2017年6月。週末をのんびりと、良い感じの町並みを見たくて、それからラーメンを食べたくてリヨンへ行きました。
目次
フランス第2の都市、リヨン
フランスの首都はパリ。大都会です。パリに行く、となるとけっこう気合いが必要です。
なにしろ広いし、おしゃれで素敵なお店はパリ中にたくさん散らばってるし、美味しいパンやお菓子のお店もたくさん。行きたいところを選ぶのは、楽しいけれど大変です。美術館や博物館は、ルーブルを筆頭にたくさんあるし、他にもエッフェル塔、凱旋門、郊外にベルサイユ宮殿、etc。
見るべきところがたっぷり、大都会で楽しい!楽しいけど、週末のんびり出かけるにはちょっと容量過多な感じ・・・。
そこで、フランスっぽい街並みはそのまま味わえて、ほんの少しのんびりしてるところを味わうべく、フランス第2の都市、リヨンに行ってみることにしました。
リヨンの主な見どころ
リヨンはフランス第2の都市、というだけでなく、実はローマ時代からあった歴史ある街。「リヨン歴史地区」として世界遺産にも登録されています。いろいろ面白そうなリヨンの見どころを調べてみました。
美食の街。ポール・ボキューズとブション
Galerie Photos du Restaurant et de l'Abbaye à Lyon
リヨンは美食の街。ワインの美味しい土地に囲まれ、ブレス鶏やシャロレー牛といったブランド食材の産地があることから、そう言われているのだそうです。
三ツ星フレンチの有名シェフ、ポール・ボキューズのレストランはリヨン郊外にあります。また、リヨン市内にも、ボキューズの監修するレストランが4店舗あります。
また、リヨン伝統の郷土料理を出す「ブション」(Bouchon)と言われる食堂があちこちにあって楽しそう。リヨンの郷土料理では、臓物を使った料理、クネルという魚をすりつぶしたはんぺんみたいな料理が有名です。
フルヴィエールの丘(Fourvière )
リヨン歴史地区の一部。リヨン市内のどこからも見える、小高い丘です。頂上にある壮麗な建築は、フルヴィエール大聖堂。ふもとからはケーブルカーで行けます。
ローマ劇場と遺跡
Les théâtres romains - Lugdunum Musée et théâtres romains
フルヴィエール大聖堂の少し後ろにある、ローマ時代の劇場跡。かなり立派なものが残っています。リヨン市内には、ほかにもローマ時代の遺跡があるそうです。
旧市街・ヴューリヨン(Veiux Lyon)
リヨン歴史地区の一部です。リヨン市内を流れるソーヌ川沿い、フルヴィエールの丘のふもとあたりが旧市街です。石畳の道と建物が素敵。
旧市街には司教座聖堂もあります。15世紀の建築で、ロマネスクとゴシックの混淆様式。歴史ある教会です。
クロワ・ルース地区(Croix-Rousse)
リヨン歴史地区の一部です。ソーヌ川の東側、ローヌ川と挟まれた地区がクロワ・ルース地区。ここも丘になっていて、街歩きが楽しそう。このエリアにあるだまし絵スポット(Mur des Canuts)が有名です。
Visiter le quartier des canuts, la Croix-Rousse - Jus de Voyage
トラブール(Traboules)
Les traboules du vieux Lyon - Visiter Lyon - Tourisme et actualités
リヨンのガイドブックや観光情報を調べていて、面白そうだなーと思ったのがこちら。ヴュー・リヨンやクロワ・ルース地区にたくさんある、建物と建物の間の抜け道のようなものです。一般の住宅や私有地にあるので、いつでも観光客が出入りできるというわけではなさそうですが、抜け道探索は楽しそう。詳しい場所などは、ツーリストオフィスでもらう地図に書いてあります。
テロー広場(Place des Terreaux)
リヨン市庁舎とリヨン美術館のある広場です。リヨン歴史地区の一部です。ローマ時代は運河があったところらしい。広場に面して、豪華な市庁舎の建物と、リヨン美術館があります。
リヨンのマップ
リヨン・パール・デュー駅の西側、まっすぐなローヌ川と曲がりくねったソーヌ川の辺りが、世界遺産のリヨン歴史地区です。上の方のクロワ・ルース地区まで含めるとけっこう広いですが、フルヴィエールの丘や旧市街あたりは、歩いて観光するのにちょうどよさそうな距離感です。
行き方や観光ルートは次の記事で。
(続く)
≪リヨン旅行計画≫
≪リヨン旅行記≫