テッサロニキの世界遺産「初期キリスト教とビザンティン様式の教会建築群」の全ての教会の訪問記録、1日目です。この日はアギオス・ディミトリオス教会、パナギア・ハルケオン教会、アヒロピイトス聖堂、アギア・ソフィア聖堂、聖パンデレイモン教会、Saviour教会に突撃。
(旅行計画)
【テッサロニキ】ビザンティン様式の教会建築なら、ギリシャのテッサロニキに見に行こう(丸2日と1時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
【テッサロニキ】初期キリスト教・ビザンティン建築観光ルート(丸2日と1時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
目次
- テッサロニキ空港から市内まで
- アギオス・ディミトリオス教会
- パナギア・ハルケオン教会
- アヒロピイトス聖堂
- アギア・ソフィア聖堂
- ビザンティン文化博物館
- ガレリウスの凱旋門
- ロトンダ
- 聖パンデレイモン教会
- Saviour教会
- アギア・ソフィア聖堂(2回目)
- アヒロピイトス聖堂(2回目)
- パナギア・ハルケオン教会(2回目)
- 2日目以降に見るところ
テッサロニキ空港から市内まで
テッサロニキの空港から市内までは78番のバスが便利です。街の中心部、アリストテレス広場で降りれば観光にも便利です。
バスの電光掲示板はギリシャ語と英語で表示してくれます。アナウンスもギリシャ語と英語あり。
アリストテレス広場はリゾートっぽい雰囲気。この日の気温39度です!
外にいるだけで体力の奪われる気温。何もしたくなくなる感じがリゾート向きかも。
アパートメントホテルをご紹介。雑然とした通りにありますが、中はきれい。
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観光マップや、近所のおすすめレストラン、バーのリストなんかももらえました。親切です。
アギオス・ディミトリオス教会
さっそく観光開始。このとき15時半です。ホテルから徒歩5分くらいの場所にある、アギオス・ディミトリオス教会。ここはガイドブックにも載っている超有名教会なので、閉まっている心配はありません。
内部は現役で使われている正教会、という感じ。5世紀に建てられたものですが、20世紀始めに火事で全焼したため、現在の建物はほとんど再建されたもので、全体的にはすごくきれいです。
ただ、中には6世紀ごろの柱やモザイクが残っています。イコノスタシスの両側にある柱のモザイクが、6世紀のものと思われるモザイクだそうです。
ナルテックスを仕切る柱が、これも古そうなのを発見。
こういうのは再建時に古い建材を使ったのでしょう。
クリプタを見たかったのですが、閉まってました。
パナギア・ハルケオン教会
さて・・・閉まってます。このとき土曜の16時。
でも、これ。こういうの!こういうのが見たくてテッサロニキまで来ましたよ。これは11世紀のもので、自分の思うザ・ビザンティン建築という感じ。
やっぱ5~6世紀のバシリカ式の教会よりも、11~13世紀あたりのビザンティン建築の形状にときめきを感じてしまいます。
アヒロピイトス聖堂
気を取り直して、エグナティア通り沿いを歩き、アヒロピイトス聖堂へ来ました。
・・・閉まってます!同じく観光に来たっぽい西洋人の御夫婦も途方に暮れていました。
アギア・ソフィア聖堂
エグナティア通りを渡って、アギア・ソフィア聖堂へ。
・・・閉まってます!この写真は閉まっている鉄柵の隙間からカメラを入れて撮ったものです。ちなみにこのような看板を発見。
ありがたいことに英語で書いてある。夏は18時から開くらしい。もしかしたらこの近辺の教会は全部そういう営業時間帯なのかも?ちなみにこのとき16時15分です。
こうしている間も外は37、8度くらいあって、じわじわと体力が消耗していく。教会が開くまで、涼しいところにいこう!と決めて、タクシーに乗ってビザンティン博物館へ。
ビザンティン文化博物館
タクシーって便利。
テッサロニキのタクシーはすごく安かったです。旅行中なんども乗りましたが、どの区間でも、初乗り2ユーロ?くらいで、チップ込で5ユーロぐらい。街中から空港まででも16ユーロくらいでした。
ビザンティン文化博物館、ホワイトタワー、考古学博物館、ローマンアゴラの共通券(3日間有効)があります。
ローマンアゴラっていうのはホテルの近くにあるのですが、これ。
あまりの日陰のなさに、人間は誰もいません。たまにカラスがいるだけ。
ビザンティン文化、まずはモザイクの断片。
これは4世紀のお墓だそうです。
そしてやっぱり、イコンの部屋は面白い。
5世紀の家の床面だったという、モザイクタイルの展示。
ガレリウスの凱旋門
博物館を出た後、凱旋門を発見。
エグナティア通りの脇の広場にありますが、もともとはこの門を通るところにエグナティア通りがあったそうです。
ロトンダ
凱旋門の奥にロトンダが見えるので、行ってみました。
今日はもう閉まってました。
聖パンデレイモン教会
そのすぐ近くにある、ビザンティン様式の美しい聖パンデレイモン教会。
・・・閉まってました。この教会は、横から見た姿が美しいです。塀に落書きされてるけど。背景に思いっきりマンションが入り込むけど。
Saviour教会
聖パンデレイモン教会の道路向かいにある、小さな教会。
・・・閉まってます。でも、なんか、レゴの一番小さいブロックを最小数使って組み立てた、みたいな小ささがかわいい。
このちっさな教会を避けてまわりにマンションが建てられてるのも、キリスト教国っぽい。
アギア・ソフィア聖堂(2回目)
時間通り、開いています。このとき18時過ぎ。
ただ・・・結婚式をやっている。ので、時間も明らかになったことだし、明日また来よう。
アヒロピイトス聖堂(2回目)
開いてます。わーい。
中はかなり大きなバシリカ型。5世紀の建物だそうです。
身廊を仕切る柱のアーチの内側に、モザイクが残っています
このモザイク模様が、動物や植物モチーフで面白かったです。
植物シリーズも。
床には古いモザイクタイルが保護されてました。円の放射状のモザイクタイルの上に床が重ねられていて、そこにもひし形模様のモザイク。
教会の形はバシリカ型で面白味はありませんでしたが、キリストや聖人をモチーフとしない動植物のモザイク模様がなかなか見ごたえのある教会でした。
アヒロピイトス聖堂の正面?はこんな感じ。一応こっち側にも出入り口はあります。
パナギア・ハルケオン教会(2回目)
この日2回目のパナギア・ハルケオンはやっぱり閉まってたので写真はありません。
2日目以降に見るところ
アギオス・ディミトリオス教会とアヒロピイトス聖堂、ガレリウスの凱旋門以外の全部の教会。
(続く)
≪テッサロニキ旅行計画≫