2017年5月。豊臣期大坂図屏風を見に行くため、オーストリアのグラーツに行ってきます。
目次
グラーツに日本の屏風があるらしい
オーストリア第二の都市、グラーツ。この街には世界遺産のエッゲンベルク城という城があります。2000年代の修復作業で、この城館の一室の壁の装飾が、豊臣時代の大阪の城下町を描いた屏風であることが明らかになったとのこと。豊臣時代の大阪の街を描いた絵が現在ほとんど残っていなくて、すごく貴重なものらしいです。
ということでその大阪図屏風を目当てに、グラーツへ一泊旅行に行くことにしました。
グラーツの街並みは世界遺産
観光はエッゲンベルク城の屏風絵のみ!のつもりでしたが、それだけだと少し時間が余る。ガイドブックを見てみると、グラーツの旧市街全体が世界遺産として登録されていました。それならば、グラーツの街中にたくさん見どころがあるはず。
シュロスベルクと時計塔
街のどこからも見える丘の上の時計塔。シュロスベルクという名前の丘で、この丘への行き方は3種類。徒歩(階段260段)、ケーブルカー(有料)、エレベーター(有料)。
王宮と二重らせん階段
Copyright Graz Tourismus
王宮は今では政府庁舎として使われており、建築当時から残っているのは二重らせん階段だけなのだそう。
市庁舎と中央広場
グラーツの中世の街並みの中心地。
武器博物館
Copyright Universalmuseum Joanneum
世界最大の武器庫を利用した武器博物館では、15世紀から18世紀にかけての約32,000の武器が展示されているそう。
大聖堂(ドーム)とマウソレウム
Copyright Graz Tourismus
大聖堂南側の外壁に、ペスト、トルコ人襲来、イナゴの大群襲来という3つの苦難を描いたフレスコ画が残っているとのこと。その隣には神聖ローマ皇帝フェルディナント2世の眠る霊廟。
エッゲンベルク城
神聖ローマ皇帝フェルディナント2世の重臣だったエッゲンベルク公が、宇宙をモチーフに建てた城。世界遺産に登録されています。内部には絵画館や考古学博物館などもあります。
ムーアインゼル
ムーア川の真ん中に造られた休憩場所と遊歩道。
クンストハウス
グラーツの現代美術館。突如現れるナマコみたいな建物。
グラーツの観光時間と宿泊地
週末の土日の航空券を予約。
1日目(土)10:45 グラーツ空港着
2日目(日)18:40 グラーツ空港発
1泊2日で、観光可能な自由時間は1日目の11時~2日目の16時くらいまで。丸1日と5時間です。見たいところがほぼエッゲンベルク城のみなので、余裕のある旅行になりそうです。
ホテルは安心のビジネスホテルチェーン、メルキュールにしました。
グラーツ駅と旧市街の間に位置する感じ。
グラーツ空港から市街地への行き方
グラーツ空港から市街地へのアクセスについて調べてみました。思ったほど情報が出てきません。みんな電車で来るのかな。でも空港のホームページから検索するとこんなのが出てきました。
Flughafen Graz :: Public transport :: Flightinformation, Flight Schedule, Departure, Arrival, Travel
バススケジュールのPDFを開いてみると、グラーツ空港↔グラーツ駅、Griesplatz、Jakominiplatz間のバスが出ている模様。
なお、電車については、空港からグラーツ駅まで10分くらいという情報を見つけました。すごく手軽そう。ということで電車で行ってみることにします。
(続く)
≪グラーツ旅行計画≫