ピエロ・デッラ・フランチェスカとロレンツォ・ロットの絵画を見に、ウルビーノ→レカナーティ→ロレート→アンコーナ、ボローニャを経由して最後にアレッツォに行く旅行。ウルビーノ観光の続きです。
目次
- ラファエロの家に行ってみよう
- オラトリオ・ディ・サン・ジョヴァンニ
- オラトリオ・ディ・サン・ジュゼッペ
- ディナー:Antica Osteria de la Stela
- 一番急な坂を登ってみる
- ウルビーノ出発
ラファエロの家に行ってみよう
ドゥカーレ宮殿にも作品のあった、ラファエロの生家に行って見ることにしました。すごく急な坂の斜面の途中にありました。ウルビーノでここの坂が一番傾斜がきついらしい。
この街に来るまで知りませんでしたが、ラファエロのお父さんも画家だったとのこと。
部屋が広い!ウルビーノの街の小ささに比べてもかなりの大きさの家です。
中庭。ラファエロの祖父が商人で大成功して、それでこの家ということみたいですね。
とにかく部屋が広い。部屋数も多い。
壁にかかっている絵画はラファエロのコピーとかですが、ひとつだけ、ラファエロ本人が描いたと言われる壁画がありました。
聖母子でしょうか。子どもの幸せそうな表情が幸せな家庭を想像させます。ラファエロはお坊ちゃんだったということですね。ぼんぼんです。
オラトリオ・ディ・サン・ジョヴァンニ
ラファエロの家を観光したあと、細い道にある二つの礼拝堂を観光します。
まずはこちら。オラトリオ・ディ・サン・ジョヴァンニです。ここに来るまでの道で、こんな隙間がありました。
内部はこんな感じ。
洗礼者ヨハネの生涯に関するエピソードの壁画が残っています。保存状態もけっこう良いです。
やっぱりヨハネと言ったらキリストの洗礼です。
この真ん中のが、たぶんサロメだと思うんです。悪い顔してるから。
サロメに首を切られたヨハネの遺体を囲む人々。首がないとシュールです。
この建物の奥の部屋では、窓からドゥカーレ宮殿と大聖堂の裏側を見渡せます。
さすが理想都市。裏からみても美しいです。
オラトリオ・ディ・サン・ジュゼッペ
次は、すぐそばにあるこちら。
スタッコ装飾?ていうんでしょうか。洞窟の中を装飾したみたいな部屋がすごかったです。
あとは、普通の豪華な装飾の祭壇。
それから、何か信徒グループのユニフォームみたいのが展示されてました。
頭にかぶる布付き。こんな人がぞろぞろいたら怖いです。
ディナー:Antica Osteria de la Stela
晩御飯はガイドブックにも載っていた、街の真ん中にあるレストランにしました。
雰囲気が良くておしゃれなレストランでした。美味しかったです!
一番急な坂を登ってみる
ラファエロの家のあった道が、ウルビーノで一番急な坂らしいです。ご飯のあと、ちょっと登ってみることにしました。
この傾斜。手ブレになっちゃいましたけど、下に見えるのは地面ですよ。
高ーい。
坂を登り切ると、でっかいラファエロのモニュメントがありました。
周りは公園です。
城壁の外は、どこにでもあるような、普通の街が広がってます。
でもちょうど日没の感じが綺麗でした。
そのまま道路沿いに歩いて、レジステンツァ公園に行ってみました。
門は閉まってましたが、隙間から見たところ。もう少し早く来れば良かった。
すっかり暗くなったところを、こんな道を通りながら戻ります。
これで夜の散歩終わり。
暗くなったのでさっさと切り上げましたが、もう一日、いやもう半日あったら、坂とか、小さい路地とか階段とか、気の済むまで街歩きしてみたかった。
ウルビーノ出発
翌日は9:30のバスでウルビーノを出発です。来た時と同じく、サンタ・ルチア門の向かいのショッピングセンターみたいな建物のエレベーターを最下階まで降ります。
大きなスーツケースを持つ旅行客とバスに乗り込みました。小さい街だしあんまり気にならなかったけど、やっぱ観光客はたくさんいたみたいです!
この日はペーザロ→アンコーナ駅経由で、レカナーティに行く予定。
(続く)
- ピエロ・デッラ・フランチェスカ目当てにウルビーノへ
- 小さいけどけっこう面白い。城壁で囲まれた、ルネッサンスの理想都市 ⇐今ココ
- アンコーナ経由。ロレンツォ・ロットの絵を見に、丘の上の城壁の街レカナーティへ行く
- スピリチュアルってだけではなさそう。ロレートの聖なる家
- 2時間弱のアンコーナ観光。岬のてっぺんの大聖堂と、坂の途中の魅力的な教会
- アレッツォ半日観光。グランデ広場周辺と、古い教会
- 聖十字架伝説ほか、ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画を見る