アマルフィ海岸滞在2日目は、ラヴェッロとポジターノへ遠征します。
目次
- アマルフィからラヴェッロへ行く
- ランチ: Trattoria Da Cumpa' Cosimo
- ラヴェッロ大聖堂
- 天空リゾート具合を確認
- Pasticceria Pansa のレモンケーキ
- 夕方のポジターノへのバス(ソレント行き)は大混雑
- 華やかリゾート、ポジターノ
- アマルフィでディナー:Pizzeria Il Mulino
アマルフィからラヴェッロへ行く
アマルフィ、2日目。1日目にアマルフィ大聖堂を見てしまったので、2日目はラヴェッロとポジターノ両方とも行く予定です。
泊っているホテルでは、朝食はテラスで食べることができるのです。素敵。
ラヴェッロ行きのバスは港の広場の賑わってるところに行ったらすぐわかりました。(停留所の屋根のところにRAVELLOと書いてある)。チケットはその辺のタバッキで購入。観光客がけっこう並んでます。
到着したラヴェッロでは、がけ下のトンネルの前が停留所でした。
徒歩でトンネルをくぐって、いざラヴェッロへ。
猫。猫の多い街でした。実は二匹います。
教会。のっぺりした壁が海の近くの教会っぽい。
番地表示にもゆとりを感じます。
ランチ: Trattoria Da Cumpa' Cosimo
ラヴェッロに到着したのは11時40分ごろだったので、まずは12時開店のお店を求めてうろうろ。あらかじめいくつか調べていた中から、近かったここのお店にしました。
昨日のアマルフィでのディナーから、とにかくメニューに「レモン」と名の付くものは必ず一品は注文していく、王道の観光客スタイル。
美味しかったです。写真のうち白いお肉が、ポークソテーのレモンソース。すごくさっぱりしていて、うだるような夏にはちょうど良いのだろうな、と思えました。
・・・しかし、今は4月。南イタリアとはいえ、少し日陰に入ったらかなり冷え込むのです。このレストランも寒かった!
ペルージャの時もレストランが寒いという事態に遭遇したことがありますが、ヨーロッパの家の中というのは、陽が当たらないと、本当に寒いです。
特に3月~4月の微妙にあったかくなる季節、家主たちは暖房が必要とは考えないようです。
もともと白人は体温が高めで、寒さに強いというのもあるでしょう。しかし、冷え性で体温の低い日本人にとっては、4月、いや5月までは油断がなりません。けっこう冷え込むことがあるので、防寒には要注意です。
誰もいないうちにささっと撮影した店内。
ラヴェッロ大聖堂
ラヴェッロで見たかったのはドゥオーモです。広場に面したところにある大聖堂。外観のつるんとしたシンプルさが逆にリゾートっぽい。
横には素敵な小道が・・・。ワーグナーの道、らしい。
大聖堂横の博物館から入場します。入場料がかかりました。床のタイルの様子。
博物館に展示されていた、モザイクタイルが豪華な羊の彫刻。
隣の解説によると、主祭壇のところにあった(今はもうない)キボリウム、天蓋?のてっぺんの彫刻だそうです。
モザイクの細かい模様がビザンティンな感じで良いです。キボリウムのデザインもなんとなく古代風。
他にも鳥の彫刻が展示されてました。これもどことなく中世っぽい。
大聖堂内部です。
まず目についたのがこちらの説教壇。
ドラゴンに下半身から飲み込まれる人と、上半身から飲み込まれる人。
かなり味があって、素敵。全面モザイクではなくて、キャラクターのみモザイクってところも、なんか可愛いです。
もう一つの説教壇も豪華。
角度を変えてもう一枚。
足元をライオンが支えるタイプ。ロマネスク様式でよくみるやつです。後ろと前はこんな感じ。
手前側には聖母子像のモザイクです。模様がなんとなくオリエンタル。こういう込み入ったタイル模様、好きです。
大聖堂正面部分のブロンズ製のドアです。これもアマルフィ大聖堂と同じく、コンスタンティノープル製なのだそう。アマルフィ大聖堂のものはレリーフが良くわからなかったけれど、こういうものなら、11~12世紀のイタリアで流行したというのも、わざわざ取り寄せたというのもわかる。
彫り込まれている聖人など。
ああ面白かった。大満足のラヴェッロ大聖堂でした。
天空リゾート具合を確認
ガイドブックによると、ラヴェッロは山の上の高台のリゾートというのがうたい文句です。
ガイドブックではヴィラ・ルーフォロとか、ヴィラ・チンブローネとか、有名な庭園を紹介していたのですが、この日のうちにポジターノにも行きたかったので、そこまで時間がなくて諦めました。
(アマルフィからのバスは早朝から出ているので、これらをじっくり探索するのならば、もっと朝早く来るのも有りだったかも)
中途半端に崖っぽい景色が見えるところまで行って、ビューポイントで写真をいくらか撮ったら、満足して引き返すことにします。
右下のトンネルがバス停への出口です。小さな町ですが、ゆったりしたリゾート感を満喫できて、楽しかった!
Pasticceria Pansa のレモンケーキ
ゆったりした雰囲気のラヴェッロからは14時のバスで戻って来て、15時前。アマルフィはさすがの混雑。
おやつの時間です。ガイドブックにも載っているカフェ、Pasticceria Pansaに行きます。目当てはレモンケーキ。
レモンケーキはこの店が発祥だそうで。。。大きな店で、ドゥオモ広場に面しているのですぐわかります。
おやつ時で大混雑の中、運良く入れたので店内で食べました。奥にもう一つあるのはババというナポリ界隈のお菓子。レモンケーキは前日のレストランで食べたものよりも美味しかったです。さすが専門店。
カフェスペースから見たカウンター。他のお菓子も美味しそうでした。常に激混みでせわしないのだけが残念。
夕方のポジターノへのバス(ソレント行き)は大混雑
甘いものを補給後、16時発のソレント行きのバスでポジターノへ向かったのですが。
すごい行列が出来ているバス停がソレント行きのバス停だと知って、とりあえず並びます。少し遅れて到着したバスは通勤電車を思わせる満員バス。座れません。
ソレント行きということもあり、大荷物の観光客でひしめき、そして山道はずっとカーブ。揺れる。さらに夕方の大渋滞。辛い道中でした。船で行けばよかった。
なんとなくポジターノの街が見えた!というところで降りたのですが、50分かかりました。バス時刻表だと40分の道のりなので、そこまで遅れたって感じでもないですね。でも、乗ってるときはつらかったのです。
華やかリゾート、ポジターノ
やっと降りれた!のバス停から見下ろすポジターノの街。
海がキラキラ~
とりあえず徒歩で、街中に降りてみます。
なんとなくアマルフィよりも人が多い気がします。
途中見上げた、崖沿いの住宅地。
教会のある広場に出ました。
レリーフがなんか面白い。
さらに降りて、砂浜に到着。
砂浜から振り返ったところ。とにかく賑わってます!
アマルフィは崖と崖に挟まれた狭い敷地ですが、ポジターノはもう少し、広さに余裕がある印象。そのせいか、お店も多いです。降りてくるまでの道沿いも、カフェなどの飲食店のほか、雑貨やファッションのお店がたくさんあって、なんかすごく楽し気な雰囲気でした。
見上げたところにある別の教会。
このビーチの端の方に大きいフェリーが見えたので、行ってみたらアマルフィ往きの船でした。チケットボックスもあったので迷わずチケットを購入。
もうバスはこりごり。
ふと気づいたのですが、バスで来て→町を散策して(降りて)→船で帰る。だと、歩く道は下り坂で楽ですが、船で来て→町を散策して→バスで帰る、だと、坂を登ることになるのですね。船で来て→船で帰る、の場合も、坂を登って降りることになります。
体力的にどっちが楽なのかは、そのときのバスの混み具合と体調によりますね。
船はダイレクトに風が当たって肌寒いけど気持ちよかったです。
船から撮ったポジターノ。
名前はわからないけど、崖の街。こうして見ると、家がフジツボのようだ。
この時乗ったのはAlicostという会社のフェリーでした。往路に比べると格段にストレスフリーでアマルフィへ到着。
アマルフィでディナー:Pizzeria Il Mulino
アマルフィに戻ったら、まずはホテルで休憩。その日の夜は、ホテルから近い(つまり山の上にある)ピッツェリアに入りました。
食べてる途中にも、持ち帰りのピザを買いに来るお客さんで忙しそうなお店でした。
ここ美味しかったです!デザートにはしつこくレモンのシャーベット。
(続く)
≪アマルフィ旅行計画≫