アイスランド旅行記その2です。ゴールデンサークルの次は、アークレイリまで飛行機で移動して、そこからダイヤモンドサークルツアーに参加します。
(ゴールデンサークルの旅行記はこちら)
目次
レイキャビク空港
アークレイリまでは、レイキャビク市内のレイキャビク空港から50分です。国内線だからか、手荷物検査もなく、乗客も搭乗時間の15分前くらいに空港に集まってくるという、ゆるい感じの空港でした。
アークレイリ空港発ダイヤモンドサークルツアー
空港でピックアップしてくれるという便利なツアー。予約していたのはNonni Travelという会社の Diamond Circle - Dettifoss and Myvatn です。
バスが待っていると思っていたら、ワゴン車?ワンボックスカーでした。
運転手兼ガイドのお姉さんと乗客全部で6人という、少人数でツアー出発です。
アークレイリはアイスランドで最大のフィヨルドなのだそうです。
普通の港のように見えますが、フィヨルドです。
てっぺんを平にならしたかのような、アークレイリのフィヨルド。
どうしてこんなに平べったくなるのかガイドさんに聞いたのですが、「火山の力」によるもの、ということまでは分かったのですが、なぜ具体的にそうなるのかまでは分からなかった。
ゴゥザフォスの滝(Goðafoss waterfall)
ゴゥザフォスの滝です。近くの駐車場で降ろしてもらい、集合は大きな道路沿いのガソリンスタンド。
前日のゴールデンサークルで見たグトルフォスの滝に比べると規模は小さいけれど、ここは近くまで行けるのがわくわくします。
足元を流れている水が滝になる。
足元があやうい。
けっこうな段差があります。
こういう川が
こうやって落ちる。
迫力あります。
時間になったので名残惜しく退散です。遠くからも撮る。
ミーヴァトン湖の偽クレーター(Pseudocraters of Skútustaðir)
次の観光地はミーヴァトン湖。車内で注意があり、「ユスリカがすごいので口元をガードした方がよい」「刺さないので安全」「室内に入ればすぐ死ぬので気にすることはない」ということでした。
湖に浮かぶクレーター様の盛り上がりは、噴火でできたものではないため、「偽クレーター」というらしいです。
それよりも、文字通りユスリカの大群の中をかき分けて進むような、そんな感じなので偽クレーターもあんまりじっくり見てられません。途中、養蜂場の人がかぶるネットをすっぽりかぶった観光客とすれ違いました。すごい、用意が良い。
ユスリカの多さを写真に撮ってみました。
もやっぽく見えるのはユスリカの蚊柱です。わかりますでしょうか。
ミーヴァトン湖の奇岩(Höfði )
しばらく車を走らせたところで、不思議な景色があって、皆で写真を撮っていたら、ガイドさんが5分なら止まってあげられる。というので、車を降りて撮影。
草の塊が天然の庭の飛び石のような・・・いや、天然のマリオのステージのような。
もっと奥にいくと奇岩が生えているところも見られるスポットのようでした。
ディムボルギル(Dimmuborgir)
火山活動で流れた溶岩が固まったという、これまた奇岩スポットです。
ここに妖精だか小人だかが住んでいるという伝説を子供たちに話して聞かせるそうです。確かにそれっぽい雰囲気です。
クリスマスには子供をここに集めて、妖精だか小人の恰好をした大人たちが岩陰から出てきて一緒に遊ぶ、という催しをやったりするそうです。すごい、幻想的。
ここにも大陸のプレートの境目があると教えてもらいました。コンクリートで橋をかけるように整備されていますが、岩の裂け目がむき出しになっています。
遠くに見える不思議な山。採石場の土砂のようです。
よく見ると頂上に観光客がいるのが見えます。あそこも行けるところなんだ!しかし私たちのツアーではこの山には登りません。
昼食
少し車を走らせたところのスーパーマーケット、カフェなどがある場所で昼食時間です。スーパーでサンドイッチやホットドックを売っていたので、ミーヴァトン湖を眺めながら食べました。
ナゥマスカルズの地熱地帯(Hverir solfatara field at Námaskarð)
ほんの少し走ったら、ガラッと風景がかわります。茶色い。
地面の色が鉱物の色。
激しくぼこぼこしている近くにいくと、硫黄臭がきつくなります。
積み上がった石から蒸気が漏れる。
かなり広い場所でした。無計画に奥に行き過ぎると、集合時間に間に合わなくなります。
デティフォスの滝(Dettifoss waterfall)
次はデティフォスの滝。滝に行くには少し歩きます、という案内があって、降りた駐車場。
周囲の石がこんなふうに規則正しく積みあがっていて、ガイドさんいわく、同じような景色がアイルランドのジャイアンツコーズウェイで見られます、ということでした。
進行方向右の遠くに、なんかよさげな滝が見えました。デティフォスの滝より少し上流にある、セルフォス(selfoss)の滝だそうです。ここから徒歩で40分くらいかかるけど、集合時間に戻ってこられるなら見に行くのもおすすめですよ、とのこと。
とりあえずデティフォスの滝へ向かいます。見えた。すごい大きい。
虹が出てます。
近くに行ってみました。一瞬も途切れることなく落ちていく大量の水は、それだけで引き込まれます。滝が観光名所になるのも納得。
水しぶきで濡れる岩。
向こう岸にも観光客。
滝と河原の境目を激写。けっこうギリギリなところまで人がいます。
この滝は今まで見てきたアイスランドの滝の中でも一番よかったです。
セルフォスの滝も見たかったけど、時間がないので、カメラのズーム機能で観察。こっちはこっちでかなり風流な滝。
大満足の観光スポットでした。
フリョウザクレッター(Hljoðaklettar )
次の観光地も、駐車場と観光スポットが離れているというので、こういう場所に車を停めて歩きます。
見えてきた、何か断面図のような岩。
岩が繊維質の何かのようです。
拡大。不思議だなあ。
他の岩も全部こんな感じ。
このあたりがフリョウザクレッターと言われているところで、Echocliffsとも言われているそうです。
どうしてエコークリフなのかというと、こういう岩に向かって立っていると、後ろを流れる川の音が、正面の岩から聞こえてくるからです。やってみたら、たしかにそんな風に聞こえなくもない・・・?
五角柱の形状の岩。不思議。
触るとちゃんとただの岩なんですけどね。
アゥスビルギ渓谷(Ásbyrgi Canyon)
車を走らせて、次の観光地へ。
前方に見える崖に向かって林の中を下っていきます。
なお、アイスランドでこれだけの背丈のある木が生えているのはここだけなのだそうです。他の場所は風が強くて、木々が育たないのだとか。この場所は前方にある崖が風を遮るために成長できるのだそうです。
ものすごく美しい場所に着きました。
馬蹄型の崖は、大昔の滝の跡なのだそうです。
池と苔の感じがどこか日本庭園っぽいです。
鴨もいます。
崖で囲まれた感じ、緑の苔むした感じが本当に美しい、癒しスポットでした。
帰りの車の中から見えた絶壁はEyjan cliffと言うそうです。
この岩の後ろは何キロも続くなだらかな坂になってました。トレッキングスポットだそうです。
パフィン
海沿いを運転中に、パフィンが巣作りするという崖の近くで止まってくれました。
いた!いました。パフィンと、もう一匹。パフィン見れたの、けっこう嬉しい。
フーサヴィーク(Húsavík)でトイレ休憩
海沿いを走っているときに見えた、平べったい島。
パフィンアイランドというらしいです。
フーサヴィークの街で、トイレ&コーヒー休憩など、しばし自由時間。
アークレイリに戻る
朝に見た、てっぺんを切り取られたような山が見えてきました。
正直、ゴールデンサークルよりもだいぶ面白いツアーでした。もっと見たい、あそこも行ってみたい、けど時間が・・・と思う場所ばっかりだったので、車にテント積んで旅行できる人たちがうらやましいです。
ともかく大満足のダイヤモンドサークルでした。楽しかったです!
ダイヤモンドサークルの地図
今回のツアーで行った場所を後から探してみたら、こんな感じでした。
(続く)
- レイキャビクからバスで行く、ゴールデンサークル
- アークレイリ空港から行くダイヤモンドサークル。ここは凄かった ⇐今ココ
- レイキャビク・アークレイリで食べたものと、アゥルバイル野外博物館
- オスロ観光1日目は、バイキング博物館→ノルウェー民俗博物館→ヴィ―ゲラン公園、そしてラーメン
- オスロ観光2日目。ムンク美術館→国立美術館→アーケシュフース城
- オスロからベルゲン経由で、ソグネフィヨルドへGO
- バスで行ってベルゲンに帰る、Borgund Stave Church日帰り観光
- ベルゲン観光