超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【フィレンツェ旅行記】絵画・教会好きの観光ルート2泊3日踏破の感想

2017年2月。初めてのフィレンツェを2日と4時間で堪能する観光ルートを作成。ルートに沿って観光してみた感想。

(旅行計画)

【フィレンツェ】初めてのフィレンツェ。美術館を予約して名画を見よう(2日と4時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【フィレンツェ】絵と教会が好きな初心者のための、2泊3日のフィレンツェの周り方!(2日と4時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

目次

 

 

1日目❶サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

 フィリッピーノ・リッピが描いた礼拝堂だけ明らかにレベルが違った。

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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会とフィリッピーノ・リッピの礼拝堂

壁に直接描いたとは思えない人物の表情、陰影・・・じっくり堪能しました。

 

1日目❷ホテル・ペンディーニ

ホテル予約サイトでは花柄の壁紙の写真ばかり並んでいるけれど、通された部屋は極シンプル。クラシカルで水回りの清潔な良い部屋でした。

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ホテルの入り口と部屋

1日目❸サン・ロレンツォ教会

図書館への入り口というのは普段は公開されていないようで、ミケランジェロ設計の図書館への階段というのも見つけられませんでした。

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サン・ロレンツォ教会

1日目❹ドゥオモ、洗礼堂、ジョットの鐘楼

 当初ルートとは順番が逆になったけど、フィレンツエハイライト、ドゥオモ周辺です。周りにこまこました建物がすごく近くて、十分な面積の広場を取れていないのがもったいない。

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ドゥオモは無料。

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神曲を持つダンテ、クーポラ内部フレスコ画の頂上付近

 

洗礼堂に入るための共通チケットは、ジョットの鐘楼の下のチケットショップで並んで購入。購入した後も列があるから、何だろうと並んでいたら、鐘楼に登る列だった。

今別に階段なんて上りたくないんだけど!と思うも、狭い階段で後ろに押されるかのように鐘楼への登頂がスタート。疲れた・・・ でも景色は良かった。

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ジョットの鐘楼から見たクーポラ、洗礼堂内部

 

わざわざホテルに予約してもらった、Trattoria Sostanza

電話のみしか予約を受け付けていない、フィレンツェの老舗トラットリア。席は基本的に相席だし、ワインはコップだし、ほんとに下町の食堂。

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でも何てことないペンネや何てことないチキンソテーが衝撃的に美味しくて、すごく来てよかった。地元住民ぽいおじいさんのひとり客も多かった。

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ミートソースのペンネアーティチョークのオムレツ

 

2日目❶ウフィツィ美術館

ウフィツィは朝いちばん早い時間に予約してたので、ちょっとの間だけ、それほど人のいない美術館を鑑賞できました。あっという間に人だらけになったけど。

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早朝のアルノ川、人がまだ少ないウフィツィ美術館

 

2日目❷ヴェッキオ宮

映画インフェルノの舞台。それを抜きにしても見ごたえのある宮殿でした。

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500人広間。
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地図の間、アルメニアの隠し扉と誘導されるツアー客

 

2日目❸サンタ・クローチェ教会

内部で何が特別に素晴らしかった、ていう記憶がない。。でも全体的に美しい教会だったのは覚えている。皮革製造学校が珍しくてそっちばかり記憶に残ってます。

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サンタ・クローチェ教会と皮革学校の入り口

 

2日目❹サンタ・マリア・デル・カルミネ教会

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サンタ・マリア・デル・カルミネ教会

マザッチョのフレスコ画がなんかすごいらしいとガイドブックで読んだので、行って見た。この教会では15分間隔で入場制限があって、午後に受付して、入れたのは1時間半後。早めに行ったほうが良かったかも。

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なんかすごいらしいというフレスコ画のすごさは、素人的にはあんまり伝わってこなかったです。美術史とか勉強してたらぐっとくるのかな。でもこの、楽園を追放されるアダムとイブの嘆きっぷりは、その前の堂々とした2人の表情とのギャップが良いと思いました。

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アダムとイブ、ビフォーアフター

 

2日目❺パラティーナ美術館(ピッティ宮)

2日目の最後。この頃になると疲れもピークです。

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ピッティ宮とパラティーナ美術館内部の様子

左がラファエロ。右はラファエロと見せかけてティツィアーノによる模倣作品。これとおんなじの、今朝ウフィツィ美術館で見た!

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ラファエロティツィアーノによるラファエロのコピー「法王ユリウス二世」

 

3日目❶メディチ家礼拝堂

なんか思いっきり工事してました。中には入れましたが。養生のビニールシートががばっとかけられてました。しかし、それ以外はさすがの贅沢さ。

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礼拝堂の天井と、ミケランジェロの彫刻

 

3日目❷❸サンマルコ美術館、アカデミア美術館→休館日

なんと、休館日!この二つの美術館は第1、第3日曜日がお休みだったのです。(2017年2月時点。)慌てて計画を立てるとこんなことになるので、気をつけましょうね。。。

 

代わりその1:ダヴァンツァーティ宮

メディチ家みたいな超貴族ではないけれど、フィレンツェの中世の商人貴族のお屋敷。当時の調度品などを展示。結構面白かった。

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ダヴァンツァーティ宮

 

代わりその2:GUCCI MUSEO(2017年11月時点、改装?クローズド?)

グッチ美術館。これはとっても面白かったです。古いグッチのよさげな皮製品や、過去のドレスなどが展示されてます。ミュージアムショップも良かった。しかし・・・2017年11月に行ったときにはクローズドしてました。公式HPには新しく「GUCCI GARDEN」なるものがオープンすると告知が出てますが、レストランがあったり、これまでの美術館とは少し違うものがオープンする雰囲気。

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オールド・グッチをたくさん見れる

 

3日目❹サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で買い物三昧

来ましたー。乙女心をくすぐるすごく素敵なお店。お店自体が素敵です。奥のカフェでいただくハーブティーが、なんかすごく体にいいものを飲んでいる気分になれます。 

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うっとりする店内

 

フィレンツェの感想!何かの圧力が大きい 

見れない美術館もあったけど、「絵を見る」という点においては十分にてんこ盛りで大満足。

しかし、「観光圧力」みたいなものを感じてしまって、なんか窮屈でした。人多いし。感動したでしょ?するでしょ?すごいでしょ?と終始言われてるみたいな。

街並みもあまりきれいではない(すいません。個人の感想です)、建物の背が高く道が狭い。ドゥオモの周りにも広場がなくてせまい。。。

特にあちこちでたたき売りされている皮バッグの屋台。あれを見るとベトナムとかの東南アジアの街並みを思い出してしまう。

「街全体が美術館」という表現はローマには当てはまると思うけど、この街には当てはまらないのでは?以上が初見の、観光客の勝手な感想です。

(じゃあ来るな!ってすごい言われそう~)

この感想、好みの問題でもあるけど、自分の無学さというのも理由のひとつかなと思います。自分が余裕を持って、この街全体を美しいと思えるには、歴史の知識や芸術史・美術史を学んで何度か訪問を繰り返さないと無理かなあ。

 

美しいフィレンツェとトスカーナの小さな街へ (旅のヒントBOOK)

フィレンツェ旅行計画≫

  1. 初めてのフィレンツェ。美術館を予約して名画を見よう 
  2. 絵と教会が好きな初心者のための、2泊3日のフィレンツェの回り方!

フィレンツェ旅行記

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