超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ブダペスト旅行記】2:国立西洋美術館と夜のニューヨーク・カフェ

豪華カフェと美術館目当てのブダペスト1泊旅行記、その2。ジェルボーを堪能した後は、国立西洋美術館をじっくりたっぷり鑑賞して、夜にニューヨーク・カフェに行きます。

 

目次

 

 

国立西洋美術館

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今回のブダペスト観光目的はカフェと美術館。ということで、アンドラーシ通りを歩いて国立西洋美術館まで来ました。

着いたのは16時過ぎです。閉館は18時。かなり駆け足での鑑賞スタート。

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豪華な建物です。時間の関係もあって、見れたのは2階部分だけでした。

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ピエタ、2作品。

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フランドル派によるバベルの塔

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パトモス島の福音書記者ヨハネ。ギルランダイオの工房?によるもの。

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こちらはヨアヒム・パティニール。

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幼子キリストを背負って川を渡る聖クリストフォロス。

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ペトルス・クリストゥスの聖母子像がありました。フランドル派は端正な衣服のひだや顔の感じが好きです。

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この美術館にはクラナッハの絵がたくさんありました。中でもこれはすごく良かったです。不釣り合いなカップル・年老いた男と若い女、というタイトル。

若い女は笑顔で自分の上半身を老人男性に触らせていますが、一方で男性のポケットを探っている。女スリ師です。

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もう一つ、小さめのサイズのこちらもクラナッハ。不釣り合いなカップル・若い男性と老女。これは、老女が若い男性をお金で買ってるだけのように見えます。

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こちらもクラナッハ

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これもクラナッハです。罪を犯したことがない者だけ、この女に石を投げよ。と言っているシーン。

クラナッハは多作です。いろんなところでよく見る、パターン化した美女の絵、あんまり魅力がない絵、すごく好きな絵の3種類が存在します。(自分基準。)

ここの美術館のクラナッハは、自分の好きな絵が多くて面白かった。

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ジェンティーレ・ベッリーニによる肖像画はカタリーナ・コルナーロ、ヴェネツィアの貴族から、政略結婚にてキプロス王妃となった女性です。笑顔がない。

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部屋のドアの上に掲げられている、ロレンツォ・ロット。祭壇画の一部かな。

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こちらもロレンツォ・ロット。

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今回ブダペスト観光を美術館にしたのは、ブリューゲルがあるからです!

特にここ最近行った美術館では、ブリューゲルが貸出中とかで見られなかったことが多かったので、見れたのがうれしい。

説教する洗礼者ヨハネの絵です。集まっている人たちが全部信者とも限らない、明らかに兵士っぽい人物が監視に来ているところも描かれてます。

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後ろのほうにキリストらしき人物もいました。

エル・グレコもたくさんありました。

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エル・グレコのこの2枚はなかなか良かった。

じつはブリューゲルを見てるあたりで、閉館のアナウンスが流れてました。ほかにもラファエロとかティツィアーノとかありましたが、足早に通り抜けて、終了。

思ったより充実していて、満足度の高い美術館でした。

 

地下鉄に乗ろう

アンドラーシ通りの地下を走る地下鉄1号線は、地上を含めて世界遺産です。

けっこう長いこの道をもう一回歩くのはちょっと、と思い、地下鉄に乗ることにしました。

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券売機は地上にあるのみ。地下にはありません。階段を下りたら係員がいて、チケットをチェックされます。

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黄色くて四角いところが、レゴブロックみたいで可愛い。

ホテルにチェックイン

宿泊するホテルはコートヤード・マリオット・シティセンターです。

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すごく清潔なビジネスホテルって感じ。

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バスタブが低めで使いやすかったのも良かったです。

 

New York Café(ニューヨーク・カフェ)

お昼にジェルボーでたっぷりランチを取ったので、なかなかお腹が空きません。

ということで、ブダペストの豪華カフェめぐり、2つ目のニューヨーク・カフェは夜の21時半からになりました。

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ホテルはニューヨーク・カフェから至近の場所を選んだので、夜でもまあまあ明るい道を通って、歩いて行けました。特に予約などはしてませんでしたが、夜だったからか、並ばず入れました。
 

内装がむしろ落ち着かない

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この宮殿のような店内。観光で見に行く宮殿とか、イタリアなんかの装飾過剰なカトリック教会に座らされているような、むしろ落ち着かない感じ。

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こっちはお客さんが案内されていないエリアでした。・・・豪華です!

事前に見てきたクチコミによると、観光地化されすぎ。というものが多かったけれど、その通り。まったりするためのカフェというよりも、体験を楽しむ名所という雰囲気でした。
 

食事も美味しい

ここでもまずは食事から。お昼とほぼ同じメニューになりました。

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グヤーシュにはパンが付いてきます。ハーブが効いていて、お昼に食べたジェルボーのも美味しかったけど、ほんの少しだけこちらのグヤーシュの方が美味しかった。ハンガリーってもしかして、ご飯がすごく美味しい国なのかも。

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フォアグラ。梨のジャムが付いてきました。柔らか目で美味しい。

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鴨のロースト、ブルーベリーソース。これはすごく美味しかったです。フランスのビストロとかで、噛みきれない鴨ステーキを出すお店に見習ってほしい。ソースも日本人の味覚に合いました。

デザートも食べる

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もう既に夜中ですが、ご飯が美味しかったのでデザートも食べることにします。

夜なので、ハンガリー名産の貴腐ワイン、トカイワインをグラスで頼んでみました。甘くて美味しくて幸せ。

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リンゴのタルトとチーズケーキ。どっちも美味しかったです。

ここ、昼だとアフタヌーンティーのメニューもあるようです。観光名所になるほどの豪華な空間で、まったりとお茶しながら過ごすのも楽しそう。 

 

(続く)

ブダペスト旅行計画≫

  1. ゴージャスな老舗カフェに行きたくて、ブダペストへ。 
  2. カフェと美術館、ついでに観光。ブダペスト1泊観光ルート 

 

ブダペスト旅行記

  1. 老舗カフェ、ジェルボーでランチとケーキを堪能 
  2. 国立西洋美術館と夜のニューヨーク・カフェ ⇐今ココ
  3. カフェ目当てのブダペスト旅行、2日目。観光地ど真ん中の老舗カフェ、ルスヴルム