超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ヴェローナ旅行記】2:川のこっち側の教会群と美術館でピサネロ等々を堪能

2017年10月。ヴェローナ旅行記後半です。ピサネロ、カロート、マンテーニャ。町並みの見た目に加えて素晴らしい芸術作品が目の保養になります。

(旅行計画)

【ヴェローナ】ロミジュリだけじゃない、ルネッサンス絵画の豊富な古都(丸1日と6時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【ヴェローナ】北イタリア・ヴェローナ。行き方と教会巡りを含む観光ルート(丸1日と6時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

(前回の記事)

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目次

 

 

ドゥオーモ

ヴェローナのドゥオーモは、初期キリスト教教会の上に増築されていて、いくつかの教会が連なるコンプレックスタイプ。正面入り口は閉ざされていて、裏が入場口になってました。ヴェローナカードで無料です。

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ドゥオーモ正面入り口とロマネスクな柱

内部は工事中でしたが、彫刻とフレスコ画のだまし絵タイプの礼拝堂が目を引きました。

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ドゥオーモ内部

聖アナスターシア教会

ドゥオーモを出て中心部に歩いて行くとすぐです。この教会の内部装飾はとても素敵で、やり過ぎ感もなくて、お屋敷の部屋みたいな内装でした。

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聖アナスターシア教会

奥にはピサネロによる聖ゲオルギウス(サン・ジョルジョ)のフレスコ画があります。天井近くのすっごく高いところにありますが、すぐ真下のテレビで、紹介ビデオが流れています。ちゃんと椅子も何脚か用意されてるので、座って鑑賞できますよ。 

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ピサネロは馬が好きだったんじゃないだろうか。と思える。馬に目が行く。

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なお、個人的に好きなヴェローナ出身の聖人、ヴェローナの聖ペトロはこの教会の天井にいました。

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聖アナスターシア教会の天井

 

サン・ピエトロ・マルティーレ教会 

聖アナスターシア教会の隣にある小さな教会です。ここの天井付近のフレスコ画が不思議でした。

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後から調べると、ドゥオーモのだまし絵の礼拝堂を描いたのと同じ、ヴェローナ出身の建築家、ジョヴァンニ・マリア・ファルコネットによるものだそう。

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角笛を拭く天使、ユニコーンを手懐ける王妃

 

サン・ゼーノ教会の行き方

もともと、サン・ゼーノ教会とサン・ベルナルディーノ教会は、2日目の訪問予定だったのですが、天気があまりよくなく、2日目は雷雨との予報が出ていたので、1日目のうちに見てしまうことにしました。

サン・ゼーノ教会へは、30番か31番のバスに乗り、Via Da Vicoで降ります。ヴェローナカードを運転手に見せれば乗り放題。このときはホテルの近くだったカステルヴェッキオの前を通る大通り、Corso Cavour から乗りました。10分足らずです。乗ってれば巨大な建物が見えてきます。

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サン・ゼーノ教会

ところどころ古い絵が残っている、非常に大きな教会でした。中央祭壇のマンテーニャが有名です。

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中央祭壇の下にはおそらく聖ゼーノの遺体的な何かが安置されています。

 

サン・ベルナルディーノ教会

サン・ゼーノ教会を出てしばらく歩いたところにあります。「モローネの間」というのが2階にあるようなのですが、行った時間が遅いせいか、階段下の受付っぽいボックスには誰もおらず、見ることはできませんでした。

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サン・ベルナルディーノ教会

静かで、夕方のミサが始まろうとしていました。

 

おすすめレストラン Osteria Il Ciottolo

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Corso Cavour沿いという分かりやすい立地。開店と同時に行ったけど、1時間半までならOKという条件付きでした。人気店のようです。土日は予約した方が良いでしょう。

パスタとメインの肉料理という簡単な組み合わせでしたが、全部美味しかったです。もう一回行きたい。

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入りたかったけど入れなかった教会

2日目は日曜日。この日は小さい教会はダメだろうなあと思いながらダメ元で訪問。そしたらやっぱり駄目だった。

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サン・ロレンツォ教会とサンテウフェミア教会。ミサの大合唱が中から響いてきて、ドアを開けられず。

 

そのあと、ボルサーリ門を眺めながら朝ごはんのカフェ。    

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カステルヴェッキオ美術館

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カステルヴェッキオです。2015年にここの主要な絵画が盗難に遭いましたが、2016年にウクライナで見つかり、作品は戻っています。

そのうちの一つ、ピサネロの鶉の聖母。構図がクリムトみたいです。

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聖母マリアの乙女具合。

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こちらはカロート。子供の絵を持つ若い男。

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城自体もかっこよくて、満足できる美術館でした。

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ヴェローナの感想 

ヴェローナはすごく素敵な絵画であふれた、ほんとに魅力的な街でした!もちろん教会や美術館の他にも、ジュリエットの家・ロミオの家も見たし、エルベ広場やシニョーリ広場、アレーナの近辺もぶらぶらしました。町並みが素敵なので、ぶらぶらするだけでもかなり楽しいです。

絵画が好きならば、やっぱり川の向こう側の教会群、そして国際ゴシック派のピサネロがおすすめです! ああ楽しかった。

 

ヴェローナ旅行計画≫

  1. ロミジュリだけじゃない、ルネッサンス絵画の豊富な古都に行こう
  2. 北イタリア・ヴェローナ。行き方と教会巡りを含む観光ルート 

ヴェローナ旅行記

  1. アディジェ川向こう岸の教会群は隠れた美術スポット  
  2. 川のこっち側の教会群と美術館でピサネロ等々を堪能 ⇐今ココ