2018年11月。ベルリンの2軒のお菓子屋の変化をつれづれと書きます。
ラウシュ ショコラーデンハウス
ドイツの首都、ベルリンに行ったときには、毎回ではないけれど、わりとよく行ってるチョコレートのお店があります。ジャンダルメンマルクトにほど近い、ラウシュショコラーデンハウス(Rausch Schokoladenhaus)です。
ベルリンのチョコレート
ここはベルリン創業のショコラティエのお店。1階はチョコレートショップ。上の階にカフェがあります。
場所も観光地に近いので、だいたいカフェはいつも混んでます。日本のガイドブックにも載ってます。
ドイツは別にチョコレートが有名な国じゃありませんが、ここのカフェのホットチョコレートやチョコケーキがけっこう美味しくて、甘いものがほしくなった時によく行ってました。
リニューアルオープン
2018年の夏頃から、ラウシュが改装工事をしているらしいという話は聞いてました。そして先日、前を通りかかったところ派手な感じにオープンしてました。
それなら、とさっそく入ってみました。1階のショップです。
商品のラッピングがけっこう変わった気がします。昔の商品はこんな感じでした。
それが、こんなすっきりオシャレなデザインに。
オシャレ?オシャレなのか??
上の階はこれまで通りのカフェです。これまで通り・・・あれ、なんかカウンターにベルトコンベアがある。
なんか回ってる。これは・・・回転寿司!
最近では、回転寿司もヨーロッパの各都市で見かけるようになってきましたが・・・まさか、カフェでそれやる?!オシャレ?オシャレなのでしょうか??
回転寿司、違う、回転チョコカウンターにはすでにお客さんが座ってます。回っているのはプチデザート。お客さん、楽しそうにお皿を取って食べている。
ヨーロッパの人たちにしてみたら、斬新~!オシャレ!って感覚になるのかも?
普通のテーブル席のカフェはこれまで通りのメニューで、回転ゾーンのデザートはちょっとサイズ小さめ、別メニューのようでした。
消えたファスベンダー
ちなみにこのお店、ずっと昔は「ファスベンダー&ラウシュ」(Fassbender und Rausch)という名前のショップでした。ロゴマークもファスベンダーの「F」とラウシュの「R」を組み合わせたマークだったんです。
それがいつの間にやら「ラウシュ」ばかり強調されるようになり、今回行ってみたら、完全にファスベンダーは消滅していました。
右の緑っぽいのが昔から置いてあったリーフレット。左が去年くらいに持ってきたもの。この時点でタイトルからファスベンダーが消えてます。去年の段階ではお店にはまだ古いロゴマークがあったのは確か。今回それもなくなって、段階を踏んでファスベンダーが消えていったような気がします。
もともとファスベンダー家とラウシュ家が一緒に始めたチョコレートショップだったはず。ファスベンダー家の方は跡継ぎがいなかったのかもしれません。
パン屋&ケーキ屋という名前のパン屋
もう一つのスイーツのお店をご紹介。ベルリンで時間があるときにわりと行っているのが、店名がわからないパン屋です。
店名が他にあるのかも謎ですが、単に「ベッカライ&コンディトライ」としか看板が出ていないので、お店の名前がわからないのです。ちなみにベッカライ=パン屋、コンディトライ=ケーキ屋という意味。
ずいぶん古くからあるお店のようです。ベルリンのアーティストエリア、ハッケシャーホーフ(Hackescher Hof)のすぐ裏のゾフィーエンシュトラッセ(Sophienstraße)にあります。
このお店、以前の様子では、緑のドア開けて右側にパン&ケーキ売り場、左側の壁際に幅15センチくらいのせまーいカウンターがあって、そこで紙コップのコーヒーと一緒に食べれるよ、というくらいのほんとに小さなお店でした。
ここのプファンクーヘンが好きで、たまに来るときはいつも持ち帰りで買ってました。
それが今回、久しぶりに行ってみると左側に広いカフェスペースが出来てました!
壁をぶち抜いたのかな・・・?明らかに広くなってます。置いてある家具も蚤の市にあるような味のある感じで素敵。
今回初めて食べたシュプリッツクーヘン(Spritzkuchen)(左下)が美味しかったです~
ミスドのフレンチクルーラーを、しっかりどっしり食べ応えある感じにしたようなものです。あとコーヒーも美味しい。
ゆったりしたカフェスペースがあるとなると、行く頻度が上がりそう。日曜休み、カードは使えない感じ(たぶん)のお店です。