超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

雑感:石を投げたらアンティークショップに当たったかも。コペンハーゲンのアンティークめぐり【その2】

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アンティークめぐり【その1】はこちら。 

tabikichi.hatenadiary.com

 

 

コペンハーゲンのアンティークショップ地図

コペンハーゲンで行ってみたアンティークショップを、淡々と紹介する【その2】です。

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●食器・陶磁器
 食器率の高いお店を指してます。ロイヤルコペンハーゲン率が高い。

●家具・照明・インテリア
 椅子やランプシェードやその他インテリア製品。

●服・ドレス・ブランド古着
 普通に古着から、ブランド服、ヴィンテージドレス、ミリタリー製品も。

●ジュエリー・アクセサリー・小物類
 指輪やブローチ、カフスボタンなどこまごましたもの。

●何でもあり
 バラエティー豊かなお店で、分類不能なところ。

●古本・古書
 その名のとおり、古本です。

●高級骨董品
 中古品ではなく骨董品。そのままオークションに出してそうな雰囲気のもの。

●蚤の市
 コペンハーゲンで夏の間の週末に開催される、アンティーク蚤の市。

 

前の記事では、コペンハーゲン中心部ということで、クリスチャンボー城の周辺からストロイエまで、ストロイエの西側からノアポート駅までを簡単に紹介してます。

 

 引き続き、エリア別のお店の写真とコメントです。

 

ノアポート駅周辺とノアブロ(Ravnsborggade 含む)

※Ravnsborggade・・・コペンハーゲンのアンティーク店が集まる有名な通り。海外の観光ガイドやロンリープラネットなどでも紹介されています。もちろん日本人のブログもたくさんヒットします。

 

イスラエル広場の蚤の市 ノアポート駅のすぐそば、イスラエル広場で夏の間、金曜と土曜に開催されている蚤の市です。
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●Décor ヴィンテージのアクセサリーや靴・ドレス・ハンドバッグなどのお店。奥でリメイクなども行っているみたいです。昔の王立劇場のパンフレットが置いてあったり、雰囲気ありました。
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●Mandøe Antikvariat 小さな古書店。専門書っぽい雰囲気です。
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●Seiers Antikvariat こちらも古書店。お店の立体的な看板が面白い。
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●LoppeNYT 入口は小さな店舗に見えるけど、地下が広いです。それこそ屋内蚤の市、という感じ。よくわからないものも含めて様々並んでいます。服から食器から、家具から中古家電みたいなものまで。
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●Veirhanen V/niels Ove Tryde ここから、日本人にも有名なアンティークストリート、Ravnsborggadeにある店舗です。この辺のお店では日本人の姿もちらほら見かけました。こちらはデンマークデザインっぽい食器類が豊富なお店。
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●ABC Antik こちらも食器類の豊富なお店。かなり広くて、地下にもたくさん積んでありました。
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●Ingerslev Antik インテリア製品、ポスター、食器類に細々したアクセサリーなどがありました。USA Todayの10 Best Copenhagen Antique Shops(Copenhagen Antique Stores: 10Best Antiques Shops Reviews)の7位に紹介されてました。
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●Skt.Hans Bazar 衣装好きの人の屋根裏部屋みたい、古着や古雑貨がたっぷり重なっているお店。靴やバッグなども少しありました。古着は女性ものが多かったです。
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●dahl.antik. ここでRavnsborggade周りのお店はおしまいです。正面に服が飾ってあるので古着のお店と思いきや、中は食器を中心としたインテリア雑貨のお店で、照明やテーブルなんかもありました。
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●Antik Og Lopper V/ib Alstrup アクセサリーや古いカミソリセットなど心をくすぐる小物類の多いお店でした。
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●Twenty Cph 古着ショップ。主に女性ものです。
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●BauBau ブランド古着ショップ。看板にブランド名が出ていてわかりやすい。
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●Red Cross Op Shop 赤十字系の古着ショップ。角の方にあるお店はブランド古着に特化していて、男女問わず、ひっきりなしに若者が入ってました。

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●Røde Kors Megastore 赤十字系の大型リサイクルショップ。広いです。ソファやテーブルなどたくさんの家具に、食器類、服や本・CDなども。リアルに生活用品の調達場所という感じ。ブックオフの郊外店舗みたいな雰囲気ですが、置かれているものがどれも素晴らしくセンス良いというところが、さすがデザインの国デンマークです。
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アマリエンボー城周辺(ニューハウン周辺からカステレット要塞まで) 

 

●Olivers Antik Og Sølv 閉まってました。インテリア雑貨、雑貨というより置物や中国の陶磁器などを置いているぽいお店。
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Maritime Antiques & 船関係のアンティーク雑貨を置いているお店。ランタンとか。おしゃれセレクトショップになっていて、古着ではないデザイナーズブランドのセーターやカバンなどの方が多いです。
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●Copenhagen Antique Toys & Dolls アンティークおもちゃの専門店。ウィンドウがかわいいです。
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●antik viteter 閉まってました。半地下の店内に照明器具がたくさん見えます。f:id:tabikichi:20190320094322j:plain

●Danishclassic 閉まってました。デンマークデザインのものを集めているようで、食器、インテリア雑貨やポスター、椅子などの家具も見えました。USA Todayの10 Best Copenhagen Antique Shops(Copenhagen Antique Stores: 10Best Antiques Shops Reviews)の9位に紹介されてました。
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●Noble Antiques Ltd. 閉まってました。宮殿や貴族の屋敷の見学で見たような陶器の壺とかテーブルとか。
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●Danam Antik ApS ロイヤルコペンハーゲンの中でもフローラ・ダニカとか、ジョージ・ジェンセンのぴかぴかの銀製品とか、高級品を置いているお店。
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Zoll Antiques 入口やショーウィンドウにも変なものが飾ってあって、興味を引くお店。中は広くて面白いお店です。アクセサリーや家具から、よくわからない実験器具や動物のはく製など。

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●Fil de fer フランスから仕入れているらしい、フレンチブロカントのお店。
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●Harsted Antik 陶磁器、ガラスなど食器類のお店。お店奥にはロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートがたくさん。
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●Marskandiseren ウィンドウには食器や小物が飾られてますが、店内は家具や照明器具などもありました。
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●Knager 壁掛けフックのお店。様々なデザインのものを売っている一部に、アンティークもあるという感じ。 
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フレゼレクスベア周辺

 

●Loppehylder 大きめの店内に何でもそろうお店。家具、照明器具、食器類、アクセサリーや雑貨類もあり。
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●Københavns Dødsbo ApS 椅子、テーブル、照明器具などの家具類中心のお店。細々したものも少し置いてます。
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●Saga antik アクセサリーが多めですが、中国の陶器や置物、額縁なども少しありました。
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●Roxy Klassik デンマークデザインの椅子やテーブルなどの家具類に、食器などもかなりの量扱う大きなお店。デザイナーの名前付きの商品もあり。
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●Falkonér Antik 閉まってました。照明器具のアンティーク専門っぽいです。
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コペンハーゲン中央駅周辺とヴェスタブロ

 

●GB Antiques Copenhagen 閉まってました。食器・陶磁器多めのウィンドウ。
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●Butik Anne Tine 狭い店内に、食器、照明、古着、家具に手芸グッズなどがぎっしり詰まったお店。手芸用ボタンなんかも豊富にありました。f:id:tabikichi:20190320094506j:plain

●Lurgan Vintage 照明器具のお店。狭い店内にいろいろなランプシェードや電化製品がぎっしり。
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●Edison & Co. こちらも照明器具が多いお店。ウィンドウからはアクセサリーっぽいものも見えます。
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●Second Society 古着ショップ。閉まってたのですが、レディース多めの雰囲気でした。
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●Kommis 閉まってました。照明器具、インテリア雑貨などが見えました。
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●Vest Vintage 椅子、テーブル、インテリア雑貨のおしゃれな雰囲気のお店。
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雑感:石を投げたらアンティークショップに当たるかも。コペンハーゲンのアンティークめぐり【その1】

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コペンハーゲンはアンティークショップが多い

先日コペンハーゲンに行ったとき、たまたま歩いた道沿いがアンティークショップだらけでした。

ふと思いついて、Googleマップで「antique stores」と検索してみると、地図全体がマーカーで塗りつぶされてびっくり。アンティークショップ密度は、他の都市よりも高いような気がします。

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じつはそのとき、諸事情によりお金を節約しなくてはいけない状態でコペンハーゲンにいました。

ご存じのとおり北欧というのは物価が高いです。何をするにも移動するにも、カフェで休憩するにもお金がかかる・・・。

そんな時間を持て余していたときだったので、お金を使わない暇つぶし!とばかりに、グーグルマップを頼りに、コペンハーゲンのアンティークショップを片っ端から回ってきました。

 

コペンハーゲンのアンティークショップ地図

コペンハーゲンでアンティークショップを片っ端から歩いてみた結果を、地図にしてみました。

実際に行ってみると、閉店してたり、違うお店になっていたり、なかったお店も多かったです。まだ行けてないところはマッピングしてません。(随時更新予定。)

行ってみたのは2018年夏~冬にかけて、です。

アイコンによる分類は、そこで取り扱っている品物を見て、感覚的に割り振ってみたもの。

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●食器・陶磁器
 食器率の高いお店を指してます。ロイヤルコペンハーゲン率が高い。

●家具・照明・インテリア
 椅子やランプシェードやその他インテリア製品。

●服・ドレス・ブランド古着
 普通に古着から、ブランド服、ヴィンテージドレス、ミリタリー製品。

●ジュエリー・アクセサリー・小物類
 指輪やブローチ、カフスボタンなどこまごましたもの。

●何でもあり
 バラエティー豊かなお店で、分類不能なところ。

●古本・古書
 その名のとおり、古本。

●高級骨董品
 中古品ではなく骨董品。そのままオークションに出してそうな雰囲気のもの。

●蚤の市
 コペンハーゲンのアンティーク蚤の市。

 

分類と言っても、行った時に最も目立つものをカテゴライズしただけなので、お店がそれを売りにしているのか、というとたぶん違います。

あとちなみに・・・自分はアンティークが好きだけど別に詳しくはないです!

掘り出し物とかわからないし、価格の相場も知りません。

デンマークデザインに詳しいこともなく、知ってるのはロイヤルコペンハーゲンジョージ・ジェンセンくらい。

 

以下からは、大まかなエリアごとに、行ってみたお店を並べたものです。

 

コペンハーゲン中心部その1(クリスチャンボー城の周辺からストロイエまで)

 

●Bøgebjerg Antik 階段上がって左です。表にはアンティーク品が並べてあるのですが、入ってみると陶器作家さんの作品がたくさんあります。
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●Antik K 品揃え豊富な食器やカトラリーのお店。店員さんも親切でした。
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●A Touch of Vintage 往年の大女優風のヴィンテージルックを売っているお店。中には新しいものもあります、ストッキングとか。加えて、どうやら階下の美容室でヴィンテージ風のヘアメイクもやってくれるらしい。ショップスタッフも往年の大女優風の美人さんで、おおっと思います。
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●ANTIK N7 これが正しい店名かわからないのですが・・・何せ閉まってたので。でも、ガラスの器や細かいものが素敵な感じでした。f:id:tabikichi:20190320094007j:plain

●Silver Basement デンマーク語の表記は「Sølvkælderen」。銀製品のお店で、高額製品が多いのか、入り口はチャイムを鳴らして開けてもらうタイプ。
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●Antikviteter Dennis Nelholt 閉まってました。見た感じ食器、中古家具が多そう。
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●Retro Villa ApS ヴィンテージ壁紙専門店。すごくかわいらしい。壁紙を張り替える予定がなくても楽しいです。⇒閉店したかもしれません。
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●Peter Grosell's Antique Store 古本や古いポスターなどを並べているお店。
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●Porcelænskælderen 閉まってました。窓から素敵な食器類が見えます。
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●Books & Curiosities デンマーク語表記だと「Bøger & Kuriosa」。古本のお店です。
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●トーヴァルセン広場の蚤の市 夏の間、金曜と土曜に行われている蚤の市。
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コペンハーゲン中心部その2(ストロイエの西側からノアポート駅まで) 

 

●København K 古着ショップ。カジュアル寄りで、男女両方そろってます。
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●Wasteland 古着ショップ。こちらもカジュアル寄りです。
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●Quirky Lane 古着ショップ。レディースのみ。ギャルっぽい雰囲気。
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●Episode Denmark ApS 古着ショップ。こちらもかなりカジュアル要素多めです。
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●Carmen Copenhagen 古着ショップ。ガーリーな雰囲気で、奥の方には日本の着物の古着なんかもありました。
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●Red Cross Op Shop 赤十字系の古着ショップ。落ち着いた服も多くて、年配のお客さんも多かったです。
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●Kaabers Antikvariat 食器類が多そうに見えますが、半地下の広い店内にはソファーや照明、バッグに小物、洋服、食器、ポスターなどが所せましと積まれています。
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●Vangsgaards Antikvariat og Forlag 本屋。明るい店内です。
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●Audrey Vintage ヴィンテージウェディングドレスのお店。ウェディングドレスを着る予定がなくても、楽しいです。
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●Time's Up Vintage ブランド古着のお店。小物も充実していて、グッチのスカーフやシャネルのチェーンベルトなどが置いてあります。紳士服もあります。
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長くなってしまったので、その他のエリアは次の記事で。

 

(続きはこちら)

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【シエナ旅行記】2:シエナ派絵画をたっぷり堪能

1泊2日のシエナ旅行記後半です。シエナ派の画家たちの絵画をこれでもか、と堪能。

(前回の記事)

tabikichi.hatenadiary.com

 

目次

 

 

国立絵画館

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シエナ国立絵画館へ来ました。ここではシエナ派の作品がたくさん見られるらしい。

古そうな洗礼の絵。 

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シエナ派の画家シモーネ・マルティーニの祭壇画。福者アゴティーノの奇跡を描いたものだそう。

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塗り絵みたいに色がはっきりしてて楽しい絵です。ベランダから落ちた子供を助ける。

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病気?ケガ?した人を助ける。

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本人の顔。髭がリアルです。

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パオロ・ディ・ジョヴァンニというシエナ派の画家のもの。キリストの下半身がなまめかしい。

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これも同じ画家のものです。素敵。

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素敵だったので、顔アップ。

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ここからは、シエナ派の画家たちによる、それぞれの理想的な美しさを体現したような聖母&聖人コレクションです。ほんと、描く人によって全然顔違う。

こちらは作者名失念。f:id:tabikichi:20181117092514j:plain

シエナの名もなき画家によるもの。少女マンガちっくで好き。f:id:tabikichi:20181117092648j:plain

マッテオ・ディ・ジョヴァンニ(Matteo ti Giovanni)。切れ長の目が涼しげです。f:id:tabikichi:20181117092727j:plain

1400年代のシエナの画家。ぱちくり。って感じの瞳がチャーミング。f:id:tabikichi:20181117092835j:plain

Guidoccio Cozzarelli(これもシエナ派の画家)によるアレクサンドリアの聖カタリナ。道具が書き込まれてるのが面白いです。刃物が多いのは何でかしら。

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シエナ派の聖母子像は、一見すると中世ビザンティン風のイコンのようで、全部型通り同じ顔・・・に思えますが、よく見るとそれぞれ作者の個性が出ていて面白かったです。

 

ディナー

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カンポ広場を横切って、その後ろのメルカート広場も通り過ぎた坂道沿いにあるレストラン、Restaurant tar-tufoに行きました。事前に予約しておいたところです。

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トリュフという名前のレストラン。美味しくて、盛り付けもキレイで雰囲気も良かったです。


カンポ広場

翌日も雨です。ホテルの窓からは大聖堂がこのように見えます。なかなか素敵な景色です。

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ホテルを出て、まだ歩いていない通りをわざわざ選んで歩く。

坂の多い街は、旅行で行く分には本当に楽しくてわくわくします。でも、買い物カートを押しているご老人などを見ると、日常生活は辛そうだなと思ってしまう。

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カンポ広場に着きました。

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昨日、サンタ・マリア・スカラ救済院の地下深くで見たフォンテ・ガイア(ガイアの泉)の、こちらはレプリカです。

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扇形で、緩い傾斜のある広場。

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雨水はこの傾斜を流れ落ちて、何とも優雅な排水溝に行きつきます。例の地下水路につながっているのかも。この街の水に関する施設・設備は、どれもモニュメンタルで心をくすぐります。

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カンポ広場の低地部分に堂々と構える、プッブリコ宮とマンジャの塔。優美な排水溝は真ん中にあります。この後、この中の市立美術館を観光します。

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プッブリコ宮(市立美術館)

市立美術館です!ここもシエナ派の画家たちによるフレスコ画あるというので楽しみにしてました。 

まず最初の部屋。豪華です。これは新しいものっぽい。

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次の部屋。

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このへんのフレスコ画は、けっこう好みです。スピネッロという画家のもので、シエナ出身の法王アレクサンデル3世の生涯を描いたものだそうです。

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そして、屋内にある礼拝堂。

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壁面。

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限られた人しか座れないと思われるこちらの座席にも、背面に美しい木象嵌が施されていました。

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この礼拝堂を出たところにある大きな部屋、「評議の間」が有名です。

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1300年代のシエナの軍事司令官の騎馬像。馬の装備と人間の装備がお揃いなところがカッコいいです。

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側面の壁にいる、シエナの街を捧げる人物はシエナの司教かな。

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この人のことね。

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そして反対側にあるのが、シモーネ・マルティーニの「荘厳の聖母」です。

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まず真っ先に目についたのが、真ん中の聖母子ではなく、こちらを向いて真顔のヨハネなのですが。

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聖母子はシエナ派の代表作という感じの、シエナ派っぽい顔です。

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そして、最後の部屋です。ロレンツェッティの「善き政府の効果、悪しき政府の寓意」というフレスコ画です。

ガイドブックによると、シエナを治めた評議会が自らの働きを鼓舞し、戒めるために描かせたのだそう。

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善き政府代表のみなさま。

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暇そうに寝そべっているPAX(平和)。善き政府が上手いことやってるから、自分の出る幕ないわーみたいな。

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善き政府の効果が出ている街の様子です。

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商売が活発に行われるとか、そういうことっぽい。

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こちらが悪しき政府の寓意。見た目がもうその名の通りそれっぽい。

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悪しき政府の街並みがこちら。

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なんか拉致られてるし、人が倒れてます。

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宗教画ばかりの時代にこういう主旨で絵を発注するというのは面白いです。面白いし、当時のシエナの街が繁栄し成熟していたこともうかがえるなあ、と思います。

 

日曜の街歩き

市立美術館を出たあとは、ふらふらと街歩き。

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ランチはバス停に近い、喫茶店みたいな雰囲気のお店で。

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シエナの街を代表するNanniniというお菓子屋さん、のカフェ。日曜でも開いてます。これもバス停の近くにあります。

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シエナのバス停は到着したところと同じ場所。切符は自動券売機で買いました。

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これでシエナ観光はおしまいです。シエナは思っていたよりもずいぶん見どころが多くて、もう少し時間が取れればなあと思える街でした。教会や宮殿や噴水、泉などをもっと見たかったです。

 

シエナ旅行計画≫

  1. 街歩きが楽しそう。世界遺産の歴史地区とゴシックな大聖堂を見にシエナへ
  2. フィレンツェからバスで行くシエナと、シエナの観光ルート 

シエナ旅行記

  1. やっぱり坂が多い街は楽しい。見どころ盛りだくさんの古都 
  2. シエナ派絵画をたっぷり堪能 ⇐今ココ