この写真のどこがどれなんだろう。。。?なお、聖十字架の破片は早い時代から各地に散らばり、各教会で聖遺物として信仰の対象となっています。
Wikipediaによると、世界各地の破片は「総計すると十字架数十本分」になるらしいです。
最後です。ノアの箱舟の木片。
ノアの箱舟は大洪水のあと、アララト山に流れ着いたとされているので、これがアルメニアにあるのはまあまあ信憑性ありますね。
いろいろ疑義はありますが、興味深く面白いところでした。
エチミアジン大聖堂
このあとエチミアジン大聖堂の内部を見学。
アルメニアの建築や装飾は、西のカトリックはもちろん、東の正教会と比べても、センスが根本から異なる感じがします。
ほかのビザンティン教会の装飾に比べるとかなりアラブっぽいです。イスラム教の装飾によく似ている。
ドーム内側のアーチの重なり部分。
敷地内にある現代的な教会か何かの建物。
エチミアジン大聖堂、遠景。
中央にドームを乗せた正方形の内接十字型でもなく、ロトンダ型やバシリカ型でもなく、なんだか不思議な構成の建物です。
聖ガヤネ教会
次に訪れたのが聖ガヤネ教会です。
結婚式をやってました。左右対称、真ん中の3つのアーチ型入口。バランスが取れていて良き形です。
630年の創建。
創建当時は内部に壁画とかあったのかもしれないですが、今はごつごつした石の色合いしかない。そこがまた古くなった美という感じで良い。
内部装飾です。
外に出る。
中央ドームは円筒型ではなく、八角形。角ばった感じがまた良いです。
聖フリプシメ修道院
次、聖フリプシメさんという聖女に捧げられた教会。こちらも7世紀の建築です。
これは・・・イイ!!良いです。
近くで見るとその大きさとどっしりした重厚感、壁のスリット装飾がなんかすごい迫力です。
このスリット装飾はアルメニア・ジョージア正教会建築でよく見られる装飾だそうです。
中央ドーム脇に4本ちょこんと添えられた煙突みたいな小さい円筒形のドームも、装飾なのか煙突なのかよくわからないけど面白い。
ここでも結婚式をやってました。
ちょっとゆがんだ円のドーム。ドーム内部の放射線スリット装飾も面白いです。
ドームを支えるスクィンチ?部分に彫られた扇型の装飾が見えます。
中央ドーム脇の小ドーム(煙突みたいなやつ)の内部が、多分上の写真のこれ。
正面ファサードはこのような簡素です。
とても良い形の教会でした。
ズヴァルトノッツ聖堂(遺跡)
この日最後の観光はここです。650年頃、7世紀の建築。
これは遺跡で柱と壁の一部だけなのですが、この柱の並びだけ見るとかなり大きな建物だったことがわかります。
残された柱の柱頭装飾が、編み込んだバスケットみたいなものと渦巻きで、簡素なんだけどプリミティブな力強さがある感じ。
円の形の壁の内側に四葉型の聖堂が建ってたのでしょうか。
丸いだけのロトンダ型の聖堂は、広くローマ帝国領で見られる初期キリスト教時代の流行の形なのですが、これもその一種かもしれない。四つ葉型というのはあまり見たことないけど。
かつては一体どういう建物だったのか、見てみたいですね。
遺跡の壁の中を激写。
四角い石を積み上げたのではなく、砂利とモルタル?っぽいものを詰めたところを両側から薄い石板で覆ってありました。修復中のものかもしれないけど。
装飾細部。ブドウ模様がこの地方っぽいです。
エレバンの街並み
1日目の観光はここで終了。この日見た中では断トツでフリプシメ教会が良かったのを覚えてます。
エレバンに戻ってきました。
エレバンの中心部はすごく近代的な街です。
(続く)
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