超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ウルビーノ旅行記】2:小さいけどけっこう面白い。城壁で囲まれた、ルネッサンスの理想都市

ピエロ・デッラ・フランチェスカとロレンツォ・ロットの絵画を見に、ウルビーノ→レカナーティ→ロレート→アンコーナボローニャを経由して最後にアレッツォに行く旅行。ウルビーノ観光の続きです。

目次

 

 

ラファエロの家に行ってみよう

ドゥカーレ宮殿にも作品のあった、ラファエロの生家に行って見ることにしました。すごく急な坂の斜面の途中にありました。ウルビーノでここの坂が一番傾斜がきついらしい。

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この街に来るまで知りませんでしたが、ラファエロのお父さんも画家だったとのこと。

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部屋が広い!ウルビーノの街の小ささに比べてもかなりの大きさの家です。

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中庭。ラファエロの祖父が商人で大成功して、それでこの家ということみたいですね。

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とにかく部屋が広い。部屋数も多い。

壁にかかっている絵画はラファエロのコピーとかですが、ひとつだけ、ラファエロ本人が描いたと言われる壁画がありました。

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聖母子でしょうか。子どもの幸せそうな表情が幸せな家庭を想像させます。ラファエロはお坊ちゃんだったということですね。ぼんぼんです。

 

オラトリオ・ディ・サン・ジョヴァンニ

ラファエロの家を観光したあと、細い道にある二つの礼拝堂を観光します。

f:id:tabikichi:20190122224944j:plainまずはこちら。オラトリオ・ディ・サン・ジョヴァンニです。ここに来るまでの道で、こんな隙間がありました。

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内部はこんな感じ。

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洗礼者ヨハネの生涯に関するエピソードの壁画が残っています。保存状態もけっこう良いです。

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やっぱりヨハネと言ったらキリストの洗礼です。

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反対側の壁には、ヨハネの死に関するフレスコ画がありました。

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この真ん中のが、たぶんサロメだと思うんです。悪い顔してるから。

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サロメに首を切られたヨハネの遺体を囲む人々。首がないとシュールです。

この建物の奥の部屋では、窓からドゥカーレ宮殿と大聖堂の裏側を見渡せます。

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さすが理想都市。裏からみても美しいです。

 

オラトリオ・ディ・サン・ジュゼッペ

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次は、すぐそばにあるこちら。

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スタッコ装飾?ていうんでしょうか。洞窟の中を装飾したみたいな部屋がすごかったです。

あとは、普通の豪華な装飾の祭壇。

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それから、何か信徒グループのユニフォームみたいのが展示されてました。

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頭にかぶる布付き。こんな人がぞろぞろいたら怖いです。

 

ディナー:Antica Osteria de la Stela

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晩御飯はガイドブックにも載っていた、街の真ん中にあるレストランにしました。

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雰囲気が良くておしゃれなレストランでした。美味しかったです!

 

一番急な坂を登ってみる 

ラファエロの家のあった道が、ウルビーノで一番急な坂らしいです。ご飯のあと、ちょっと登ってみることにしました。

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この傾斜。手ブレになっちゃいましたけど、下に見えるのは地面ですよ。

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高ーい。

坂を登り切ると、でっかいラファエロのモニュメントがありました。

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周りは公園です。

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城壁の外は、どこにでもあるような、普通の街が広がってます。

でもちょうど日没の感じが綺麗でした。

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そのまま道路沿いに歩いて、レジステンツァ公園に行ってみました。

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門は閉まってましたが、隙間から見たところ。もう少し早く来れば良かった。

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すっかり暗くなったところを、こんな道を通りながら戻ります。

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これで夜の散歩終わり。

暗くなったのでさっさと切り上げましたが、もう一日、いやもう半日あったら、坂とか、小さい路地とか階段とか、気の済むまで街歩きしてみたかった。

 

ウルビーノ出発

翌日は9:30のバスでウルビーノを出発です。来た時と同じく、サンタ・ルチア門の向かいのショッピングセンターみたいな建物のエレベーターを最下階まで降ります。

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大きなスーツケースを持つ旅行客とバスに乗り込みました。小さい街だしあんまり気にならなかったけど、やっぱ観光客はたくさんいたみたいです!

この日はペーザロ→アンコーナ駅経由で、レカナーティに行く予定。
 

(続く)

CREA Traveller 2014Autumn NO.39 [雑誌]

ウルビーノマルケ州とアレッツォ旅行計画≫

  1. ルネサンスの都市ウルビーノから始める、絵画目当てのイタリア夏の旅
  2. 各都市への行き方と5日間の観光ルート 

ウルビーノマルケ州とアレッツォ旅行記

  1. ピエロ・デッラ・フランチェスカ目当てにウルビーノへ 
  2. 小さいけどけっこう面白い。城壁で囲まれた、ルネッサンスの理想都市 ⇐今ココ
  3. アンコーナ経由。ロレンツォ・ロットの絵を見に、丘の上の城壁の街レカナーティへ行く
  4. スピリチュアルってだけではなさそう。ロレートの聖なる家
  5. 2時間弱のアンコーナ観光。岬のてっぺんの大聖堂と、坂の途中の魅力的な教会
  6. アレッツォ半日観光。グランデ広場周辺と、古い教会
  7. 聖十字架伝説ほか、ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画を見る