超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【アイルランド旅行記】2:ダブリンからバスでグレンダーロッホに日帰りしてみた感想

アイルランド4日間の旅行記、2日目はダブリンから日帰りでグレンダーロッホ。セントケビンズ社のバスで往復してみた感想です。

(旅行計画) 

【アイルランド】ケルト色濃いキリスト教・アイルランドロマネスクを巡ってみる(4日間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【アイルランド】ダブリン拠点で行ける初期キリスト教・アイルランドロマネスク観光ルート(4日間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

 (これまでの旅行記

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目次

 

 

グレンダーロッホ行きのバス

旅行計画を立てたときに調べたとおり、グレンダーロッホへの往復はセントケビンズ社のバスが出ています。

(参考)

tabikichi.hatenadiary.com

 

(セントケビンズ社のウェブサイト)

Glendalough St Kevins Bus Services http://www.glendaloughbus.com/

バスの出発地だという、St. Stephen’s Green North。

グーグルストリートビューです。セントステファンズグリーンは大きい公園です。この公園沿いの道にたくさんの観光バスやツアーバスが発着しているようでした。

 

余談ですが、2016年11月時点のバス会社のホームページ情報では、停留所の場所が間違ってました。

しばらく間違ったバス停で待ってて、あまりにもバスが止まる雰囲気がないので、目の前のカフェに入って聞いたところ、正しいセントステファンズグリーンのバス停を教えてもらい、無事に乗車できたのでした。

親切な店員さん、ありがとう!そのカフェがこちら、BeanHive。

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ここでカプチーノっぽいものを頼むと「チョコレートを追加するか?」と聞かれます。ぜひイエスと答えましょう、なぜならお客さんの似顔絵を描いてくれるから。

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こんな感じ。

 

グレンダーロッホの初期キリスト教修道院

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グレンダーロッホにつきました。

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バス停はビジターセンターの目の前に止まってくれます。帰りもここから出発。

ビジターセンターは、受付より中に入らなければお金を払う必要はありません。受付で地図を購入できます。トイレは無料。 

 

観光開始。これが11世紀のセントケビン教会です!

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屋根まで石で積みあがっている。でも、農家の小屋のようだ。。。(失礼)

11世紀といえば、東方ではビザンティン様式の教会建築が大流行し、イタリアではピサの奇跡の広場にある、ピサ・ロマネスク様式の大聖堂の建築が始まった時代。 

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パナギア・ハルケオン(ギリシャ)、ピサの大聖堂(イタリア)

それに比べてこれは、・・・かなり素朴です。

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ただ、アイルランドの初期キリスト教会群のなかで、このように完全に屋根が残っているのはかなり貴重なんだそう。 

三角形の相似がかわいい。入り口は鉄柵で覆われ、中には入れませんでした。

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続いて大聖堂跡地。

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もしもここが完全体で残っていたら、相当見ごたえのある建物だったかもしれない。かなり大きいです。 

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アイルランドロマネスク装飾っぽいものの痕跡がありました。

 

周りはお墓です。この修道院跡だけなら、ガイドツアー付きでも1時間もあれば十分すぎるぐらいでしょう。

 

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また、グレンダーロッホに限らずですが、ラウンドタワーは壊れにくい構造なのか、どこもきれいに残っていました。

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グレンダーロッホはトレッキングとの組み合わせと考えるべし

ということで一番見たかった修道院・教会跡は早々に見終わってしまいました。セントケビンズ社の帰りのバスは16:30出発。あと3時間くらいあるぜよ・・・。

なるほど、ここと何かを組み合わせたツアーしかないというのも納得です。

ビジターセンターで買った地図はそのままトレッキングコースのマップになっているので、地図を片手に2つの湖をめぐるトレッキングに出発。

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思いがけず健康的な活動に。幸運なことに、天気にも恵まれたのですごく楽しかったです。雨だったら厳しかった。

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ハイキングコースの途中にもキリスト教関係の廃墟があるので、飽きません。

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かわゆい小鳥も見れた。

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時間を見て、ビジターセンターまで戻りました。

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結論:バス往復、初期キリスト教修道院跡を見るだけだと時間が余る

セントケビンズ社のバスを使ってグレンダーロッホに日帰する場合、現地に着くのが13時、現地を出発するのが16時30分。初期キリスト教修道院跡はそこまで大きくないので、それを見ただけでは時間が余ります。なので、ビジターセンターで地図を買って、トレッキングと組み合わせましょう。

ただし、天気が悪かったりすると、何をすることもできないまま無為な時間を過ごすことになってしまいます。(ビジターセンターもそんなに大きくないです。)

天気が不安な場合は、ツアー会社の日帰りツアーなどを使ったほうが便利かもしれません。ダブリンにはその手の一日ツアーがたくさんあるし、ホテルにもパンフレットを置いてあるので、すぐ見つかると思います。

 

(続く) 

 

ケルトの神話・伝説

アイルランド旅行計画≫

  1. ケルト色濃いキリスト教・アイルランドロマネスクを巡ってみる
  2. ダブリン拠点で行ける初期キリスト教・アイルランドロマネスク観光ルート

アイルランド旅行記

  1. ダブリンの観光
  2. ダブリンからバスでグレンダーロッホに日帰りしてみた感想 ⇐今ココ
  3. クロンマクノイズとクロンファート教会をタクシーで回った結果
  4. キャッシェルで満たされたアイルランドロマネスク欲

【フィレンツェ】絵と教会が好きな初心者のための、2泊3日のフィレンツェの回り方!(2日と4時間)

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2017年2月。初めてのフィレンツェは見どころ・行きたいところがありすぎて若干混乱しましたが、ウフィツィ美術館に予約を入れてしまえば、あとは閉館時間を避けながら、各種見どころを埋めていけば良いだけになりました。

(前回の記事はこちら)

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目次

 

 

1日目は駅近くの教会とドゥオモ近辺

フィレンツェ観光の始まりは、空港からサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで出てきてから。ということで駅に近いところから開始します。

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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

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フィリッピーノ・リッピが描いたという礼拝堂を見たい。

 

❷ホテルチェックイン

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ホテル ペンディーニ (イタリア フィレンツェ) - Booking.com ドゥオモへの道の途中にあるのでこのタイミングで。 

❸洗礼堂、ドゥオモ、ジョットの鐘楼

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クーポラや塔に登るかどうかは別として、まず見る。ドゥオモの中にある「神曲を持つダンテ」を見たい。

❹サン・ロレンツォ教会

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ミケランジェロ設計による図書館への階段というのを見たい。

 

2日目は予約したウフィツィ美術館を中心に川の周辺を攻める

2日目は朝8:15から予約したウフィツィ美術館からスタート。近くのヴェッキオ宮、サンタ・クローチェ教会を見たら、ポンテ・ヴェッキオを渡ってお昼ご飯を挟みつつ、川の向こう側を観光します。

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ウフィツィ美術館     

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フィレンツェ旅行の大本命。朝8時15分予約済み。見るべき名画はガイドブックに載っているので、それを頼りにします。午前中には見終わると踏んでます。 

❷ヴェッキオ宮

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ラングドン教授の「インフェルノごっこはここで存分に堪能できます。500人広間の「CERCA TROVA」を見つけたい!ツアーの参加や塔に登るのは気が向いたら。

❸サンタクローチェ教会

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少し離れたところにありますが、教会自体が美しい。この教会には皮革学校が隣接していて、そこで製作された品物も売ってたりするらしいので、それも見てみたい。 

❹サンタ・マリア・デル・カルミネ教会

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マザッチョの描いたブランカッチ礼拝堂というのを見てみたい。

❺パラティーナ美術館

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ピッティ宮殿の中にある絵画館。ラファエロのコレクションが豊富のようなので見てみたい。

 

3日目はサンマルコ美術館、アカデミア美術館。最後に買い物。

最終日の3日目はホテルをチェックアウトしたあと荷物を預かってもらい、まずメディチ家礼拝堂へ。そのあとサンマルコ美術館と、アカデミア美術館。ホテルに預けていた荷物をピックアップしたら、駅に向かいがてら、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で素敵なものをじっくりお買い物。

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❶チェックアウト

荷物をあずかってもらう。

メディチ家礼拝堂

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1日目に行ったサン・ロレンツォ教会に隣接する。午前中しか開いていないため、初日には入れない。ミケランジェロの聖具室と豪華なメディチ家の装飾を見たい。

❸サンマルコ美術館

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フラ・アンジェリコのコレクションがすごいらしい。期待。

❹アカデミア美術館

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ミケランジェロを見る。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局

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そんなに量は買えないけれど、素敵な石鹸や素敵な化粧水(機内持ち込みできる100ml未満)があれば買って帰りたい。自分用です。

※ちなみに・・・フィレンツェ・ペレトラ空港の免税店エリアに、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局コーナーがあります!手荷物検査を受けた後のエリアなので、量の多い液体を購入しても機内に持ち込み可能という、かなり便利なコーナーです。本店では雰囲気を味わって、買い物は免税店で、という節約技も使えます。

 

CREA Traveller Winter 2019 世界美術館の旅 (NO.56)

(続く) 

フィレンツェ旅行計画≫

  1. 初めてのフィレンツェ。美術館を予約して名画を見よう
  2. 絵と教会が好きな初心者のための、2泊3日のフィレンツェの回り方! ⇐今ココ 

フィレンツェ旅行記 

絵画・教会好きの観光ルート2泊3日踏破の感想

 

 

 

 

 

【フィレンツェ】初めてのフィレンツェ。美術館を予約して名画を見よう(2日と4時間)

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2017年2月。初めてフィレンツェに行くことにしました。世界有数の観光地、あまりにも見るべきものが多くて、どこから見ればよいか、よくわからなくなりました。

目次

 

 

超個人的に考えた、フィレンツェでやってみたら楽しそうなこと

フィレンツェ初心者です。ガイドブックでもネットでも情報があふれていて、どれもこれも行ってみたい、見てみたい。自分の脳内で処理できないほどわからなくなってきたので、フィレンツェでやったら楽しそうなことを整理してみました。

 

その1、絵を見る。

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ボッティチェリミケランジェロレオナルド・ダ・ヴィンチラファエロ、フラ・アンジェリコ、フィリッポ・リッピ。

目の前の絵が名画かどうかわからなくても、名前を聞けばわかる!名前だけ知っている画家の作品がここにはリアルで存在します。

もはや絵を楽しむよりも絵を見ている自分を楽しむという、そんな見方でも良いと思う。ていうかボッティチェリは純粋に間近で見てみたい。

 

その2、映画ごっこ

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私は見たことないのですが「冷静と情熱のあいだ」ってフィレンツェのドゥオモに登るらしいですね。ドゥオモの夕日とか人気みたいなので、それに合わせて雰囲気に浸ってみる。

もう一つ、こっちはばっちり見ています。ラングドン教授シリーズの「インフェルノ」。凄腕の殺し屋が天井から落ちてきたり、隠し扉を活用して逃げまくったり。ラングドン教授シリーズはいつも映画化して外れありません。

なお、ヴェッキオ宮のツアーに参加するとラングドン教授が使った秘密の通路を通れるらしいです。気になる~

 

その3、買い物する。

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フィレンツェは革製品が有名で、フィレンツェ発祥のグランメゾンも多いです。グッチ。フェラガモ。エミリオ・プッチ。ファリエロサルティ、パトリツィア・ペペなんかもフィレンツェのお店です。

それとイタリア製の良質な皮製品っていうのは、日本に入ってくるときにすごい関税がかかってくるので、イタリア国内で買うのはかなりお得になるそうです。

ファッションの他にも有名なのはサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。

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パッケージがおしゃれなだけで上がる。日本にもお店ありますけど、やっぱ本店の雰囲気を味わいたいですよね~

 

その4、歴史を勉強してから来る。

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フィレンツェと言えばメディチ家、そしてルネッサンスメディチ家に関する本はたくさんあるし、フィレンツェという都そのものについての本もいっぱいありました。

この辺をかなり読み込んでから現地に来たら、メディチ家のゆかりの名所をたどる観光ができて楽しそう。

 

ウフィツィ美術館のネット予約は罠が多い 

さて、絵が好きでラングドン教授ごっこもやりたい、買い物もしたい自分は、初めてのフィレンツェをいつものごとくベタに観光します。

ということで、行き先を考える段階になって、ウフィツィ美術館の予約をすることにしました。

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今回の旅行の一番大事なことがウフィツィ美術館に行くこと、と言ってもいいくらいです。そしてこの超有名美術館は、入るのに予約があったほうが良いってことです。ネットなどでは当日券の列に並ぶ観光客についてよく言及されています。

余裕のある旅行なら良いのですが、フィレンツェほど見るものがたくさんあると、並んでる時間ももったいなく感じてしまうので、やっぱりここは事前に予約が良い。

 

そして、やってみてはじめて分かったのですが、ウフィツィ美術館の予約サイトって一つじゃないんですね。いまいち公式サイトっぽいものがどれかわからない。

「uffizi」で検索すると最初に出てくる予約サイトで予約したのですが、リザベーションフィーを11ユーロ取られてました。

 

いやおかしいなーなんか高いなーとは思ったんですよね。今ためしに検索で二番目に出てきたサイトで最後手前まで予約してみたら、リザベーションフィーはかかってませんでした。こちらが公式だったのかも?

 

ちなみに自分が予約したサイトがこちら。http://www.uffizi.com/

二番目に出てきて試してみたサイトがこちら。http://www.uffizi.org/

 

あ、でも予約手数料がすごく高かったってだけで、結果として、問題なく美術館には入館できましたよ。まあ勉強料だと思うことにします。

 

ちなみにチケットサイト選びからしてハードルが高そう、といいう場合には、日本の代理店経由でさくっと予約するのも良いかもしれません。

www.govoyagin.com

日本円で2473円、日本語サイトなので日本円の支払いでOKです。

 

ちなみに自分は旅行2日目の朝いちばん、8:15に予約しました。

入る手順は、予約したバウチャーを印刷してきたものを持って、①予約券引き換え窓口でチケットに交換、②予約客専用入場口に並び、③手荷物検査→入場という流れです。

 

フィレンツェの観光時間と宿泊地

今度の旅行は2泊3日。

  1日目(金)13:10フィレンツェ空港着
  3日目(日)19:05フィレンツェ空港発

観光できる自由時間は2日と4時間。日曜日にけっこう閉まったりする教会・美術館が多いので、ルートは勝手に決まってくれそう。

 

なんだかんだ言ってもフィレンツェはそこまで大きくない街です。どこにでも行きやすいど真ん中のホテルを取りました。

Hotel Pentini Via Strozzi 2, フィレンツェ, イタリア

www.booking.com

リパブリック広場に面した建物で、どこに行くにも便利そう。

 

CREA Traveller Summer 2017 イタリア人に愛されるイタリア

 

(続く)

フィレンツェ旅行計画≫

  1. 初めてのフィレンツェ。美術館を予約して名画を見よう ⇐今ココ
  2. 絵と教会が好きな初心者のための、2泊3日のフィレンツェの回り方!

フィレンツェ旅行記 

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