超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカーやキャンプなどはしません(できません)・・・。公共交通機関ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【アヴィニョン旅行記】前半:ローヌ川のほとり、中世の宮殿と城壁の残る街を一日観光

2017年4月。中世の一時期ローマ法王が住んでいた、城壁の残る街アヴィニョンに行くことにしました。

 

目次

 

到着・アヴィニョン

アヴィニョンTGV駅は、ずいぶん立派な、綺麗な近代的な駅でした。

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ここからTERに乗り換えてひと駅。アヴィニョンの駅の目の前に、城壁の門が見えました。

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まっすぐ歩いてインフォメーションに直行し、まずは地図とアビニョン・パッションというディスカウント冊子をもらいます。日本語版がありました。

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そして、ホテル。

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入口は中庭の奥にあります。

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この日は天気も良かったです。昼過ぎのアヴィニョンの広場は、カフェのテラス席に座る人たちで賑わってます。

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劇場とメリーゴーランド。こういう、何てことない広場がそれだけで素敵空間。

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レストランの建物にあるテイクアウトの窓口で買った、バゲットサンド。

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法王庁宮殿の前の広場まで来ました。

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法王庁宮殿

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法王庁宮殿の前です。大きい。

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入ると大きな中庭です。この先にチケットオフィスがあります。日本人の観光客がよく来るのか、受付のフランス人は少しだけ日本語を話せる人でした。

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中はがらんとしていて、ほとんど見るべきものは残っていません。本当に、ただ建物だけがあるという感じ。

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歴史の知識とたくましい想像力があればすごく楽しいのだと思います。が、普通に訪れると「何もない」で終わってしまうのが少しもったいない。

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シエナの聖カタリナ

それでも、法王の部屋とか、礼拝堂とか、フレスコ画で彩られた素晴らしい部屋も2部屋ほどありました。それらは本当に見ごたえがあって、当時の法王庁の権力を知ることができます。・・・しかしそういう素敵な場所は、写真撮影禁止。

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一大権力の中心として栄えた巨大な要塞。堂々たるゴシック様式が、さすがフランスだなあと思います。

 

プティ・パレ美術館

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宮殿を出たらすぐ後ろのプティ・パレ美術館へ。

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ここはイタリアの作品がたくさんあって、イタリアの地域ごとにスペースが区切られていたりしました。

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聖母子像も色々な表情があっておもしろいです。

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自分の体に鞭を打つ一般信徒たち。中世の時代に、このような苦行を進んで行う一般信徒の会がたくさんできたらしいです。(兄弟会、とかいう名前がついている。)主にイタリアで流行したらしい。

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それから、この美術館の目玉なのかな。ボッティチェリの初期の作品がありました。

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このほか、ボッティチェリの工房による作品も何枚かありました。

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サン・ベネゼ橋

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途中までしか架かっていないアヴィニョン橋。渡る、というか、上まで行くのに入場料がかかるみたいなので、遠くから眺めるだけにしました。

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天気が良くて気持ちいいです。

 

Musée Louis Vouland

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そのまま歩いてLouis Vouland博物館へ来ました。詳しいことはよくわからないですが、この名前の人が集めた家具や絵画などが展示されているようです。

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アンティーク家具や宮殿の内装などを見るのが好きです。状態の良いものばかりですごく楽しい博物館でした。

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タペストリー、布張りの椅子、小さなデスク。長方形のペルシャ絨毯、シャンデリア。

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贅沢な空間です。

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花瓶?よくわからない置物と雲形のテーブル。

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三本足のコーヒーテーブル。

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陶磁器を展示している緑色の部屋と、中国風の赤いベッドルーム。

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ゴージャスな部屋が素敵な博物館でした。

家具も椅子も置物も、自分の住む空間にマッチするものは一つとしてありませんが、綺麗なものは見ているだけで楽しいし、昔のヨーロッパの人が好きだったもの、美しいと思っていたものを間近で見るのもわくわくして楽しいです。

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アングラドン美術館

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最後に、閉館前のアングラドン美術館を駆け込み鑑賞です。

美術館の顔?ポスターにもある、ピンクの服とチェック柄の組み合わせがおしゃれな女性。

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藤田嗣治の女性像。サインが日本語。

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他に印象的だった絵画。

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プティ・パレ美術館とはまた異なる雰囲気で楽しいです。

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Louis Vouland博物館で見たような応接セットの展示もありました。

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素敵な絵がそろっているコンパクトな美術館でした。
ここで、時間も体力も限界。礼拝堂を見たかったけど、この日の観光はここで終了。翌日はリル・シュル・ラ・ソルグに行きます。

 

(続く)

 

【アヴィニョン】アヴィニョンへの行き方と観光ルート(丸1日と1時間)

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2017年4月。ローマ法王が住んでいたことでも有名な、中世の城壁の残る街アヴィニョンに行くことにしました。

 

目次

 

アヴィニョンへの行き方・観光時間と宿泊地

アヴィニョンへは、リヨン空港が便利そうです。

リヨンの空港からRhônexpressというトラムでリヨン・パール・デュー駅まで出たら、そこからTGV(フランスの新幹線)で1時間。さらに、TERという普通列車に乗り換えて一駅(5分)乗車し、Avignon Centre駅で降りると、アヴィニョンの城壁の街のすぐ手前です。

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電車はTGVのみ事前に予約しました。この電車は全席指定です。

1日目(土)10:05リヨン空港着 
      12:38アヴィニョンTGV駅着
2日目(日)14:26アヴィニョンTGV駅発
      18:50リヨン空港発

1日目の13時から2日目の14時頃まで、観光できる自由時間は丸1日と1時間です。

 

アヴィニョンの宿泊地は、街歩きのど真ん中のここにしました。

www.booking.com

 

アヴィニョンの観光ルート

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1日目、アヴィニョンについたらまっすぐ歩いて、まずはインフォメーションに行きます。ここで「アヴィニョン・パッション」という、博物館や観光地の入場料がディスカウントされる小冊子をもらいます。

The Avignon Passion Pass : a top tip from our welcomer in Avignon

そのままホテルに荷物を置いたら、まっすぐ進んで法王庁宮殿を見学。そのあとは、プティ・パレ美術館、アヴィニョン橋を見て、いくつかある美術館のうち行ってみたい二つの美術館に行きます。最後に礼拝堂を一つだけ見て、終わり。

 

リル・シュル・ラ・ソルグに行ってみる

2日目は午前中だけ時間があります。アヴィニョンを街歩きしててもいいのですが、日曜で教会はだいたい入れなさそうな雰囲気。そこで、毎週日曜に開かれるマルシェとアンティークマーケットを見に、リル・シュル・ラ・ソルグまで行ってみることにしました。

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アヴィニョン・サントル駅から30分で、駅名は「Gare de L’lsle Sur la Sorgue Fontaine de Vaucluse」。長いです。電車内のアナウンスでは、最後のFontaine de Vaucluseだけ案内されることがあるようです。Fontaine Vと書いてある場合も。時刻表は次のサイトで確認できます。

SNCF – Horaire, Train, Info Trafic, Services et Groupe International | SNCF

だいたい30分毎に出ているようです。

 

(続く)

 

【アヴィニョン】法王庁宮殿を見に、南仏プロヴァンスのアヴィニョンへ(丸1日と1時間)

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2017年4月。ローマ法王が住んでいたことでも有名な、中世の城壁の残る街アヴィニョンに行くことにしました。

 

目次

 

1300年代にローマ法王庁があった街、アヴィニョン

南仏プロヴァンス

字面だけでフランスの素敵な雰囲気が漂ってくる人気の旅行先です。南仏にはこれまでニースやマルセイユカルカソンヌなどに行ったことがあるのですが、そういえばアヴィニョンとか、これぞプロヴァンスというところに行ったことがない。そう思ってアヴィニョンに行ってみることにしました。

ローマ法王がローマからいなくなった時代、法王庁があったのがアヴィニョンです。また、その少し前、1200年代には異端のカタリ派を支持したため、カタリ派を討伐するアルビジョワ十字軍による攻撃を受け、占領された最後の街でもあります。アヴィニョンは中世の宗教史を見ているとなかなか存在感がある場所です。

ガイドブックなどにはアヴィニョン橋の歌が有名、とありますが、どうしてもロンドン橋のメロディーが浮かんでしまって、結局アヴィニョン橋の歌は思い出せないままです。

 

アヴィニョンの見どころ

城壁の中は、歩いて観光するにはちょうどいい距離感のようです。

法王庁宮殿

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やはりアヴィニョンと言ったらこれです。世界遺産に登録されています。

 

サン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)

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ローヌ川の途中までかかるアヴィニョン橋。昔は全部かかっていたのだとか。

 

プティ・パレ美術館

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法王庁宮殿の奥にある小さな美術館。イタリア絵画が豊富で、ボッティチェリの初期の作品も所蔵。

 

カルヴェ美術館

f:id:tabikichi:20180926124210j:plainMusée Calvet d'Avignon, musée des Beaux-Arts et d'Archéologie

16~19世紀の彫刻や金銀食器、絵画。絵画は近代のものも。また、エジプトのものもあるようです。

 

アングラドン美術館

f:id:tabikichi:20180926125018j:plainMusée Angladon - Collection Jacques Doucet - Visites, monuments, Musées en Provence

アヴィニョンの画家の他、セザンヌやマネ、モディリアーニなどのコレクションを所蔵しています。見ごたえがありそう。

 

ランベール美術館

f:id:tabikichi:20180926125832j:plainCollection Lambert - Visites, monuments, Musées en Provence

現代美術のコレクション。

 

musée Louis Vouland

f:id:tabikichi:20180926130520j:plainMusée Louis Vouland - L'Officiel des Galeries et Musées

17~18世紀の装飾美術のコレクション。キャビネットや椅子などの家具、食器などが主なものみたいです。

 

Musée Lapidaire

f:id:tabikichi:20180926130955j:plainLapidary Museum - Visits, Monuments, Museums in Provence

考古学博物館。ギリシャ・ローマ時代の発掘品や石棺などを展示。

 

城壁内の礼拝堂、教会

f:id:tabikichi:20180926132836j:plainAvignon - 21 quality high-definition images

地図で調べてみると古い教会や礼拝堂がいくつか出てきます。中でもChapelle des Pénitents Noirs(Noirs=黒)とかPénitents Gris(Gris=灰色)、Pénitents Blanc(Blanc=白)というように色の名前がついているところは、信者の活動の際の衣装の色をそのまま取ったものらしくて、由来が面白いです。(このタイプの名前の礼拝堂は、別にアヴィニョンに特有ってわけではないです。)たいてい門の前に、すっぽりとカバーをかぶって改悛する信者の姿が描かれてます。

 

アヴィニョンから行ける、近郊の素敵な場所

プロヴァンス地方は魅力的な観光地がたくさんあります。そのなかでも、アヴィニョンから日帰りで行くのにもちょうど良さそうなところを調べてみました。

ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)

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ローマ時代の水道橋です。水道橋として残っているものでは最大の規模とのこと。世界遺産に登録されています。アヴィニョンからはSNCFアヴィニョン駅の近くにあるGare Routière(バスターミナル)から、A15のバスで40分ほどのようです。

Site du Pont du Gard
liO - Horaires de lignes

 

セナンク修道院(Abbaye de Sénanque )

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ロマネスク様式の修道院がラベンダー畑の中にあります。アヴィニョンの駅からは40キロほど。アヴィニョンの駅からタクシーか、鉄道でリル・シュル・ラ・ソルグの駅まで行ってからタクシーになるみたいです。アクセスが悪そうなので、レンタカーや現地ツアーが効率良さそうです。

Map & Access - Abbaye de Sénanque

 

リル・シュル・ラ・ソルグ(L'isle-sur-la-Sorgue)

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L'isleは島と言う意味。その名の通り、街の周りを運河が取り囲む、素朴で美しいプロヴァンスの街です。でもここが有名なのは、アンティークの街として。街にはたくさんのアンティークショップが並び、毎週末はマルシェやアンティーク市が立ちます。毎年イースターと8月15日に大規模なアンティーク見本市が開かれ、各国からディーラーが買い付に訪れるのだそう。アヴィニョンからはCentre駅からTERで40分。
Visit L'Isle sur la Sorgue - Capital of antique dealers in Provence | Avignon et Provence

 

リュベロンの村々(Luberon )

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プロヴァンス地方に散らばる魅力的な小さな村々。公共交通機関はないので、車か、ツアーを利用すると効率がよさそう。
Office de Tourisme Luberon Cœur de Provence |

 

アルル(Arles)

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ローマ時代の円形闘技場や劇場と、中世のロマネスクの修道院世界遺産に登録されている街です。画家ゴッホが過ごした街ということでも有名。ゴッホが絵に描いたので有名な跳ね橋は、オリジナルはなくなりましたが、復元されて観光名所になっています。アヴィニョンからはCentre駅からTERで20分。
Arles in Provence

 

(続く)