ピエロ・デッラ・フランチェスカとロレンツォ・ロットの絵画を見に、ウルビーノ→レカナーティ→ロレート→アンコーナ、ボローニャを経由して最後にアレッツォに行く旅行。3日目、ロレートの後にちょっとだけ観光したアンコーナ旅行記です。
目次
終点はカヴール広場
ロレートを出発したバスの終点は、アンコーナ駅を通り過ぎて、カヴール広場になります。
バスは広場ではなく、広場の周りの道路に停車。
ロレートから乗るとき、間違えて各駅停車みたいなバスに乗ってしまったので、1時間弱で到着するところを1時間半かかってしまいました。
すでに16:30です。18:20の特急電車の時間まで、駆け足でのアンコーナ観光をスタート。
サン・チリアコ大聖堂を目指す
アンコーナの旧市街を抜けて、岬の先端、かつ一番高いところにあるサン・チリアコ大聖堂を目指します。
細い路地の坂を上る。
途中、開けたところからは港がよく見えました。
アンコーナの港は大型のタンカーみたいのとか、大型客船がいくつも停泊してて、工業都市!て感じでした。
この上が大聖堂です。
階段わきの手書き「DUOMO」が可愛い。
到着!けっこう息切れします。港を見下ろす、贅沢な立地です。
ロマネスクのファサードが美しい。
夕方から結婚式があるみたいで、中では聖歌隊が合唱の練習をしてました。
クリプタには、歴代アンコーナ司教?のミイラとかもありました。
アンコーナ旧市街の教会
新しいものかもしれないけど、ロマネスクな生首装飾が良いです。この首の人たち、誰?
この教会にはロレンツォ・ロットの祭壇画があるのですが、時間がないのでスルーしてしまいました。
もうひとつ、名前がわからない素敵な教会。
ここのファサードもはっと目を引くデザインです。
柱廊?と思ったら、レリーフなんですね。アンコーナの古い教会、なんか芸術センス高いです!
市立絵画館
坂道と崖の間にある、不思議な立地の絵画館にたどり着きました。
館内案内図によると、0階が真ん中にあって上は3階まで、下は‐4階まであります。
ロレンツォ・ロットの作品がありました。
ほかにも魅力的なものがけっこうあったりします。この聖母子像はなんか素敵でした。
その他気になった絵。
絵画館を見た後は、港沿いを歩いて駅まで戻りました。
けっこう遠いんですけど・・・バスに乗れば良かったかもしれない。
アンコーナ駅の食堂
アンコーナ駅は相変わらず混雑してました。18時20分の電車で、ボローニャまで2時間。ご飯を食べるひまがありません。
何か食べようにも、エスプレッソやブリオッシュを売っている、木目のカウンターがこじゃれたカフェはひっきりなしに人が入って、店員さんもすごい忙しそう。
ここで何か買うのにもエネルギーが必要だな・・・と思ってたときに、大混雑カフェバーの向かいにある、ものっすごいガラガラの食堂を発見しました。
あんまり人がいなさすぎて、社員限定の食堂かなんかかと思いましたが、メニューとか出てるし、普通に入れるみたい。
カフェでひしめき合って立ちながらサンドイッチを食べる若者たち、なぜこっちに入らない?
混雑を尻目に、入ってみました。
トレイを持って料理をよそってもらうザ・食堂。料理を注文すると、パンがついてきます。味もザ・食堂って感じ。
周りにいるのはくたびれた風のおじさんが4~5人です。パスタ料理は若干時間がかかるのか、番号札を持たされてました。
こういうところで食べると、あー旅行してるなって気分になります。
ボローニャでは駅前のホテルに1泊
夜8時半にボローニャに到着。ここでは寝るだけで、翌日はまた電車でアレッツォに行きます。
ということで、駅を出たところすぐのホテルに宿泊。
駅前だからちょっとお高いけど、使いやすいです。
www.booking.com
ボローニャ駅にファストフードのお店が何軒かと、あとスーパーマーケットがあるので、水とか必要なものはそこで買えます。
(続く)
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