ベルリン国立歌劇場(Staatsoper Unter den Linden:シュターツオーパー ウンターデンリンデン)は、プロイセン王国時代の王立歌劇場として、1742年に初演が行われたという、古い歴史を持つ歌劇場です。
ベルリンでクラシック音楽と言えば、ベルリンフィルハーモニーが有名ですが、この国立歌劇場では主に歌劇場付きのオーケストラ(Staatskapelle Berlin:シュターツカペレ ベルリン)が活動しています。
実際にチケットを取って、行って観てきた感想です。
1.場所
ベルリン国立歌劇場は、ベルリンの中心部にあります。博物館島、ベルリン大聖堂のすぐ近く。地下鉄だったらU6番の Französische Straße駅、バスなら観光に便利な100番、200番のバスで、StaatsOper が最寄り駅です。
2.チケット購入
まずはシュターツオーパーのホームページをチェック。英語に切り替え可能です。
Programme & tickets | Staatsoper Berlin
演目を見ながら、観たいものを選択し、「Order Ticket」をクリックすると座席ページへ飛びます。
≪注意!≫ 歌劇場付きのオーケストラ Staatskapelle Berlin(シュターツカペレ・ベルリン)のプログラムは、ここベルリン国立歌劇場だけではなく、他のオーケストラホールでの公演についても掲載されています。
例えばこれ、Abonnement Konzert(定期公演)は2日続けてスケジュールが組まれてますが、11月12日はベルリン国立歌劇場(StaatsOper Unter den Linden)、11月13日はフィルハーモニー(Philharmonie Berlin)での公演となっています。
クラシック音楽が好きで、とにかくシュターツカペレの演奏が聴きたい、というのなら、会場こだわりなくスケジュールとプログラムでチケットを選べばよいですが、”ベルリン国立歌劇場”でコンサートを聴きたい、という場合は、場所を確認してからチケット購入まで進んでください。
ベルリン国立歌劇場での公演であることを確認した後、Order Ticketから進むと、このような座席指定のページになります。
この座席マップを拡大して、好きな座席を選択したら、「Into the Shopping Cart」を選択して、購入手続きへ進めます。
もう一つ、座席を選択せずに「To the best seat booking」というページに進む方法もあります。このページでは、それぞれの座席のカテゴリー(値段が異なる)から必要な枚数を選ぶと、そのカテゴリーの空席の中から自動的に席が割り振られるものです。大人数の座席を予約したいときなどは便利なのかもしれません。
購入手続き中に、サイトの会員登録が必要です。また、チケットは2.5€の手数料を上乗せすると、郵送してもらうことも可能です。
3.座席
劇場内の座席図は、上記のようにオンラインでのチケット購入時に表示されます。購入手続きまで行かなくても、シーズンごとの座席とその価格を確認できます。
(Programme & tickets→Ticket Information→Seating Plans & Prices)
Ticket Information | Staatsoper Berlin
上の図は2018-2019シーズンのオペラの座席図と、その価格表です。
座席用語
Bühne ステージ
Parkett 平土間席
Rang ~階
Links 左
Rechts 右
Tür ドア
実際の座席
2Rang(2階席)のLinks(左)側から見た座席の写真です。見た通り、西洋のオペラ座の代名詞とも言える、豪華なボックス席がありません。でもその分、1階席・2階席・3階席とも広々していて、舞台を見るには、どの席からでも見やすそうです。
4.クローク
入り口を入って左右の半地下になっているところに、大きなクロークカウンターがあります。終演後はかなりの混雑になります。
5.字幕
舞台上部の二か所の字幕モニターを見ることになりました。イタリアオペラの場合、ドイツ語と英語字幕がそれぞれ出ます。この時座った席が1Rang(1階席、日本で言う2階席)だったので、見やすかったです。
6.チケットとパンフレット
ベルリン国立歌劇場のチケットとパンフレットです。パンフレットは公演によって値段が異なるようでした。廊下などでパンフレットを持っている劇場スタッフから、現金で買いました。
7.休憩時間
バーカウンターは1つは入り口のロビーの奥です。もう一つは二階で、わりと大きなホールがあって、立食テーブルが並んでいます。そこの左右の壁沿いにあります。
開演前にこれらの立食テーブルと、軽食・ドリンクを予約出来ます。予約時の注文は英語が通じます。 だいたい1つの立食テーブルを4組くらいの予約者で使う感じ。休憩時間になると予約番号のテーブルに、名前のカードと予約した軽食・ドリンクが用意されてます。
あとびっくりしたのが、歌劇場の外にプレッツェル売りがやって来ること。(当たり前ですが中までは入ってきません。)バーで軽食を予約しなくても、飲み物だけ購入して、入り口付近でプレッツェルを買って食べたりとか、できます。
8.その他
この歌劇場は2010年から改修工事を行っていて、2017年の秋にリニューアルオープンしたばかりの新しい建物です。新しいのでどこも隅々まできれいです。元々の面積のせいか、こぢんまりとした劇場でした。
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