2018年6月。ヴェネツィア本島に負けず劣らず風光明媚な周辺の島へ、11世紀~12世紀のビザンティン様式の教会を見に行きます。
目次
ヴェネツィアの島
以前2泊3日(観光時間は丸1日と9時間)でヴェネツィア旅行に行ったときは、限られた時間内でなるべくたくさんの見たいものを見るために、周辺の島はすっぱり諦めて、本島内のみ動き回ってました。
けれども、後になってから、周辺の島には、個人的に大好きなビザンティン教会があって、それがヴェネツィア最古の教会らしい・・・というのを知りました。
ヴェネツィア最古というワードに俄然興味が出てきたので、島だけ行って帰ってくることにしました!
ヴェネツィアに残る古いビザンティン教会
中世ヨーロッパの時代に交易で栄えていたヴェネツィアは、ビザンティン帝国と繋がりの深かった都市です。西側ヨーロッパ諸国にとって、ヴェネツィアは東側のオリエンタルな文化の窓口的な場所でもあったそうです。
ヴェネツィアに残るビザンティン様式の建物で最も有名なものは、ヴェネツィア本島にあるサン・マルコ寺院。
でもこの豪華絢爛な寺院だけじゃない。ヴェネツィア周辺の島々に、古いビザンティン様式の素朴な教会が残ってます。
ひとつはトルチェッロ島のサンタ・マリア・アッスンタ教会。
出展:The mosaics of the Assunta in Torcello: a Venetian wonder | Italian Ways
手前の教会の複雑な外観が素敵ですが、これはサンタ・フォスカ教会。その左奥に見える地味なバシリカ型の教会が、サンタ・マリア・アッスンタ教会です。ガイドブックによると、7世紀ごろに建てられた、ヴェネツィアで最も古い教会なのだそう。
この教会は、内部にある12世紀のモザイクが有名です。
出展:The mosaics of the Assunta in Torcello: a Venetian wonder | Italian Ways
もうひとつ有名なのが、ムラーノ島のサンティ・マリア・エ・ドナート教会です。
この外観、たしかにビザンティンぽい。それと、後陣の柱廊が素敵です。内部のモザイクやタイル模様がビザンティン様式なのだそうです。
ヴェネツィアの周りの島めぐり
教会2つを見るだけじゃすぐ終わってしまうので、ほかの島にも行ってみることにします。ヴェネツィア観光でも人気のある島めぐりは、いろんなところから水上バスが出ているので、行きやすそうです。ということで、観光客に人気の島をピックアップ。
ブラーノ島(Burano)
カラフルな壁の漁師の家と、レース製品がこの島の特徴。
リド島(Lido di Venezia)
砂浜が広がるリゾートの島。
ジュデッカ島(Giudecca)
ヴェネツィア本島のサンマルコ広場からも見える、細長い島。かつてのユダヤ人居住区。
ムラーノ島(Murano)
有名なヴェネツィアングラスはこの島で作られていたそうです。ムラノグラスとも言い、街には工房やお店がたくさんあるようです。
トルチェッロ島(Torcello)
ヴェネツィア発祥の地のひとつだそうです。緑の多い島のようですね。
観光時間と宿泊地
この旅行でメインで見たいのは、教会のあるトルチェッロ島とムラーノ島。それに加えて、ちょうどその間にあるようなブラーノ島を見に行くことにしました。
観光時間
航空便は以下を予約。
1日目(土)19:05 ヴェネツィア空港着
2日目(日)22:00 ヴェネツィア空港発
1日目は移動して寝るだけ。2日目を丸々1日、観光に使います。
宿泊地
ホテルはムラーノ島で取りました。単に、見たい教会のある島のうちホテルの多そうな方に決めたというだけです。
(続く)
≪ヴェネツィアの島≫