超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【マントヴァ旅行記】マントヴァのドゥカーレ宮殿リベンジ

エミリア・ロマーニャ州パルマ・モデナ・フェラーラの観光を始める前に、以前のマントヴァ観光で入れなかったドゥカーレ宮殿のコルテ・ヴェッキアを見に、マントヴァへ行ってきました。

 

目次

 

 

冬のマントヴァ

ボローニャ駅から約2時間でマントヴァに到着。

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マントヴァ駅から一直線にドゥカーレ宮殿を目指します。

 

ドゥカーレ宮殿・コルテヴェッキア

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コルテヴェッキアのみのチケットを購入して無事中に入れました。良かった。

最初はピサネロの部屋です。

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色も少なくて、下書きにしか見えないところもありますが、目を凝らすといろいろな人物が見えてきて面白かったです。

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跪く人の間後ろ、仰向けになる人
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四つ這いになる人、馬上の人

下書きみたいな部分では、マントヴァっぽい城と、他のお城が描かれています。

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ピサネロの絵を見たかったので嬉しい。もう少し復元されればもっと嬉しかった。

次の部屋では、ルーベンスの描いたゴンザーガ一家について解説している部屋。

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真面目に読んだら興味深いのかもしれません・・・が、英語は3行以上あるともう脳がシャットアウトしてしまうので、詳しいところはよくわからないまま。

ここから、怒涛のゴージャスルームが続きます。 
天井の豪華な部屋。これぞ宮殿です。

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次は天井が迷路になっている部屋。とりあえず、上を見上げて迷路を解いてみる。

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部屋にはこのような彫刻も並んでいました。

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次の部屋。

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次です。途切れることのない豪華な天井の部屋。

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次です。

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目の保養になります。廊下も素敵。

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星座の部屋です。

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大広間。ゴージャスです。

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ここからいくつか、タペストリーが壁紙みたいになった部屋が続きます。

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タペストリーって、その時代は貴重だったのかもしれないけど、今見られるものはだいたい色あせてるし、素材の劣化が激しいし、あまり見てて面白いものではない・・・と思ってました。

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でもこの宮殿のタペストリーは割と色鮮やかで、フレスコ画と変わらないくらい人物描写も陰影も丁寧で、見てて楽しめます。

魚を拡大。

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ラファエロが下絵を描いたものらしいです。

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ライトアップされたドゥカーレ宮殿をしばし鑑賞

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外は真っ暗ですが、ライトアップされたサン・ジョルジョ城とドゥカーレ宮殿がかっこよくて、いろいろな角度から見てみました。

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城は堅牢なものがカッコいいです。

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この長い廊下みたいなのは宮殿ゾーンかも。

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水路もあります。

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ということで、前回のマントヴァ旅行で見られなかったコルテ・ヴェッキア観光は終了です。

もう一回マントヴァに行くことを計画したときは、まだ心のどこかで、わざわざ再訪するのめんどくさくない・・・?という思いがありましたが、やっぱり来てよかったです。前回のマントヴァ旅行で見た素晴らしいルネッサンス壁画と比べても遜色のない、印象深い宮殿でした。

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ディナー

エルベ広場付近にあるカフェでパスタ。

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ご飯を済ませたら、電車でモデナへ移動しました。翌日からのパルマ・モデナ・フェラーラエミリア・ロマーニャ州3都市観光は、以前の記事をどうぞ。

tabikichi.hatenadiary.com

 

パルマ・モデナ・フェラーラ旅行計画≫

  1. フェラーラとエミリア・ロマーニャ州の都市めぐり 
  2. 3都市+マントヴァの旅行日程と観光ルート 

パルマ・モデナ・フェラーラ旅行期≫

  1. 芸術と美食の街、パルマ。美味しいものも見どころも堪能する日帰り街歩き 
  2. モデナのエステンセ美術館、ロマネスク彫刻の大聖堂を観光 
  3. 修復中、あるいは修復前夜のフェラーラ。世界遺産のルネッサンスの街を観光・街歩き 
  4. 番外編:マントヴァのドゥカーレ宮殿リベンジ ⇐今ココ

  

 

【フェラーラ旅行記】修復中、あるいは修復前夜のフェラーラ。世界遺産のルネッサンスの街を観光・街歩き

パルマ、モデナ、フェラーラ旅行記の続きです。フェラーラに1泊して観光・街歩きの旅行記です。

 

目次

 

 

エステンセ城

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フェラーラに着きました!ホテルに荷物を置いたら、まずエステンセ城から観光スタートです。

フェラーラの駅から旧市街に向かう大通り沿いにあります。

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大きい!要塞っぽくて堅実感あふれる城です。機能重視?の感じ。平野の街なので、これだけ大きいと周りが見渡せるのでしょう。

城の周りはお濠で囲まれてます。

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早速中に入ります。入口は中庭に入ったところ。

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エステンセ城内の見学コースの最初は牢獄。城と言ったら牢獄です。落書きがありました。

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途中、オレンジの鉢植えがたくさん置いてあるテラスに出ます。鉢植えは温室に置かれてましたが、夏は外に出すのかな。

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城の中のエステ家の部屋です。天井画が美しい部屋。

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白い四角いものは、和紙。地震でひび割れなどの被害が出たところの修復に使っているのだそうです。

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ここで塔に登ります。塔に登る場合はプラス料金が必要。狭い階段のためか人数調整を行っていて、しばらく並びました。

塔から見たフェラーラの街。今にも雨が降りそうな天気。向こう側に白いカバーのかかった大きな建物が見えます。少し嫌な予感。方角的にカテドラーレの方向にあるのですが・・・

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塔から戻って、大広間を見学。天井を見上げて首が痛くならないように、鏡が置いてあります。

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この部屋の天井画は古代のいろいろな遊戯をテーマにした絵で、楽しかったです。

水遊び。

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相撲。

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お手玉・・・?大道芸っぽい。

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謎の競技。知恵の環みたいな、たくさん何かが付いた円環を持って、競争しているように見えます。

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こんなところでエステンセ城の見学は終了です。

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内部も面白いけど、やっぱり外観が素敵な城でした。

 

カテドラーレ、修復中・・・

カテドラーレに来ました!

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どーん。嫌な予感、的中。

このファサード↓を見たくてフェラーラに来た(と言っても過言ではない)のに、全部見えないとはどういうこと?!

・・・落書きされてるし。

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かなりがっかりしながら、とりあえず中を見ます。入口ドアのところ。これ、外にあったやつかなあ。

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内部も絶賛工事中。蜘蛛の巣みたいなネットが天井を覆ってます。

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とはいえ、修復中でもわかるゴージャスな装飾。

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槍で龍を殺す、キリスト教界の人気聖人&有名人、サン・ジョルジョ。この街の守護聖人なのだそうです。

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カテドラーレの隣の広場では、クリスマスマーケットが出ていました。ところで、カテドラーレの建物の側面が壁ではなく、ロッジアを作っていて、その中は全部商店になってます。

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教会の建物に商店街ってあんまり聞かない・・・

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カテドラーレ側面の柱廊の様子。細い柱のデザインが面白いです。

 

サヴォナローラ

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フィレンツェで処刑されたドミニコ会の修道士サヴォナローラは、この街の出身です。エステンセ城の前に彫像がありました。説教中みたいな大げさなポーズが良いですね。

サヴォナローラ像の前はマーケットが出てました。天気は悪いけど、買い物客と観光客で賑わってます。

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ディアマンテ宮、修復中・・・

ここも、フェラーラで見たかった建物のひとつです。しかし!

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建物全体が三角形模様の布で覆われてます。まさかの修復中。それでも、模様がある分カテドラーレのカバーと比べればマシなのかも。

内部は国立絵画館になっています。

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コスメ・トゥーラの作品が2点。

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これは作者は忘れましたが、帽子のボリューム感、腰に下げているどでかい財布みたいなバッグが気になる。

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どこかの教会の壁画かな。ポーズが面白い。

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宮殿らしく、天井の豪華な部屋もあります。

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これはカルパッチョのもの。

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絵画館を楽しんだ後、中庭っぽいところに出てみました。もう暗いです。

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ディアマンテ宮に来たのに、カバーのおかげでディアマンテ感を感じられない・・・。

悔しいので、工事中のカバーの途切れ目から覗く外壁を探しました。この大理石の四角錘が全面を覆う宮殿、見たかった。

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フェラーラの美味しいレストラン

夕食は il Mandolinoというお店に行きました。

il Mandolino

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パスタや肉料理がすごく美味しい、アットホームなレストランでした。

そんなに高くもないのがまた良し。お店の人は少しだけ英語が喋れるという感じですが、聞いたらメニューを簡単に説明してくれます。

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特に肉料理が良かったです。チキンのグリルと、ウサギ肉の煮込み。

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チーズも美味しかった。もちろんワインも。

 

レストランのドア前放置事件

何があったのかというと、このお店の予約なしで、開店前に行ったときの話です。オープン15分前に入り口前に到着しましたが、まずその時点で既に二人組のイタリア人が立っている。その後も、住民らしいグループや家族が来て、大人気レストランです。

ところが。明らかにオープンの時間が過ぎたのに、ドアが開かない。

なぜだろう・・・オープンから10分くらい過ぎたのですが、やっぱり開かない。ドアは防寒のためか二重扉になっていて、叩いたり、店内のスタッフに合図したり目くばせしたりが伝わらない。

ただし、2枚のガラス越しに、店内に客が入っているっぽいのが見えるのです。

え、どこから・・・?もしかして今晩は事前の予約で満席で、中にいる客は予約客なのかも?今我々と一緒に待たされているイタリア人たちもそれを知らない、予約していない客なのでは??

と、その晩ディナー難民になることを踏まえ、状況のわからなさに、だんだん不安に。

 

さて、いつまでも開かないレストランをあきらめて別のお店に行こう、と、入口を離れて裏通りを通ったとき。

なんと!このレストランは表通りと裏通りに面した入り口が二つあって、裏通りの方は開いてたんです。

試しに入ってみたらものすごくにこやかに、どうぞどうぞ、おはいりください、といとも簡単にテーブルに案内されました。

表のドアが開かなかったのは、まさかのレストランスタッフの開け忘れ。

表の入口ではおそらくイタリア人たちがまだ待っている。これをスタッフに知らせた方が良いのではないか。

と思っていたら、ようやっとスタッフが何か気づいたらしく、表の入口の鍵を開け、先ほど一緒に待っていたイタリア人がどどど、と店内になだれ込んできました。(全員座れる十分なテーブル数があった)

さて、これらのイタリア人たちは、待たされた怒りも疲れも見えず、むしろ大爆笑、みたいなテンション。そして、雰囲気からおそらく「も~早く開けてよ~!」「おかげでお腹すいたわー!」的なノリノリの会話をスタッフとしてるんですよね。

なんていうか・・・イタリア人、待つのが苦ではない?慣れてる?くたびれた様子や苛立ちの苦い顔などが全く見えない、イタリア人のテンションにカルチャーショック。その時点で開店時刻から15分以上経っていて、です。

ということで、このレストランはすごく美味しいのですが、入り口が二つあるので気を付けてください。

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ヴォルテ通り

レストランのもうひとつの入り口がある裏通りは、単なる裏通りではなく、中世からその姿を変えずにいるヴォルテ通りでした。

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なんてことない細い道ですが、アーチがかかっていたり、趣があります。

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夜のエステンセ城。

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翌日午前中、スキファノイア宮殿に行く途中にもう一度ヴォルテ通りを通ってみました。夜の方が怪しげな雰囲気があって素敵ですが、暗いし怖くて歩けない。朝なら安心して観光できます。

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猫。

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スキファノイア宮殿、修復のため閉鎖・・・の直前に滑り込み

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スキファノイア宮殿は、フェラーラの街はずれにあります。外見は横長の、地味な建物。エステ家の別荘だったそうです。

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なんとこの日を最後に、長期間の修復に入るため閉鎖するとのこと。ほんとですか!滑り込みセーフ。

見学できるのは12カ月の間と呼ばれる、有名な部屋とその奥の一室のみ。たくさんの観光客やガイドツアーで混雑してました。

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損傷も激しいけれど、色鮮やかで生き生きした人物などを見てうっとり。

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1月から12月までのそれぞれ、一番上が神の国、真ん中が星座、一番下が人間界を描いているとのこと。

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ほとんど色が残っていないような壁面もあって、完全に残っているのは少しだけでした。

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もしここも修復中で中に入れなかったら、ショックが大きすぎました。滑り込みで見られて本当に良かった。

 

ランチやチョコレートショップなど

スキファノイア宮殿を出たら、もう12時半頃。この近辺のレストランで、かつ開いているところでランチにしました。

フェラーラだけじゃないですが、イタリアの小さな街の日曜のお昼というのは、地元住民の予約でいっぱいということが多いです。家族や親しい人たちでちょっと外食でも、というニーズが多いのかも。

この時も特に予約はしていなくて、2軒ほど断られた後、「13時半までなら」みたいな条件付きで入れたレストラン。簡単にパスタとリゾットを頂きました。

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食べ終わったあとは、観光する余力が残っていなかったので、フェラーラの旧市街を街歩き。ルネサンス時代に理想都市として整備されたのは、ディアマンテ宮の辺りなのだそうです。

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なので、ヴォルテ通り近辺は都市計画で整備される前の旧市街・・・という理解で合ってるかな。

市庁舎前にアイスクリームの看板のあるチョコレートショップがありました。

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アイスはさすがに寒いので、色々聞いてチョコレートケーキみたいなものを買いました。なかなか美味しいです。

 

ボローニャまでのエアポートバス

本数は1~2時間に1本と少な目だけど、乗り換えずに直接空港に行けるお手軽な空港バスです。

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エステンセ城の本当にすぐ近くから出発しました。

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これで、パルマ・モデナ・フェラーラ旅行は終わり。フェラーラのカテドラーレやディアマンテ宮は残念だったけど、これらを見るためだけにもう一回フェラーラに・・・来ることはないだろうな。

滑り込みで見学できたスキファノイア宮殿のフレスコ画は、すごく良かったです。完全に修復が終わったら、いつになるのかわからないけれど、どんなことになっているのか少し興味があります。

 

(続く)

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  1. フェラーラとエミリア・ロマーニャ州の都市めぐり 
  2. 3都市+マントヴァの旅行日程と観光ルート 

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  1. 芸術と美食の街、パルマ。美味しいものも見どころも堪能する日帰り街歩き 
  2. モデナのエステンセ美術館、ロマネスク彫刻の大聖堂を観光 
  3. 修復中、あるいは修復前夜のフェラーラ。世界遺産のルネッサンスの街を観光・街歩き ⇐今ココ
  4. 番外編:マントヴァのドゥカーレ宮殿リベンジ

  

  

【モデナ旅行記】モデナのエステンセ美術館、ロマネスク彫刻の大聖堂を観光

パルマ、モデナ、フェラーラ旅行記の続きです。パルマ日帰り観光を終えてモデナに戻った後とその翌日午前中、モデナを観光しました。

 

目次

 

 

エステンセ美術館

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エステンセ美術館は、街外れのパラッツォ・ムゼイという博物館複合施設の中にあります。同じ建物内に、図書館や考古学博物館も入っています。

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コスメ・トゥーラの描いたパドヴァの聖アントニオ。ガイドブックにも解説のあるものです。

画家の名前とその絵を一発で覚えてしまうくらい、顔に特徴があります。

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この美術館では、絵画だけではなく彫刻や楽器など、エステ家のさまざまなコレクションを展示しています。

これらの陶器はヴェネツィアのものだとのこと。

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聖母子像。

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ティントレットの連作のうち一部。人間の躍動感がすごい。

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ヴィオラとヴァイオリン。

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鞭を打つ天使。

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イカのある静物画。

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夜19時30分まで開いていたので、18時頃に行っても余裕で見られました。

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夜のモデナ大聖堂

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夜と言っても18時くらい。たくさん人が出ていて賑わっています。

モデナ大聖堂は閉まってました。翌日午前中も見る予定なので、とりあえずファサードだけ見ておきました。

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旧約聖書の物語がレリーフになっています。

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アダムから取り出されるイブ。

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禁断の果実を食べるアダム。なんか可愛い。

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この日はここで終了。残りは翌日に観光します。

冬の夜のドゥカーレ宮殿

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朝の大聖堂・ロマネスク装飾を探そう

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朝です。大聖堂を見に、再びやってきました。ロマネスク様式の建築物として、後ろのギルランディーナの塔と一緒に世界遺産に登録されています。

内部では、明らかに何かのミサ的なものの用意をしていて、どんどん集まってくる住民たち・・・。

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見るだけであまり写真が撮れませんでしたが、主祭壇前のロマネスク的彫刻だけ撮ってきました。

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大聖堂の側面です。

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こちら側には二つの入口があって、正面ファサードに近い方の扉は細かいレリーフが彫られています。

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真ん中を拡大すると、こう。

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モデナ司教でモデナの守護聖人でもあるサン・ジェミニアーノの生涯だそうです。

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少し後ろに下がって、全体を見てみたところ。

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ここで、柱一つ一つの柱頭彫刻がすごくロマネスクなことに気が付きます。屋根の上にちょっとずつ飛び出しているところとか。

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拡大すると、これです。

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後ろにまわると美しい後陣部。

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ここでも部分部分にロマネスクな彫刻があります。

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さらに回り込んで、ギルランディーナの塔とつながっている、裏路地みたいなところ。こっちの側面にも入り口があります。

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ここにもレリーフ

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中世の鎧をまとった騎士と馬。

こんな感じで、ロマネスク特有の変な動物や、等身の低いコミカルな人物像がたくさん発見できる素敵な大聖堂でした。

ギルランディーナの塔

・・・は、登りませんでした。

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グランデ広場と大聖堂前の広場。

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モデナのホテルはここ

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モデナは、トレニタリアのモデナ駅と、市の中心部が少し離れています。なるべく駅に近いところでHotel Principeというホテルを取りましたが、結果的に駅から10分、市街地からも10分みたいな微妙な距離感になってしまいました。

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部屋は狭いけどシンプルで、湯沸かし器もあります。バスタブはなし。

フェラーラ

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カプチーノとフォカッチャを食べて、次の目的地フェラーラへ向かいます。フェラーラへはボローニャ乗り換えで、ボローニャまで30分、ボローニャから30分です。
 

(続く)

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  1. 芸術と美食の街、パルマ。美味しいものも見どころも堪能する日帰り街歩き 
  2. モデナのエステンセ美術館、ロマネスク彫刻の大聖堂を観光 ⇐今ココ
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