2017年10月。ヴェローナ旅行記の前半です。アディジェ川の向こう岸に建つ教会群はひそかに素晴らしい絵画や芸術作品を擁していました。ところどころ残るローマ時代の痕跡と、石造りの街並みが美しい。
(旅行計画)
【ヴェローナ】ロミジュリだけじゃない、ルネッサンス絵画の豊富な古都(丸1日と6時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
【ヴェローナ】北イタリア・ヴェローナ。行き方と教会巡りを含む観光ルート(丸1日と6時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
目次
- 午前中は教会めぐり・ヴェローナ駅からのバス
- サン・フェルモ教会
- サン・トマソ・カントゥアリエンセ教会
- サンタ・マリア・イン・オルガノ教会
- ヴェローナ考古学博物館
- サント・ステファノ教会
- サン・ジョルジョ・イン・ブライダ教会
- ヴェローナで泊まったホテル
午前中は教会めぐり・ヴェローナ駅からのバス
ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅の前は広いロータリーになってます。まずはサン・フェルモ教会まで行くのに、バスは11番・12番・13番・51番・52番・72番・73番のどれかに乗れば着きます!
このバスに乗る前にヴェローナカードをゲットしたかったのですが、ちょうどバスが来てしまったので、運転手に現金で払ってチケットを買っちゃいました。 ヴェローナカードは、観光施設、ツーリストオフィス、街中のキオスクなどで買える、とありました。駅のキオスクで買えたかもしれません。
サン・フェルモ教会
停留所「Fermo」で下車したら、サン・フェルモ教会は目の前。ここでヴェローナカードを買いました。
ロマネスク様式の地下と、ゴシック様式の地上階を見学。地下の古いフレスコ画が面白いです。お気に入りのテーマ、キリストの洗礼。
地上階の大聖堂内は工事中ですが、ピサネロのフレスコ画「受胎告知」を見ることができます。
拡大したところ。往年の少女漫画のカラー絵のようだ。美しい。
サン・トマソ・カントゥアリエンセ教会
歩いてアディジェ川を渡って、次の教会へ。ここはモーツァルトがオルガンを弾いたという教会ですが、オルガンはすごく高いところにあって、それっぽい痕跡はわかりませんでした。。
サンタ・マリア・イン・オルガノ教会
次が割と本命の教会。ここでタルシア(木象嵌)を見る!
中央祭壇の中まで見学できるようになっています。ここで見ることが出来たタルシアの素晴らしい作品がこれら。
そして、この隣にあるのが、ヴァザーリが「最も美しい聖具室」と記録したという、聖具室。ここにあるタルシアはすごく複雑で幾何学的で面白いです。
木造による平面であることを、一瞬迷うほど、立体感があって面白い。
ちなみに、ヴェローナのアディジェ川の向こう側に立地する教会群のスタンプラリーのようなものが行われていました。このサンタ・マリア・イン・オルガノ教会もその一つです。お揃いのパンフレットもあって、観光客を呼び込もうとしている積極的な姿勢が感じられました。ホームページもありました。
Verona Minor Hierusalem – Una città da valorizzare assieme
勝手に推察するに・・・ロミジュリばかりで有名になったヴェローナ、観光客は増えたけど、みな駅から川を超えることなく、ジュリエットの家などを見てそのまま帰ってしまうのでしょう。それに危機感を感じた川の向こう側教会群がタッグを組んで、観光活性化!とやっているのだと、想像しました。
ヴェローナ考古学博物館
古代ローマ劇場跡地と、傍に隣接して建つ博物館。ヴェローナで発掘されたローマ時代の出土品が展示されてます。個人的にローマ時代の発掘品は、どこのものもであっても全部同じに見えてしまうので、あまり目新しいとか感動するようなものはありませんでした!ローマ時代遺跡が好きな方は是非。
サント・ステファノ教会
こちらも川向うの教会群の一つ。入った瞬間に、観光説明要員みたいな人が話しかけてきてくれました。英語は片言でしたが。古いフレスコ画と地下のクリプタが美しい、教会でした。
サン・ジョルジョ・イン・ブライダ教会
この教会も、入ったらすぐに、説明する、案内するよ、と片言の英語で声をかけてくれました。ティントレットが見たいのだが・・・というと、入り口上部にあるティントレットの大きな絵画の照明スイッチを入れてくれました。
ヴェロネーゼの作品もあります。
ヴェローナで泊まったホテル
ホテルコロンバドーロ。
すごい良かったです!場所も良いし、古いけれどクラシカルで丁寧なサービスがありがたい。
おすすめです。スタッフの人もすごく感じ良いです。
(続く)
≪ヴェローナ旅行計画≫