超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【アマルフィ旅行記】3:ポンペイ遺跡とエルコラーノ遺跡を観光後、ナポリでカフェ

アマルフィ旅行記、3日目は駆け足のポンペイとエルコラーノ観光です。

 

目次

 

 

さよならアマルフィ。朝9時出発

アマルフィからの帰りは、ソレントまでバス、そしてヴェスヴィオス周遊鉄道でナポリまで帰ろうと計画していたところですが、初日にたまたま乗ったタクシーの運転手の提案を受け、200ユーロでアマルフィからポンペイ・エルコラーノ遺跡を見学後にナポリまで帰ることにしました。

ということでこの日は9時にアマルフィの港前に集合。

見納めのホテル。素敵なホテルでした。f:id:tabikichi:20180620082133j:plain

逆光ですが、見納めの大聖堂。美しい。人がいない大聖堂は初見かもしれない。f:id:tabikichi:20180620082221j:plain

 

個人旅行では限界があるかも?ポンペイ遺跡

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11時前にポンペイ遺跡へ到着。

事前に行くことを想定していなかったので、持ってきたガイドブック(地球の歩き方)だけが頼り。タクシー運転手とは、13時に待ち合わせして、いざ観光です。

芝生にあるでっかいブロンズ彫刻。えっこれも遺跡?!と一瞬思ったのですが、よくよく見たら最近の作品でした。紛らわしいことしないでほしい。

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大劇場。(Teatro Grande)ガイドツアーの団体があちこちにいます。

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だんだんわかってくるのですが、ポンペイは広いです!そして、それぞれの建物の前に特段の解説やなんかがあるわけではないので、入り口でもらったちょっと分かりにくい地図を片手に歩かなければなりません。

パンフレットに「必見の見どころ」が解説されているわけでもなく。地球の歩き方を持ってきてて良かった。

通路です。

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この石畳がまた歩きにくい。足場が悪いので、ガイドブックや地図を見ながら歩くのが危険で難しく、これは確かに日帰りツアーなどに参加して、音声で解説してもらいながら歩くのが便利だなあ、と思いました。

イシス神殿。(Tempio di iside)

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見事なレリーフが残ってました。

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この辺りで、こんなに悠長に見てたらたぶん見終わらないのではないか、と感じ始めたました。

本当はもっとじっくり見たい気持ちをぐっとこらえて、ポンペイのハイライトをめぐるべく、スピードアップ。

 

ハイライト1:フォロの穀物倉庫

フォロです。(Foro)大きな広場。

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ここで穀物倉庫を見学。灰が降り積もったときの動物や人型を興味深く見学しました。

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ハイライト2:フォロの浴場

フォロの浴場(Terme del Foro)です。観光客で大混雑です。

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すごく豪華な浴場です。

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ハイライト3:悲劇詩人の家

悲劇詩人の家(Casa del Poeta Tragico)です。ポンペイと言えばこれでしょう。吠える犬のモザイクです。入り口はプラスチックで壁が出来ていて、入れないように(踏まれないように)なってました。

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ハイライト4:秘儀荘

ポンペイの街中からちょっと離れたところにある秘儀荘(Villa dei Misteri)まで歩きました。

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ここは建物も広く、フレスコ画の赤い色が印象的で、非常に見ごたえのあるところでした。少し遠いですが、限られた時間内でも絶対行くべきところだと思います。

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変なポーズの人間がたくさんいて、どれもこれも気になってシャッターを押す手が止まりません。

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解説があればもっと楽しいのでしょうが、これだけくっきり絵が面白いと、解説がなくても十分楽しめます!おすすめ。

この秘儀荘はけっこう広くて、他にもいろんな部屋があって面白かったです。

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他にこんな部屋も。壁に魚介類の装飾があって面白いなと。

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こういう、背景付きの絵のある部屋もありました。

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ハイライト5:小噴水の家

小噴水の家。(Casa della Fontana Piccola)。奥の方に見える噴水?が素敵。

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ハイライト6:狩猟の家

Casa della Cassia Antica。中までは入れなかったのですが、壁のところに狩猟っぽい絵がありました。

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ハイライト7:娼館

Lupanare。ルパナーレというそうです。狭い空間に観光客がひしめいていました。ベッドの跡。

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狭いながらも個室に分かれていて、それぞれの部屋の入り口の上にはこのようなフレスコ画が描かれていて、興味深いです。

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ハイライト・・・?:もう一つの犬

もはやハイライトかどうかも良くわからないのですが、Casa di Paquius Proculus。という御屋敷。

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床面のモザイクが綺麗でした。

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けっこう広くて、駆け足でこれだけ見てちょうど13時でした。

ヴェッティの家、というのも必見ポイントだったみたいですが、修復中であんまり見られませんでした。お昼は、歩きながら持ってきたお菓子を食べたり、持ってきた水を飲んだりして、それで終了。

 

エルコラーノ遺跡は小ぢんまりしていて回りやすい

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エルコラーノ遺跡到着は13時30分ごろ。運転手が「ここは1時間もあれば十分」というので、14時半に待ち合わせして、いざ観光。

エルコラーノの街は、火山で埋もれてしまった後、その上に新しく街が出来たそう。このため、発掘された遺跡は一段低いところにあり、上から見下ろすことができます。

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損傷が激しいけれども、赤が印象的なフレスコ画の家。

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ネプチューンの噴水。モザイクがカラフルで、精密な模様が美しいです。

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木造の家。ポンペイと違って、エルコラーノでは木製の家具や家の骨組みなどが残っているのが貴重なのだと、ガイドブックに書いてありました。残念ながら修復中。

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こちらも板壁が残る家。奥に見えるやつがそうらしい。

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モザイクタイルが印象的だった家。

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フォロの浴場の脱衣場の床。この浴場というのがけっこう広くて、脱衣場が見つからなくて苦労しました。タコとか魚が生き生きしてて良いです。

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最後に牢獄?の跡地っぽい、なんだか白骨がたくさんあるところを通りました。

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エルコラーノは道も歩きやすいし、四角くまとまった街づくりがされてたみたいで、見やすい遺跡でした。ポンペイに比べてだいぶ小さいので、本当に1時間で観れてしまいました。

ナポリのカフェGAMBRINUS

タクシー運転手には、空港ではなくナポリの広場で降ろしてもらいました。空港に行く前に老舗カフェに行ってみます。

カフェ時で混雑してます。

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と思ったら中は意外と空いている。

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クラシカルな店内がさすが老舗カフェ。

ポンペイでお菓子を食べただけだったので小腹が空いていて、ナポリのスナック盛り合わせみたいのを頼んでみました。

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しかしこれ、別に美味しくなかったです。こういうのはやっぱり街なかのスタンドとか、住民向けのパン屋とか、そういうところの方が美味しいんだと思う。

この後に頼んだ、名物カフェっぽい飲み物は美味しくて満足の味でした。

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カフェのお皿が素敵。

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入り口近辺に、ローマ法王が飲んだとかいうコーヒーカップが恭しく展示されていて面白かったです。

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これでアマルフィ旅行も終わり。予想外にポンペイとエルコラーノも見てしまい、盛沢山旅行でした。

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もし次行くなら、アマルフィではなく、近くのあんまり観光客がいない街に4日とか5日とか宿をとって、毎日一か所、フェリーで近隣の街に行く・・・という感じの旅行をしてみたい。

 

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