ソフィア、ヴェリコ・タルノヴォ、ネセバルで行ったスペシャルティコーヒーのカフェ紹介。
目次
ブルガリア各都市の素敵カフェ
カフェが好きです。ブルガリア各都市を旅行中にも、いくつもの素敵カフェに出会いました。
この記事でいう素敵カフェとは
- コーヒー豆の産地とか焙煎や淹れ方にこだわってて、
- 店内のインテリアやデザインにもこだわりがあり、
- 味と居心地の良さの両方でオーナーの美学が伝わってくる
そんなカフェのことです。あまり詳しくないけど、サードウェーブコーヒー?と言われているブームが当てはまるのかもしれない。
ブルガリア、特にソフィアでは、現代的で良さげな素敵カフェをいっぱい見つけることができました。
お店を探すときはSpecialty Coffeeを目印にしました。言うだけならタダかもしれませんが、この文字が掲げてあるお店は、大体こだわりの豆とかこだわりのラテアートとかがあって、おいしいコーヒーが飲めると思います。
ソフィアのカフェ
Coffee Syndicate
店内がオシャレ!若者っぽいデザイン力を感じます。
天気が良かったためか、テイクアウトしてお店の向かいの歩道でコーヒーを楽しむグループも見ました。
抹茶ラテを頼むと、カウンターの中で陶器のボウルに茶せんで抹茶を泡立てるところから始まる。
店内のスタッフさんはストリート風の男子だったんですが、そんな男子がエプロンをつけて茶せんを掻き回してる。好感度高いです。何種類かステッカーが置いてあったので、もらって、注文したコーヒーに立てかけて撮ってみた。
謎の値札風の写真になりました。なかなか良き店です。
Black Label Coffee House and Bakery
少し人通りの少ない角にひっそりある。ラテが美味しかったです!
店内にはコーヒー豆の麻袋やローステリーのマシン、各種ボトルやカップなどがオシャレに設置されている、インダストリーな雰囲気のインテリア。
パンも美味しいらしいと口コミがあったけれど、閉店間際くらいに行ったので何も残っていなかった。残念。
外にもベンチがあり、外が大好きなヨーロッパ人たちは座ってコーヒーを楽しんでました。
Martines Specialty Coffee Shop & Roastery
ソフィア中心部のにぎわったところにある、おしゃれで小さなコーヒースタンド。帽子のマークが目印です。
このお店にはメニューにドリップコーヒーがあります。珍しい!また、見慣れたハリオのコーヒー器具が置いてある。
ドリップコーヒーやハリオがあると、サードウェーブ感が増す気がします。
カウンター奥の白いタイルや煉瓦むき出しの壁、配線むき出しの照明器具などが、ニューヨークっぽい都会的な雰囲気。
せっかくなのでドリップコーヒーを注文。豆をどうするか聞かれます。お店のオリジナルブレンドがあったのでそれにしました。久しぶりのドリップコーヒーが美味しい!
コーヒーには帽子マークのチョコレートが添えられます。そのほかちょっとしたパンやお菓子もコーヒー受けにちょうど良くて、美味しかったです。
Dabov Specialty Coffee 3
こちらは店名に「3」が付いてるのでわかるとおり、ソフィアに複数店舗あるコーヒー店のようです。
エスプレッソを頼むとどんな味わいが好きか聞いてくれるので、(フルーティーとかチョコレーティとかアシッドとか)好みをオーダーできます。
英語表現に自信がありませんが、モアチョコレーティアンドノットアシッドと言うと、通じました。
美味しかったです!赤い壁に額装、赤いテーブル、座席。シンプルでイタリアっぽいインテリアで素敵です。
コーヒーの他、紅茶も売っているようでした。
お店は芸術的なグラフィティのある一角にあります。
ヴェリコ・タルノヴォのカフェ
SAMURAI COFFEE
ここはとても美味しかったです。2泊の滞在中に5回通ってしまった。ラテが美味しい!パンも美味しい!!
幹線道路沿いなのですが、少し奥まったところにあるため騒がしさとかは全然ありません。
テラス席が気持ちいい。
店内にはサムライのイラスト。コーヒーカップとかのグッズなんかも売ってるみたいです。
狭いカウンターの奥で、エプロンを付けた職人風の男性スタッフが丁寧にコーヒーを作ってくれる。
街一番のコーヒー屋である、というふうにお客さんの一人が話しかけてきました。たしかに一日中、いつ行っても忙しそうで、ずっと賑わってました。
コーヒーのほかにもフレッシュジュースなんかも置いてるみたいでした。
ヴェリコ・タルノヴォ旅行時には是非行ってみてほしいです。
ネセバルのカフェ
ネセバルのカフェはスペシャルティコーヒーと言っていいのかちょっと怪しいのですが、雰囲気良くて美味しかったのでご紹介します。
どちらもネセバルの歩行者プロムナード沿いにあって、すごくリゾートっぽいゆったりした雰囲気でした。
The coffee room
本当に小さい、ケバブ屋とATMの間に、うっかり通り過ぎそうになるところにあるコーヒーショップ。Tattooごりごりのお兄さんが丁寧に作ってくれます。
暑かったから冷たいのを飲んだけど、暖かいのも試してみたかったな。
店内はリゾートらしいブルーの爽やかな壁に、ギリギリ3人座れる白いベンチが一脚あるのみです。かわりにお店の外に小さいテーブルとイスが置いてあります。
Peter's Tabacconist
上のコーヒー屋に、翌日もう一度行こうとしたら閉まっていた。なので同じ通りにあるタバコ屋兼コーヒー屋でフラッペをテイクアウト。
全面ガラス張りのタバコショップの店構えが、なんかおしゃれ~。
タバコ屋のご主人と思われる、年齢高めのエプロンの男性が作ってくれます。カクテルをシャカシャカするときに計量する砂時計型のアレで、もろもろ計量してるのがかっこよかった。ラテのマシンはイタリアのLavazza。
お会計担当が奥様っぽい女性。ちゃんとしたラテやエスプレッソなども飲んでみたかったです。ただ、ネセバル全体がすごく・・・すごく真夏のリゾート感あふれてて、冷たくて糖分多めのコーヒーが飲みたくなる街だったんですよね。
プロヴディフとルセのカフェ
この2都市でもカフェに入りました。スペシャルティコーヒー感はなかったのですが、おまけ的な感じでご紹介。
Coffee&Gallery Cu29
プロヴディフの新市街にあるカフェです。観光の途中のちょうどいい場所にあったので、一休みしました。
店員さんは英語が通じるけど、英語メニューがなかった。コールドのカフェラテ、と注文して出てきたのがこちら。
なぜか最初から甘かったです。
こんなギャラリーの建物の1階にあります。
プロヴディフはたぶん探したらスペシャルティコーヒーのお店たくさんありそうな感じがします。
AvaLanche
ルセの中心部、公園の近くにあるコーヒーショップです。アインシュペナーを飲みました。(ウインナーコーヒーみたいなやつ)
普通に美味しかったです。お店のスタッフの人はお客さんが来るまで、外のベンチとテーブルでおしゃべりしているという、ゆるい感じのカフェでした。
まとめ:旅行中のカフェっていいよね
各都市で素敵カフェの様子は違えど、カフェ空間で美味しいコーヒーを飲んで一息つける時間って、楽しい時間ですよね。その国その街に溶け込んだ気分になれるのが楽しいし、コーヒーが美味しければその街の好感度もだだ上がりです。
正直、ブルガリアにこんなにたくさんスペシャルティコーヒーのお店があるとは思いませんでした。これまで旅してきたバルカン半島諸国と同じ、トルココーヒー文化の延長線上にあるかと。。。いい意味で期待を裏切られました。
(バルカン半島や近隣の国々では、コーヒーと言えば伝統的な「トルココーヒー」が出てくることが多い。なお「トルコ」の部分に各国の国名を当てはめて活用する。例:グリークコーヒー、セルビアコーヒー、キプロスコーヒー・・・など)
ブルガリアに行ったら、ぜひスペシャルティコーヒーのお店を探して、コーヒーを楽しんでいただければと思います!