超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【イスタンブール】イスタンブールのビザンティン教会建築と観光ルート(8日間)

f:id:tabikichi:20190201080627j:plain

2018年12月。イスタンブールビザンティン建築をピックアップ。イズニクに行く場合の行き方や観光ルート。

目次

 

 

イスタンブールのビザンティン教会の痕跡

広大なトルコですが、まずはやっぱりイスタンブールを観光したいところ。ガイドブックでもおなじみの観光名所はもちろん行くとして、そのほかに気になるビザンティン建築を、Wikipediaと以下の本を参考にピックアップしてみました。

ビザンティン (世界歴史の旅)

ビザンティン (世界歴史の旅)

 

 

アヤソフィア(アギアソフィア)

f:id:tabikichi:20190201080901j:plain

イスタンブール観光では外せない、アヤソフィア。増改築が繰り返されていますが、もともとは304年に建設されたものです。モスクとして使われていましたが、今では博物館として公開されています。

 

カーリエ・ジャーミィ(コーラ修道院

f:id:tabikichi:20190201081635j:plainKariye Museum | Hagia Sophia Museum

コーラ修道院の「コーラ」とは田舎とか郊外という意味なのだそう。素晴らしいフレスコ画とモザイクが見どころです。6~7世紀の教会がもとになっているようですが、今の姿になったのは12世紀ごろ、内部の装飾が完成したのは14世紀、1321年。ビザンティン末期の成熟した美術が見られます。

 

ファティエ・ジャーミィ(パナギア・パンマカリスト修道院

12世紀に創建された修道院で、のちにモスクとなっています。

f:id:tabikichi:20190201090710j:plainBir kültürel miras alanı “Fethiye Camii” - Fikriyat Gazetesi

内部にはモザイクが残っています。コーラ修道院とほぼ同時代のものだそうです。

f:id:tabikichi:20190201090815j:plainBir kültürel miras alanı “Fethiye Camii” - Fikriyat Gazetesi

2006年に博物館としてオープンしましたが、2018年12月時点で、修復中のため閉鎖されていました。(知らずに行ったら敷地ごと塀で囲まれていて、外観すら見られませんでした。)

 

イムラホール・イリヤ・ベイ・ジャーミィ(ストゥディオス修道院

f:id:tabikichi:20190201092629j:plainStudios Manastırı-İmrahor İlyas Bey Camii | | SANATIN YOLCULUĞU

創建は5世紀にさかのぼるストゥディオス修道院。その後モスクとなりましたが、火災のあとは廃墟として放置されているようです。イムラホールというのはスルタンに仕えた軍人の名前みたいですね。

 

キュチュック・アヤソフィア(アギイ・セルギオス・カイ・バッコス聖堂)

f:id:tabikichi:20190201094041j:plainTurkey Travel Guide, Little Hagia Sophia Mosque

小アギア・ソフィア、リトルアヤソフィアとも呼ばれますが、もともとは聖セルギオスと聖バッカスに捧げられた教会で、アヤソフィアをつくったユスティニアヌス1世により536年に建設されたもの。

 

アギア・イリニ聖堂(アギア・エイレーネー聖堂)

f:id:tabikichi:20190201095047j:plainHagia Irene | Topkapı Palace Museum Official Web Site

トプカプ宮殿の敷地内にある大きな大聖堂です。近くのアギア・ソフィアよりもビザンティン教会っぽい形。モスクとしてではなく、倉庫として使われていたようです。

 

ゼイレック・ジャーミィ(パントクラトール修道院

f:id:tabikichi:20190202004233j:plainZEYREK CAMİSİ TARİHİ - Pantokrator Manastırı | İslam ve İhsan

12世紀に建てられたキリスト・パントクラトール修道院。当時は病院、図書館、教会と並んでいたようです。今もモスクとして使われています。

 

ファティフ・ジャーミィ(聖使徒聖堂

f:id:tabikichi:20190204210203j:plainFatih Mosque - Istanbul Tour Studio – Istanbul Guide

征服者という意味のモスク。かつてビザンティン皇帝が埋葬された教会(聖使徒聖堂)の上に建てられたそうです。今の建築は、18世紀の地震の後に新たに再建されたもの。なので、聖使徒聖堂時代のものは内部の柱などしか残っていないみたいです。

 

ボドルム・ジャーミィ(ミュレレオン修道院

f:id:tabikichi:20190204211733j:plainhttp://www.thebyzantinelegacy.com/myrelaion

これもビザンティン皇帝の埋葬教会だったもののひとつ。10世紀の建築だそうです。

 

フェナリ・イサ・ジャーミィ(コンスタンティノス・リプス修道院

f:id:tabikichi:20190204213601j:plainByzantine Architecture- Saint Mary (Panachrantos) of Lips

二つの聖堂が連なる建築。10世紀にコンスタンティノス・リプスによって建てられたものは北側にある聖堂で、南側の聖堂は13世紀末期に追加された、とのこと。

f:id:tabikichi:20190205073940j:plainByzantine Architecture- Saint Mary (Panachrantos) of Lips

裏から見ると連なってる具合がよく見えそう。

 

エスキ・イマレト・ジャーミィ(キリスト・パントポプテス修道院

f:id:tabikichi:20190202002603j:plainhttp://www.thebyzantinelegacy.com/pantepoptes

11世紀ごろの建築だそうです。第四次十字軍によるコンスタンティノープル占領時には、ベネディクト派の修道院になってたようですが、その後ギリシャ正教の教会に戻り、そのあとモスクになったとのこと。

 

イスタンブールのビザンティン教会マップ 

 

丸6日間のイスタンブール、イズニク、ワン

旅程は以下のとおり。

1日目(日)20:15 アタテュルク空港着
2日目(月)イスタンブール観光
3日目(火)イスタンブール観光
4日目(水)イスタンブール観光
      (イズニク日帰り)
5日目(木)13:10 アタテュルク空港発
      15:25 ワン空港着
6日目(金)アクダマル島観光
7日目(土)12:30 ワン空港発
      15:00 アタテュルク空港着
8日目(日)13:00 アタテュルク空港発 

日程は8日間ですが、観光できるのは丸6日です。

 

大雪のためワン行きを断念

計画していた旅程は上記のとおりですが、イスタンブール旅行2日目くらいに、ワン行きをキャンセルしました。

この年の冬は冷え込みが激しく、旅行日程中のワンは毎日ほぼ吹雪でした。ワン湖は凍ることはありませんが、雪の日はアクダマル島行きの船が出せないのだそうです。

f:id:tabikichi:20190205072606j:plainCities of Turkey | Go Turkey Tourism

そのへんの事情は、ワンで予約したロイヤルベルクホテルのスタッフとのやり取りで知りました。

アクダマル観光予定日(6日目)の予報も雪。イスタンブールに入ってから確認したワンの週間天気予報でも雪。

ワン行き2日前にホテルに問い合わせた時も、「今日も雪で船は出ていない。明日、明後日の予報も雪である」とのこと。

日本人のブログや口コミで、12月や1月など、冬にアクダマル島に行ったというのを見ていたので、行けると思ってましたが・・・天候だけはどうしようもありません。アクダマル島に行けないのなら、ワンまで行く理由がなくなってしまいます。

ということで、ホテルには申し訳ないけど、ワン行きの飛行機・ホテルをキャンセル。

特段の計画もないまま、丸6日間ゆっくりイスタンブール観光することになりました。

 

イスタンブールの大まかな観光ルート

当初の予定ではイスタンブールの観光は3日間、そのうち1日はイズニクに行きたいと思っているので、だいぶ駆け足でした。

1日目(月)イスタンブール市内のビザンティン建築めぐり

タクシーかトラムでコーラ修道院まで行ってから、あとは歩きで、市内のビザンティン建築を見ながら観光の中心部まで戻ってくる。戻ってきて時間があればトプカプ宮殿を観光。(アヤソフィアは月曜クローズ、トプカプ宮殿は火曜日クローズ。)

f:id:tabikichi:20190205075845j:plain

2日目(火) スルタンアフメット地区で王道観光

アヤソフィアや大宮殿モザイク博物館など、ミュージアムカードで入れる博物館を集中して観光。

f:id:tabikichi:20190206111708j:plain

 

3日目(水)日帰りイズニク

イズニクへ日帰り旅行。フェリーに乗ってアジア側に渡ります。

イェニカピ(Yenikapi)というフェリーターミナルまで、トラムなどを使って移動。

イェニカピ(Yenikapi)からヤロワ(Yalova)までフェリーで1時間15分。平日は2時間ごとに出ているようです。Idoというフェリー会社のホームページで時間を検索できます。
https://www.ido.com.tr/

ヤロワ(Yalova)のフェリーターミナルからは、ミニバスでイズニク(Iznik)まで1時間です。
http://iznikminibus.com/yalovaiznik.html

ということで、片道2時間半くらいとして、計画しました。

f:id:tabikichi:20190205091231j:plain

イズニク滞在は2~3時間ほどの予定です。

 

CREA Traveller (クレア・トラベラー) 2011年 01月号 [雑誌]

  

(続く)

イスタンブール旅行計画≫

  1. 古代から中世まで、キリスト教の痕跡が残るトルコ・イスタンブールへ 
  2. イスタンブールのビザンティン教会建築と観光ルート ⇐今ココ

イスタンブール旅行記

  1. イスラム教の街の中を、教会跡地をめぐって歩き回りまくり
  2. アヤソフィアとか考古学博物館とか、1日博物館めぐり
  3. 夏向け宮殿を冬に見る。涼感タイルの鮮やかなトプカプ宮殿
  4. ボスポラス海峡を挟んで新旧市街をうろうろ。ガラタ塔とか、グランドバザールとか
  5. 都会を離れてひと息。イズニク日帰り旅行
  6. 歩いてわかる、この街の奥深さ。ちょっと変わった博物館、カフェ、現役キリスト教会

 

 

【イスタンブール】古代から中世まで、キリスト教の痕跡が残るトルコ・イスタンブールへ(8日間)

f:id:tabikichi:20190131053356j:plain

2018年12月。東ローマ帝国の痕跡を見に、トルコ、主にイスタンブールに行くことにしました。

目次

 

 

トルコにあるキリスト教の痕跡

アジアとヨーロッパの境に位置する国、トルコ。ご存じのとおりイスラム教の国ですが、その昔はキリスト教を国教とする東ローマ帝国ビザンツ帝国)の領土だったところ。

トルコの地図を見ていると、初期キリスト教時代から十字軍の時代前後まで、キリスト教史に出てくる地名に出会います。ビザンティン教会好きの自分としては、そんな場所に残る教会建築を見てみたい。

また、トルコ東部には、かつてアルメニア王朝があったことからアルメニア教会の遺跡があったり、シリアとの国境近くには、シリア正教会修道院が今も残っていたり。アルメニア教会とか、東方正教会好きにとってもたまりません。

ということで、キリスト教会史に出てくる歴史的地名を頼りに、トルコにある教会の痕跡をピックアップしてみました。

 

イスタンブールコンスタンティノープル

かつて1000年続いたビザンツ帝国の首都だった街です。今は博物館となっているアヤ・ソフィア(旧アギアソフィア)、カーリエ・ジャーミイ(旧コーラ修道院)、その他モスクとして使われているビザンティン様式の教会建築が街に残っています。こういうのを一つ一つ見て歩きたい。

f:id:tabikichi:20190131053627j:plain

 

イズニク(ニカイア)

モスクやトプカプ宮殿で使われているイズニクタイルの産地として有名な街。

ですが、ここはかつてニカイアと呼ばれたところ。325年、コンスタンティヌス帝によって第1回の全地公会議が開かれた街でもあります。今でもミサで唱えられるニカイア信条は、この地で行われた全地公会議で決まりました。

f:id:tabikichi:20190131054157j:plainThe Story of Turkey's Iznik Tiles and Where to Find Them | AFAR

最近、イズニク湖の湖底に4世紀ごろの教会の遺構が発見されたというニュースがありました。

観光できるようになるのはもっと先だと思いますが、時代としてはちょうどニカイア公会議の時代の教会です。いつか見てみたい。

www.livescience.com

 

エフェス(エフェソス)

聖母マリアがその晩年を過ごした街と言われているところ。また、431年と449年にキリスト教公会議が行われた場所でもあります。今では古代ギリシャの大都市の跡地として世界遺産に登録されており、観光客で賑わっています。

f:id:tabikichi:20190131054447j:plain

聖母マリアが晩年を過ごしたという家。巡礼地となっているそうです。

f:id:tabikichi:20190131221823j:plainHouse of the Virgin Mary in Ephesus | Turkish Archaeological News

 

カッパドキア

奇岩と気球で有名なカッパドキアですが、実は初期キリスト教時代から修道士が住んでいた場所。

f:id:tabikichi:20190205095327j:plain

キリスト教史の観点だと、「カッパドキア3教父」という3人の教父がすぐに思い浮かびます。4世紀、キリスト教における三位一体の思想を確立したことで、広く知られている人物たちです。

カッパドキアにいくつもある洞窟教会のフレスコ画には、だいたい、この偉大な3教父の絵が描かれているのだそう。

f:id:tabikichi:20190205095229j:plainCappadocia Tokali Church under restoration - Ephesus Travel Guide

また、近くのカイセリ(カエサレア)という街も、古代から繁栄していた場所。「教会史」の著者として有名なカエサレアのエウセビオスは、この街の司教でした。

時間を取って、洞窟教会を見て回りたい場所です。

 

アンタキヤ(アンティオキア)

古代はアンティオキアと呼ばれ、パウロの布教の拠点となった街。初期キリスト教時代には、エルサレム、ローマ、アレクサンドリア(エジプト)、コンスタンティノープルイスタンブール)と並ぶ5大総主教座の1つだった場所です。

f:id:tabikichi:20190701041254j:plainAntakya 2019, #3 places to visit in hatay, top things to do, reviews, best tourist places to visit photo gallery | HelloTravel Turkey

ただ、繁栄は長くは続かず、7世紀にイスラム帝国に侵略されて以降は、歴史に埋もれたイスラム文化圏の一都市となりました。一応、現在のシリアのキリスト教最大派閥であるアンティオキア正教会は、公的にはこのアンタキヤに総主教庁を置いています。(しかし実務はシリアの首都、ダマスカスで行っているとのこと。)

古代の街並みはほとんど残っていないようですが、考古学博物館や、郊外の聖ペトロ洞窟教会などで、この街の古い歴史を確認することができそうです。

トラブゾン

第4回十字軍がコンスタンティノープルを占領した際に、亡命政権としてトレビゾント帝国が作られたところです。その当時の創建になるアギア・ソフィアの内部にはフレスコ画やモザイクが残っているとのこと。今ではモスクとして使われています。

f:id:tabikichi:20190205092649j:plainTrabzon Ayasofya Müzesi, Nasıl Gidilir - Konaklama

それから、ここから50キロほど離れたところに、スメラ修道院という洞窟と一体化した修道院があります。創建は6世紀。厳しい土地で修道士たちの修道生活が営まれてきたそうです。長いこと修復中でしたが、2019年6月に、一部がオープンした模様。

f:id:tabikichi:20190131054949j:plainSümela Monastery to undergo restoration for one year - Daily Sabah

 

アニ遺跡

10世紀にアルメニアの王朝と主教座があった街。

f:id:tabikichi:20190131230422j:plainArchaeological Site of Ani (2016) | EBRULI TOURISM- IZMIR-TURKEY

この街には、かつて1000ものアルメニア教会が建てられたのだそうです。今見られるのはほとんどが廃墟ですが、いくつかは建物として残っています。ビザンティン様式とはまた少し違った雰囲気を持つ、アルメニア教会建築をたっぷり堪能できそうです。

f:id:tabikichi:20190131230804j:plainArchaeological Site of Ani (2016) | EBRULI TOURISM- IZMIR-TURKEY 

 

ワンのアクダマル島

トルコ東部にある湖沿いの街、ワン。このワン湖にあるのがアクダマル島です。この島にも素晴らしいアルメニア正教の教会が残っています。

f:id:tabikichi:20190131222822j:plain'Akdamar Adası'na giriş ücreti alınmasın'

なんといっても外観のレリーフが有名です。

f:id:tabikichi:20190131222225j:plainAkdamar Adası Hakkında Her Şey ve Akdamar Kilisesi Tarihi - Dünya Senin, Hadi keşfetsene!

  

マルディン・ミディヤット

東部アナトリア地方のミディヤットの街から20キロのところに、4世紀にさかのぼるシリア正教の聖ガブリエル修道院があります。

f:id:tabikichi:20190201072717j:plainSüryani Cemaati'nde Mor Gabriel Manastırı'na ait malların iadesi sevinci

近くのマルディンという街にも、同じくシリア正教会のザファラン修道院という古い建物が残っています。こちらも5世紀にさかのぼる建築だそう。

f:id:tabikichi:20190201073309j:plainMidyat & Mardin in Southeast Turkey

どちらも現役のシリア正教会の教会です。建物の外観は、教会というよりオリエントの古代宗教の神殿みたいな雰囲気。なお、ザファラン修道院のミサは今でも、イエス・キリストが生きていたときに使われていたアラム語で行われているそうです。

 

トルコのキリスト教関連マップ 

 

8日間(観光は丸6日)で行くイスタンブールとワン

トルコは広いです。ひとまずイスタンブールはがっつり観光しようってことで、以下の航空券を予約しました。

1日目(日)20:15 イスタンブール
8日目(日)13:00 イスタンブール

観光できる日数は、2日目から7日目までの丸6日間です。この日程で、イスタンブール以外にも、面白そうな街に行ってみたい。・・・検討の結果、イスタンブール近郊のイズニクと、東部のアクダマル島のアルメニア教会を見に行くことにしました。カッパドキアも面白そうだったのですが、結構時間を取りそうだったので、今回は断念。

観光日程

1日目(日)20:15 アタテュルク空港着
2日目(月)イスタンブール観光
3日目(火)イスタンブール観光
4日目(水)イスタンブール観光
      (イズニク日帰り)
5日目(木)13:10 アタテュルク空港発
      15:25 ワン空港着
6日目(金)アクダマル島観光
7日目(土)12:30 ワン空港発
      15:00 アタテュルク空港着
8日目(日)13:00 アタテュルク空港発
 

宿泊地

イスタンブールの観光はボスポラス海峡沿いに集中しています。ということで、窓とバルコニーからボスポラス海峡が見えるというこちらのホテル。

www.booking.com

ワンのアクダマル島へはバスなどで行けるみたいですが、タクシーチャーターなどに相談に乗ってくれそうなこちらのホテルを予約。

www.booking.com

実際、宿泊前から何度もメールで相談に乗ってもらいました。感謝です。

 

CREA Traveller (クレア・トラベラー) 2011年 01月号 [雑誌]

 

(続く)

イスタンブール旅行計画≫

  1. 古代から中世まで、キリスト教の痕跡が残るトルコ・イスタンブールへ ⇐今ココ
  2. イスタンブールのビザンティン教会建築と観光ルート

イスタンブール旅行記

  1. イスラム教の街の中を、教会跡地をめぐって歩き回りまくり
  2. アヤソフィアとか考古学博物館とか、1日博物館めぐり
  3. 夏向け宮殿を冬に見る。涼感タイルの鮮やかなトプカプ宮殿
  4. ボスポラス海峡を挟んで新旧市街をうろうろ。ガラタ塔とか、グランドバザールとか
  5. 都会を離れてひと息。イズニク日帰り旅行
  6. 歩いてわかる、この街の奥深さ。ちょっと変わった博物館、カフェ、現役キリスト教会

 

Tips★ヨーロッパ旅行で遭遇するかもしれない、紙を流せないトイレの話

f:id:tabikichi:20190523230831j:plain

目次

 

 

旅行先のトイレ

トイレと言えばウォシュレットのある日本のトイレが一番清潔で使いやすい。

ヨーロッパにはウォシュレットはないけど、よっぽどの地域でなければ、普通に水洗トイレがあると思っていませんか。私は思ってました。

 

紙を流せないトイレがある

水洗でも、トイレットペーパーは流せない。こんなトイレが一般的な地域が、ヨーロッパにもあるのです。自分の経験だと、ギリシャキプロスがそうでした。便器の隣にゴミ箱があって、そこに捨てろと。トイレには「紙を流すな」の表示。

f:id:tabikichi:20190521045432j:plainDon't throw paper in the toilet - in Greece | Heather on her travels

 

一般住宅もそれ

使ったトイレットペーパーを流さずにゴミ箱に入れる。抵抗がありますが、公共のトイレなら別にいいんです。さっと捨てて、そこに戻ることはない。

でも、ギリシャキプロスでは、宿泊している部屋がそのタイプってのに何度か当たったことがありました。

f:id:tabikichi:20190521042830j:plain

これがけっこう、ストレスになります。

海外なので、トイレってつまり、洗面所とお風呂と一緒です。シャワーを浴びたり、化粧したり歯を磨いたりする同じ空間に、使用済みトイレットペーパーのゴミ箱がある・・・。潔癖症ではなくても、なんか気になる。

 

苦手な人はきれい目のホテルに泊まること

ギリシャキプロスで、トイレットペーパーをトイレに流したかったら、きれい目のホテルに泊まること!!です。

アパートメントやゲストハウス、多分Airbnbなんかも、高確率で流せません。トイレットペーパーを流せないトイレ、今までの経験では全部アパートメントタイプの宿でした。

アパートメントなので、毎日必ず掃除に入ってくれるわけではありません。連泊の場合、ゴミはずっとそのままというところが、また・・・。

一方、ギリシャキプロスでも、ホテルの場合はガンガン流せました。

これらの国では、カフェや空港なんかのトイレでも、流せないタイプが多かったです。

f:id:tabikichi:20190521043822j:plain

 

慣れればまあ、わりと平気

ところで実際どうだったかと言うと、慣れました。最初は本当にストレスマックスでしたが、2泊目、3泊目と泊数を重ねていくうちにそこまで気にならなくなりました。(元が大雑把なので。)

アパートメントの場合、だいたい、トイレの隣にトイレットペーパー用の蓋付きゴミ箱が用意されてます。それとは別に、洗面所で出たゴミを捨てるためのゴミ入れを用意しておくと、便利でした。

 

トイレに紙を流せないマップ in ヨーロッパ

以上はこれまでの体験をまとめたものです。もちろん、ギリシャキプロスの全てのアパートメントがそうとは言い切れないし、また、ギリシャキプロス以外にもそういうところはあるのかもしれない。バルカン半島とかあやしい。

と思ってネット検索していたら、こんな記事を見つけました。

www.express.co.uk

「ヨーロッパでトイレにトイレットペーパーを流せない国」をまとめたブログを紹介している、イギリスの記事です。

Loo は便器のこと。文中で出てくるBog roll は、イギリス英語でトイレットペーパーのことだそうです。

f:id:tabikichi:20190521044203j:plain

上記サイトから抜粋した、トイレに紙を流せないマップ in ヨーロッパ。

自分の場合、マケドニアやトルコにも行ったことがありますが、そのときはホテル宿泊だったので何ともなかったみたいです。

紙を流せないトイレなのに、紙を流して詰まったりしたら、とても迷惑。その後の滞在にも影響が出るかもしれません。

もしそういうアパートに泊まることになっても、不快感はぐっとこらえて、ルールは守るようにしたいところです。