超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【フェロー諸島旅行記】4:難易度Easy。トースハウンからキルキュボーまでハイキング

フェロー諸島旅行記その4です。思いがけず1日フリーになったので、自力でハイキングに行ってみました。

(前回の記事)

tabikichi.hatenadiary.com

 

目次

 

 

キルキュボー目指してハイキング

フェロー諸島観光4日目。この日は15時から、ヘストゥル島(Hestur)の周りを船でめぐるツアーを予約してました。が、前日に、人数が集まらないので欠航との連絡が来てしまいました。

思いがけず1日フリーになってしまったので、先日手に入れたハイキングガイドを熟読。

f:id:tabikichi:20190101002920j:plain

すぐにスタートできそうな、難易度Easyのキルキュボー(Kirkjubøur)までのハイキングというのをやってみることにしました。

ちょうど天気も良くなりそうな雰囲気。

 

ハイキングスタート

ハイキングガイドによると、スタート地点はLandavegur とVelbastaðvegur の交差点である、とのこと。それっぽい地点に当たりを付けて、まずはスタート地点に向かって歩きます。

途中に見た教会。三角すぎる。

f:id:tabikichi:20190101171546j:plain

正面から見たところ。

f:id:tabikichi:20190101173632j:plain

たぶんスタート地点に到着。これは今まで来た道を振り返ったところです。

f:id:tabikichi:20190101173805j:plain

もう少し進んでから振り返るとこんな感じ。遠くに見えるのはネルソイ島(Nólsoy)です。

f:id:tabikichi:20190101174005j:plain

ハイキングガイドによるとSandáという道を行けとのこと。その道まで、もうしばらく進みます。

f:id:tabikichi:20190101174228j:plain

f:id:tabikichi:20190101174413j:plain

ありました。

f:id:tabikichi:20190101174431j:plain

 

ハイキングルートへ到達

いよいよここから本番です。この工場っぽい建物の横の道を、丘を目指して歩きます。

f:id:tabikichi:20190101174524j:plain

f:id:tabikichi:20190101174555j:plain

横を見ると羊農場。

f:id:tabikichi:20190101174621j:plain

のどかな草原・・・ですが、歩いてるうちに道の雰囲気が変わってきます。

f:id:tabikichi:20190101174650j:plain
f:id:tabikichi:20190101174701j:plain

左の道から、右の道へ。

少し登った丘の途中で振り返る。虹が出てました。

f:id:tabikichi:20190101174904j:plain

 

Reynsmúli と Reynsmúlalág

ハイキングガイドによると、次に見えるのはReynsmúliとReynsmúlalágという二つの湖なのだそうです。読み方はさっぱりわかりません。

f:id:tabikichi:20190101181637j:plain

これですね!そして、やっぱり羊がいます。

f:id:tabikichi:20190101181703j:plain
f:id:tabikichi:20190101181707j:plain

後ろを見たら、風力発電が見えました。

f:id:tabikichi:20190101181808j:plain

 

海とヘストゥル島

f:id:tabikichi:20190101181946j:plain

しばらく歩くと前方に海と、平べったい島が見えました。ヘストゥル島(Hestur)です。少し振り返ると、コルトゥル島(Koltur)も。

f:id:tabikichi:20190101182105j:plain

石を積み上げたものが等間隔で置いてあるので迷いません。

f:id:tabikichi:20190101182249j:plain

 

そろそろゴール

ようやく下り坂に入ってきました。

f:id:tabikichi:20190101182334j:plain

車道も見える。

f:id:tabikichi:20190101182409j:plain

もうほとんどゴールみたいなもの。

f:id:tabikichi:20190101182527j:plain

キルキュボーの家は、やっぱり伝統的な草を生やした屋根の家です。

f:id:tabikichi:20190101182444j:plain

それから馬がいました。

f:id:tabikichi:20190101182508j:plain

羊ばかりのフェロー諸島では珍しいです。

f:id:tabikichi:20190101182637j:plain

到着~。キルキュボー(Kirkjubøur)の村のバス停前です。

f:id:tabikichi:20190101182821j:plain

トースハウンの中心部から出発して2時間半の行程でした。 

 

かつての宗教的中心地、キルキュボー

まだこのあたりがカトリック信仰だった中世に、フェロー司教区が置かれていたのがキルキュボー。村には当時の大聖堂の廃墟が残っています。
Kirkjubøurっていう地名が、たぶん「教会の」とかそういう意味な気がします。

f:id:tabikichi:20190101193800j:plain

見るところは多くはないです。

f:id:tabikichi:20190101193016j:plain

まずは現役で使われている教会。

f:id:tabikichi:20190101193121j:plain

のっぺりと白い教会はこう見えて1200年代のものなのだそうで、フェロー諸島で現役で使われている教会としては最古のものだそうです。

f:id:tabikichi:20190101193232j:plain
f:id:tabikichi:20190101193257j:plain

中はプロテスタントっぽくシンプル。

次に大聖堂の廃墟へ。

f:id:tabikichi:20190101193435j:plain

こういう、中世ヨーロッパ感あふれる建物は、フェロー諸島では見たことのなかったもの。1300年代の建築なのだそうです。

f:id:tabikichi:20190101201811j:plain

屋根は落ちてます。装飾っぽいものもわずかですがありました。

f:id:tabikichi:20190101194142j:plain

この大聖堂にかつて置いてあったキリスト教関連の彫像などは、トースハウンにある国立博物館に置いてあるようです。翌日訪問予定。

最後に、伝統的な農家の家を見てみました。ハイキングガイドによると1350年頃の建築らしい。

f:id:tabikichi:20190101194238j:plain

見学できる部屋の内部。

f:id:tabikichi:20190101194724j:plain
f:id:tabikichi:20190101194727j:plain

装飾らしきものもあり。

f:id:tabikichi:20190101194752j:plain
f:id:tabikichi:20190101194755j:plain

この見学可能ゾーンの隣に、今も人が現役で住んでるらしいです。ドアを隔てて生活感が漂ってきました。すごい。

f:id:tabikichi:20190101194925j:plain

 

食べるところはありません

ハイキング出発前は、簡単な朝食を済ませて、ペットボトルの水を持って出かけました。お腹がすいたらキルキュボーでどこか入って何か食べればいいよね~とか言ってたんですよ。

f:id:tabikichi:20190101195118j:plain

ところが、これまでのキルキュボーの写真を見て想像がつくと思いますが、「お店」というものは一軒もありません!羊と馬と民家、そして教会と教会廃墟。あとは海。

f:id:tabikichi:20190101201219j:plain

かろうじてバス停の待合所に自動販売機がありました。

f:id:tabikichi:20190101202900j:plain

もしキルキュボーにハイキングに行くなら、特に往復歩くつもりならば、お腹が空いたときの非常食は持って行った方が良いです。

 

帰りは無料のバスで

ハイキングガイドでお勧めされているのは、「行きは歩き、帰りはバス」というもの。ということでたくさんのハイキング客がバスを待ってました。

f:id:tabikichi:20190101201203j:plain

もちろん私たちもバスで帰ります。

f:id:tabikichi:20190101201433j:plain

トースハウンの中心部を走るバスは、なんと無料です。キルキュボー路線も無料路線のひとつ。これはありがたいです。

詳しい情報はこちら。
Tórshavn City Bus Routes - Tórshavnar kommuna

ルートや時刻表はPDFで確認できます。
https://www.torshavn.fo/get.file?ID=3075

 

バスに乗っている途中、たくさんの子供が乗ってきて、(おそらく小学校のある停留所)、それぞれバラバラといろんな場所で降りていきました。(おそらく自宅のある停留所。)

ヴォーアル島ツアーのときの年配のおじさんガイドが、「フェロー諸島では結婚したらどちらかの両親と同居して子供を3人作る、7人家族がデフォルトの家族構成だ。」と言ってたのを思い出しました。

f:id:tabikichi:20190101202821j:plain

トースハウンのインフォメーション前まで30分くらい。すぐです。

すごく満足度の高いハイキングでした!難しくなかったし。ハイキングガイドブックには20種類くらいのハイキングルートが紹介されてます。他の島もいろいろ歩いてみたい。 

 

キルキュボーハイキングマップ

 

(続く)

フェロー諸島旅行計画≫

  1. 海に浮かぶ18の群島。ファンタジーな風景が魅力の羊の島、フェロー諸島の観光ヒント 
  2. 現地ツアーと宿泊地。トースハウン拠点のフェロー諸島の行き方と観光ルート 

フェロー諸島旅行記

  1. フェロー諸島に到着。緑色の島を北の方まで見に行く 
  2. 見てきた!フェロー諸島の絶景2つと捕鯨の現場 
  3. 海から見るフェロー諸島。断崖絶壁のヴェストマナバードクリフ 
  4. 難易度Easy。トースハウンからキルキュボーまでハイキング ⇐今ココ
  5. トースハウン周辺の観光と、食べたものの記録