By Rotadefterim - Own work, CC BY-SA 4.0, Link
2025年8月。トルコ東部の黒海沿岸にあるトラブゾン郊外にあるスメラ修道院と、同じく東部アナトリア地方のアルメニアとの国境沿いにあるアニ遺跡を見たくて、トルコに行くことにしました。
目次
トルコには何度も行っているけれど
ビザンティン教会やアルメニア教会を見るのが大好きな筆者です。これまでもトルコには何度か訪れており、大好物の教会建築や教会建築や教会建築・・・を見ては感動して、大満足してきたところ。
これまでの訪問地は以下のとおりです。イスタンブール、イズニク、ワン(アクダマル島)。
トルコ-イスタンブール カテゴリーの記事一覧 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
トルコ-ワンとイスタンブール カテゴリーの記事一覧 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
トルコ-イズニク カテゴリーの記事一覧 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
イズニクはこの前ローマ教皇レオ14世も、ニカイア公会議1700年記念ということで、訪問してましたよね。コンスタンティノープル全地総主教のバルトロメオ1世と並んで、ニカイア公会議が行われた聖堂の遺跡の前で、祈りを捧げておりました。
さて、そんなトルコですが、まだ行ってないけど行きたい場所がたくさんあって、自分の中にリストアップされているのですが、そのうちの2つが今回行くことにしたスメラ修道院とアニ遺跡です。
スメラ修道院(Sumela Monastery)
スメラ修道院はトルコ東部の黒海沿岸の都市、トラブゾンから南に行ったところにある山の中にあります。西暦300年代頃からあったようですが、今のような形になったのは13世紀とのこと。ここは当時ビザンティン帝国領ということで、ギリシャ正教の修道院でした。1920年代ごろまでは修道院として実際に活動していたようですが、その後は打ち捨てられ廃墟となっていたところ。

写真を見てわかるとおり、崖沿いにへばりつくように建っている修道院です。個人的に大好き、崖と一体化してる修道院。です。これをずっと見に行きたかったんですが、2016年頃から長期間修復が行われており観光客は入れず、2021年頃に修復が終わったらしい・・・とTripAdvisorなどで確認してはいたのですが、時はコロナ真っ最中。その後なんやかや行く機会がなくて、今回ようやっと行くことができました。
トラブゾン(Trabzon)
スメラ修道院へ行くのに足がかりとなるのがトラブゾン。この都市は、13世紀から15世紀にかけて存在したビザンティン帝国の3つの後継国家の一つ、トレビゾンド帝国の首都として繁栄したところです。オスマン帝国に滅ぼされるまでビザンティン帝国の亡命国家として生き延びていた歴史ある都市なのです。

ということで、街なかにはビザンティン時代の城壁やビザンティン様式の教会建築が至るところに残っています。(教会のほとんどはモスクとして現役で活用されています。)つまり、まぎれもないビザンティン都市なのです。ビザンツ帝国史が好きな方や、自分みたいなビザンティン教会建築好きにはマストビジットなところでもあります。
アニ遺跡(Ani)
トルコ東部のほぼアルメニアとの国境沿いにある、かつてのアルメニア王朝の遺跡です。10世紀~11世紀頃までバグラトゥニ朝アルメニア王国の首都だったということで、多くのアルメニア教会が建てられ、その後セルジューク朝、グルジア王国(ジョージア)などの一部となりつつ、現在はそれらの時代の多くの建造物が廃墟に。

現在はユネスコ世界遺産に登録されており、入場料を払って自由に見学できる遺跡となっています。アルメニアやジョージアの特徴的な教会建築の廃墟が残り、これらの教会建築をたっぷり堪能できます。
遺跡内は起伏があり、けっこう歩くことになります。各種観光ガイドや旅行ブログなどによると、ゆっくり観光して2時間ほど。ただし主要な建物だけを見るなら、整備されている道を通る有料の電動カートも利用できます。
カルス(Kars)
アニ遺跡に行くのに拠点となる街が、トルコ東部のカルス。

こちらはビザンティン帝国の歴史がある街ではありませんが、やはりアニ遺跡と同じく、アルメニア、オスマン帝国、帝政ロシア、と統治国が何度も変遷した街。アルメニア様式の教会や帝政ロシア時代の建造物などの建物が残っているのが魅力的な街です。ちなみに名物はハチミツとチーズ、とのことです。

街なかではチーズ屋が何軒も並んでました。
行き方と観光ルートは次の記事で。
(続く)